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無料サイトを利用したTOEFL学習に関して

今回は「60を80にするには その4」として、多くの方が陥りやすいTOEFL学習における問題について書きます。
現在の60から80獲得を目指す「目標80クリア」さんは

 

20クリアを目指してかれこれ2年近く勉強していますが(仕事をしながらですが)、問題を解いたり、INTERNETを利用してニュースや文献を読んだり聞いたりの勉強方法に行き詰っています。

 

と書かれていますが、私は、

 

TOEFL対策としてインターネットサイト(オンラインニュースを読む、Youtubeなどで音声を聞く等)を「中心に」学習することはお勧めしません!

 

インターネットのサイトでの学習の問題点としては、
内容がTOEFLの問題とあまり重ならない
(例えば時事的なニュースとか)
学習におけるサポートがない
(理解を確認するための設問、単語リストなど)
などが挙げられますが、私が何よりも問題であると考えるのは、

 

インターネットサイトを利用しての学習にはゴールが無い

 

ことです。

 

コースを受講したり、TOEFL教材で学習する場合、現在どの程度まで進み、引き続きまだどのくらい学習を続けなければならないのか一目瞭然です。
例えば、12回クラスのコースの4回目の授業に出席している場合、残り8回のクラスのために頑張って努力する必要がある、200ページのテキストで40ページまで進んでいる場合、残りの160ページを終えなければならないのは明らかです。
しかしインターネットの無料サイトで学習する場合、目安としてあとどのくらいその学習を行うべきであるかが明確ではありません。
そして、だいたいどうなるかと言うと、最初は面白いと思っても、4、5回くらい同様の学習をしたら、なんとなくやめてしまうのが関の山。
そんな経験、誰でもありますよね。

 

学習において一番大切なこと、それはゴールです。
ゴールがあるから頑張れる。

 

マラソンも同じです。
ゴールまであと何キロあると分かるからこそ、完走できます。
ゴールは何キロ先か分からないけど、とりあえず走り続けようと言われても頑張れません!
コースを受講したり、TOEFL教材を進めたりする場合、ゴールは決められている(クラスに最後まで出席する、毎回の宿題に取り組む、1冊全部を終えるなど)ので、その目に見えるゴールを達成しようと努力する気になります。
またそのような取り組みにおいて、もし途中で挫折した場合、どこまで消化し、何が足りないのかは明白です。

 

もちろんインターネットサイトでの学習でも、例えば2カ月、ニュースサイトを毎日読み続けると自分でゴールを設定することもできますが、その場合、自分で決めた範囲なので、簡単に変更する、つまり止めることが可能です。
インターネットサイトはもともとTOEFL学習用に体系的に構成されているわけではないので、学習の効率が良くありません。
インターネットは非常に便利です。
しかしその活用の仕方を誤ると遠回りの道を歩むことになります。

 

インターネットには多くの無料サービスがあふれています。
そしてTOEFLに関して言えば、多くの方がネット上の無料サービスを活かした様々な学習法を勧めています。
しかし私から見てそのほとんどは、上記の理由から

 

結果的に効果・効率の悪い学習をもたらす

 

と思っています。

 

ネットで情報を発信する人の多くは「こんなサイトが学習に便利」「Youtubeを活用しよう」とか無料のものを勧めます。
勧めた人がお金を取るわけではありませんし、勧められた人がお金を支払う訳ではありません。
一見誰も損していないように見えます。
しかし何よりも大切なものを失う可能性があります。

 

それは「時間」です。

 

効率の悪い学習を行っていると多くの時間を失うことになります。

 

私はその損失は決して小さくはないと考えます。
「目標80クリア」さんは2年間前にTOEFL対策を開始し、2年たった現在も80獲得を目指していらっしゃいます。
これまでと同様の学習、これまでの延長線上での学習を続けても、うまくいくとは思えません。
2年経っても目覚ましい成果を出していないのですから。
「問題集の問題も解いている!」と思うかもしれませんが、問題集として挙げられたのはLongman1冊で、そのすべてに取り組んだとしても、遅くても半年くらいで進めなければならないくらいの量です。
1年以上に渡って進めると、1年前に学んだことはとっくに忘れてしまっているはずです。

 

まとめます。

 

インターネットサイトを活用しての学習は、漠然と英語力を上げたい時、または気分転換的な学習としては良いと思いますが、
TOEFLのような、いつまでに何点が取りたいという期限を伴う目標がある場合には、一般的にはお勧めしません。
コースや教材など、ゴールが明確なものに取り組んだ方が効果的・効率的に実力の向上が図れます。
コースや教材に、ある期間内、集中して取り組みましょう。

 

以上、「目標80クリア」さんにとって参考になればと願います。

コメント

  1. 追加で失礼 より:

    こちらの投稿で追加の質問させてください。

    例えば、Listening対策として既に一回Deltaの教材を終えたら違う問題集(Longmanなど)に移行し、どんどんと問題を解き、音読&繰り返し聴くことをしたたほうがいいのか、また、Deltaをほとんどすべての文章を暗記するくらいまで音読&聞き返したほうがいいのかどちらでしょうか?

    前提として、Deltaの1回目は問題演習→スクリプト確認(文章構造理解)→音読&繰り返し聞き返す、ということをしっかりとした学習です。

  2. Katsurayama より:

    追加で失礼さん

    回答の前に、「追加で失礼」さんのここ3回の試験のスコア(セクションごとのスコアも)を教えていただけますか。
    よろしくお願いします。

    Katsurayama

  3. 追加で失礼 より:

    お忙しい中、申し訳ありません。

    R:21、L:13、S:15、W:20 =69
    R:23、L:11、S:18、W:22 =74
    R:20、L:15、S:18、W:22 =75

    よろしくお願いします。

  4. Katsurayama より:

    追加で失礼さん

    スコアのご報告、ありがとうございます。
    ブログの投稿は、明日にWriting Integrartedに関して書く予定です、その後回答させていただきます。
    もう少しおまちください。

    Katsurayama

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