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TOEFL Writing:このエッセイ、評価点何点? その2

2021.08.30

前回のブログ記事

 

» TOEFL Writing:このエッセイ、評価点何点? その1

では皆さんにIndependent Writingのエッセイ1本を読んで評価点を判断していただきました。Twitterの投票結果は以下の通り。

 

 

投票数合計:30
評価点5:1人
評価点4:13人
評価点3:16人

 

と評価点3と4以上(4か5)はほぼ同数になりました。
選択肢に評価点2があれば2にした方がいらっしゃったかもですが、Twitterの投票ではもうひとつ項目を増やせなかったので3択(5か4か3)にしました。

 

今回のこのようなことを行ったのは、最近 Listeningコースをお申込みいただいた方から、Writingに関して以下の内容の相談をいただいたから。

 

「Writingはこれまで、指定された語数以上、単語も難しいものを使って書けたがずっと20点のままで上がっていない」

 

「語数を多く書けばWritingスコアが上がる」
「難しい表現を使えばWritingスコアが上がる」

 

この2つは必ずしも正しいとは言えません。Independent Writingにおいて

 

「多くの語数を書いて、難しい表現を使えば、それだけでスコアが上がる」

 

という間違った考えを持ち、

 

とにかく語数を増やそう、難しい表現を使おうとしてもIndependent Writingの評価は上がらないことが多い

 

ことをTOEFL受験者の皆さんに知っていただくにはどうしたらよいかと考え、あるエッセイの評価とその理由を説明することにしました。
Integrated Writingに対する評価はIndependentと大きく異なる部分があるのでここでは触れません)

 

ということでこの流れだと、もう分かりますかね。
皆さんに評価していただいたエッセイの語数は550語くらいとかなり多いものでしたが、本試験TOEFL Writing採点官の評価は3です。
そうです、547語も書いて3です。

 

TOEFL Writingの採点官の人は、弊社スタッフでもあるのですが、ETSから採点官として高い評価を受けており信頼を寄せています。
(ちなみに弊社の他のIndependent Writing添削ネイティブスタッフの評価も私の評価も3です)
なぜ本試験の採点官がトフレのスタッフにいるのかと思われるかもしれませんが、その昔、アメリカ人スタッフにTOEFL Writingの採点官の仕事に応募してもらったから。採用合格後、研修内容から採点官の仕事の詳細まですべて報告を受けています。
(そのような事情なのでこのスタッフに関する情報は弊社サイトに掲載していません)

 

またこのWriting採点官に「他の採点官だったら4をつける可能性はないか?」と尋ねたところ、以下の回答をもらっています。

 

I do not believe it has a chance of earning a 4. While the length is there, too many issues with language and reasoning inhibit this essay from rising out of the 3 range.

 

では「なぜ評価点3になるのか」「4にはならないのか」の説明に移りますが、詳しい解説は次回の「その3」(明日掲載予定)とさせていただきます。
というのも、かなり前にトフレ(当時はWebTOEFL)のコースを受講いただいたMさんから評価点の予測(3点)とその詳しい理由をお知らせいただいたので、今回は皆さんにそちらを読んでいただきます。
次回の「その3」で、以下のMさんの分析に対する採点官の考えや私の見方を伝えることで皆さんにIndependent Writingの評価を学んでいただきます。

 

Mさん、詳細な分析をメールでお知らせいただき、ありがとうございます。
非常に面白い分析なので、こちらに回答しながら説明する形を取らせていただきます。
皆さん、Mさんの分析をご自身の分析と比較し、自分なりに同意するところ、同意しないところを考えてください。
評価点3と判断した方でも見方がズレていたかもしれません。

 

———————————————————————————————————————–

 

<評点:3点>:以下理由。

 

<英語面(文法その他)>
-特段の読みにくさや文法的な大きなミスは感じませんでした。
-但し、First …, Consequently …, On the other hand, …, As a result, …と、ガチガチに固め過ぎですね。
-且つ、全部表現が同じなのは、『くどく』、ここは確実に減点対象かと。
-英語的に私が気になったのは、これくらいです。
-これだけなら、4点あげても良いのかなと思っています。

 

<内容面(特に質問に対する論理的整合性)>
-私は本Essayの最大の問題はここにあると思っています。
-なので、個人的には本Essayは1点と付けたい所でした。
-ただ、先生が3点~と書いていたので、最低でも3点なのでしょう。
-そう考えると以下の私の指摘は的外れな可能性があります。

 

-まず設問は、大都市(都会)に住む人vs小さい都市(地方・田舎)に住む人、どちらが満足度の高い人生を送れると思うか?と理解しています。
-なのに、本Essayは主語がいきなり『Students』に変わっています。
-しかも英語の学力(評点)アップが大都市の方がし易いからと言っています。
-そしてその理由を、3つの視点で、大都市VS小都市で書いています。
-いきなり、『Students should live in a large city because …』は流石に与えられた設問への回答としては、論理飛躍があるように感じます。
-また、First, Second, Thirdで書かれていることも一般論と言うよりは、日本の特有の事情に基づいて書かれているように感じます。
-なので、最初に『In Japan, …』みたいな書き出しだとより良いのかなと。
-それで、それぞれのパラグラフの最後は、『英語の学力が上がれば、生活の満足度も上がる。』と書かれています。ちょっと論理飛躍が強すぎるかなと思っています。
-各Bodyで書かれた内容をいちいち詰めはしませんが、例えばFirstで書かれている内容は、『小都市は大都市に比べ、通学に時間を取られるのでその分勉強できる時間が減る』と書いてあるかと思いますが、通学時間中にも普通勉強するよな?みたいな。まあ採点官には分からないのかもしれませんが…

 

上記から、私には、本Essayは要約すると、『学生は、小都市よりも大都市に住んだ方が、英語の学力が向上し、その結果、人生が豊かになるので、大都市に住むべきである。』と読めます。
この要約文自体がそもそも???ですし、冒頭の設問に対する回答としてもちょっと飛躍があるように感じます。

ただ実は、論理の飛躍はTOEFLのWritingにおいて、そこまで問われない、と言う解釈の下に、ここの減点幅を-1点分として、総合3点としています。

 

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