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Rescore [SpeakingとWritingのスコアに納得いかない場合] その2

昨日のRescore(リスコア)の話の続きです。

iBT TOEFLではSpeakingWritingセクションのスコアを有料で採点し直してもらうことができるとお伝えしました。

では、どのようなときにRescoringを求めるべきなのか?


もちろんSpeakingWritingのスコアに納得がいかない場合、やってみる価値はあるでしょう。しかしRescoreを行う場合、スコアが下がる可能性がありますので、そのリスクを覚悟で行わなければなりません。


ここにAさんというiBTトフル受験者がいたとして、Aさんの今回の本試験のスコアが


99 [R 26, L 26, S 23, W 24]


だったとしましょう。


Aさんが海外の大学院の出願のためにどうしても100が必要で、99だと価値がないということなら、Rescoreを行うべきでしょう。しかし通常100を求めている学校・学部において、99でも合格ということはよくあることなので、99という高スコアが低くなるリスクは避けたいかもしれません。


Aさんが、もしそれ以前の受験の際にすでに一度99を取っているならば、リスコアによって今回の99点が下がったとしても、以前に取った99点が使えますので、当然スコアが下がって困るリスクはありません。


SWのスコアそれぞれに注目しましょう。

S23ということは、6つのタスクの平均が3になります。


iBT TOEFL Writing & Speakingセクションスコア換算表 PDF


今回の23点の内訳は6つのタスクすべてが3点での平均3で、Aさんは以前の試験において、6つのタスクどこでも4を取ったことがないとします。今回のSpeakingのパフォーマンスが以前と比べて特に良かったと感じられないならば、Rescoreを行って、6つのタスクのどこかで4が取れ、スコアが上がる可能性は低いと言えるでしょう。またもし23がこれまでのベストスコアとするならば、リスコアをおこなった場合、スコアは同じままか、またはスコアが下がるかもしれません。


それに対してWriting24点は、2つのタスクに対するそれぞれ2人の採点官のスコアが4, 4, 4, 3であったことを意味します。

この場合IntegratedIndependentどちらかのセクションで2人の採点官がスコアをそれぞれ34と異なるスコアを付けているため、リスコアによって、44になる可能性が高いと言えます。

Writing4平均になれば、Writingスコアは25になり、トータルが100になります。

しかし、2人の採点官がそれぞれ3を付けた場合、Writingスコアは22点、トータルで97点と2点分下がることになります。

 

SpeakingWritingの換算表を見ると、採点官がつけるスコアが1点上下した場合、トータルのスコアが1点上下するときと、2点上下するときがあるのが分かります。


Rescoringをした場合、トータルのスコアが何点上がると期待できるのか、または何点下がる可能性があるのかを計算して、最終的にRescoreするかしないかの判断をしましょう。

コメント

  1. さくら より:

    こんにちは。いつも拝見しています。
    かなり古めのブログのようですが今も活動なされているでしょうか?
    writingの採点について疑問が残ったのでお聞きしたいです。
    ①integrated:1.0-2.0, independent:1.0-2.0
     total 15
    ②integrated:1.0-2.0, independent:2.5-3.5
     total 12
    ②では①に比べてindependentのスコアがあがったのになぜtotalの点数はさがってしまったのでしょうか?
    ②のテストではintegratedは157wordくらい、independentは200wordくらいだったのでindependetの方が高スコアでびっくりしました。
    よろしければ先生のお考えを教えていただきたいです。

  2. Katsurayama より:

    さくらさん

    こちらのご質問に対しては近々ブログ記事の中で回答します。

    ただ、いただいたご質問文面の中の「かなり古めのブログのようですが今も活動なされているでしょうか?」という一文は、掲載に際に削除させていただきます。
    その前には「いつも拝見しています」とおっしゃっているのに、そのように尋ねられるのは理解できなかったので。

    以上、よろしくお願いいたします。

    Katsurayama

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