トフレのAcademic Discussionコースが目指すもの
明日7/21(木)に新形式のTOEFLのWriting問題であるAcademic Discussion対策のコースが開講します。コースの詳細は明日の開講時に発表しますが、ここではAcademic Discussionコースが何を目指すかについて書きます。
私は長年TOEFL Writingを教えていますが、TOEFL Writingにおいてひとつ「非常に難しい」と思うことがありました。
それは、TOEFL試験で求められるWriting力を「評価点5が狙えるところまで大幅に」向上させること。
例えば、Independent Writingが評価点3レベルの人が評価点4を目指すのは、十分に達成可能であるものの、評価点3レベルの人がIndependent Wで満点である評価点5獲得を狙うのは、そのレベルの多くの人にとって現実的な目標ではありませんでした。
実際に評価点3レベルのWriting力から5レベルに到達する人はいるのですが、そのような方は皆、何十本ものエッセイを書き、添削を受けながらWriting力を伸ばしていました。だからこそ、トフレのIndependent Writingコースでは裏メニューも含め、数十本分のエッセイ添削を受けられ、また多くのサンプルエッセイを提供し、そこから表現を学べるようになっています。
しかしながら数十本エッセイを書き、添削を受け、フィードバックを通して表現を覚えながらWriting力を向上していくのはかなりタフな作業です。トフレでは添削を比較的安価で提供しているものの、それでも多くの添削を受けるとそれなりの金額になってしまいます。そのような対策が大幅Writing力アップ達成の最も効果的な方法ではあるものの、そのために求められる時間、エネルギー、費用はかなりハードルが高く、そこを目指さない(つまりWriting評価点は4で十分とし、Writingセクションは25点でOKとする)人が多いのは仕方がないと考えていました。
そのように考えていた状況で、今回、Writingの形式が新たになりました。Academic Discussion(AD)はIndependent Writingと比べ、書きやすいところがあり、それはこれまでお伝えしてきましたが
» トフレのAcademic Discussionコースについて発表します & Academic Discussionで高評価が取りやすい理由 その1
» TOEFL Writing:Academic Discussionで高評価が取りやすい理由 その2
ADを分析していく中で私が発見したのは、
ADでは100-130語くらいで評価点5獲得が可能であること。
そして
100-130語くらいの回答なら、丸暗記が可能であること!
Writing力を向上させるには、自分が書きたいと思うような表現を覚えることが欠かせません。表現を覚えるためのひとつの方法が英文を多く読むこと。皆さんの日本語力はたくさんの日本語の表現を見聞きすることで培いましたよね。同様に、多量の英語表現を見聞きすることによって英語の表現力を向上できます。
たくさんの英文を読むことは極めて重要ですが、TOEFL対策を行なっている方の多くは、数カ月などの限られた期間の中でのWritingのスコアアップが求められます。ネイテイブスピーカーが身に付けたようなやり方で、表現力を培うのは現実的に困難な方がほとんどのはず。
だからこそ、試験で使える可能性の高い表現を覚えることが非常に大切になります。100-130語は、Independent Writingコースで提供していたエッセイの1/3くらいの語数。このくらいの語数なら丸暗記でき、評価点5レベルの回答全体を一度覚えることで、そこで使われている、AD問題で効果的な表現や話の展開を利用できるようになっていきます。
だからこそトフレでは、AD問題で使える表現を多く含み(しかしそこでの表現は決して難しすぎることはない)、よい話の展開パターンになっている回答の作成に時間を多く費やして、実際の試験で役立つ可能性の高い回答サンプルを提供することを心がけています。ADでの評価点5獲得を目指した、そしてもちろん評価点4や3獲得にも非常に有用なコースになっています。
明日開講のAcademic Discussion 4DayコースのDay 1では4つのサンプル回答を提供します。そしてその4つのサンプル回答は練りに練ったものであり、授業の中では様々な角度でそれぞれのサンプル回答に対して解説しています。
100−130語くらいの回答だからこそ、丸暗記が可能であり(覚えたものはその後忘れてもOK)、また一度覚えたものはいくらか記憶に残りますし、再度覚え直すこともしやすいでしょう。
良質なADのサンプル回答を一度丸暗記し、そこで使われた表現が書けるようになっていくことにより高評価獲得の可能性が高まるだけでなく、覚えた表現がIntegrated WritingのエッセイやSpeakingの回答にも使えるようになることを目指します。
日本で英語教育を受けてきた人たちにとっての大きな障害であった英語のWriting力養成へのひとつ解決方法の第1弾が、明日開講するAcademic Discussion 4DayコースのDay 1クラスであり、実際にどれだけWriting力養成に役立つものなのか、是非、受講してご確認ください。
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