ローディング

Loading0%

発音とListening Comprehensionの関係 その2

前回では

「発音できない音は聞き取れない」ということはない。

しかし聞き取り力アップのために、実際に頻繁に使われる発音に慣れることは大切である。

とお伝えしました。

実際の発音に慣れ、聞き取り力を向上させるために

音声が聞き取れなかった表現・音声に慣れていない表現を含む文を、問題の音声を真似るように発話しましょう。

ご相談をいただいた受講生のAさんは

> そうした発音の基盤がない中で、今のように「自分なりに」ネイティブを真似て発音をし続けることに、疑問を感じ始めています。

とおっしゃっていましたが、ここでの目的はListening力アップのためにネイティブが実際に使う発音を知り、慣れることであって、「『自分なりに』ネイティブを真似て発音し続ける」ことで問題ありません。

発音をできるだけ正確に真似ようとすることによって、音声への慣れを養うことができます。

しかし、「『自分なりに』ネイティブを真似て発音し続ける」ことによって、自分の発音が向上するかというと必ずしもそうではありません。

Aさんも友人も以下のようにおっしゃっています

> 例えば、私の友人に2年間留学した者がいますが、帰国後にTOEFLを受けた際、S以外のセクションは満点近かったのに、Sは23点(発音が苦手な日本人の壁というべき点でしょうか)で、結局留学しても発音の能力が上がらなかったと嘆いていました。

> その友人が言うには、「舌の位置を意識した発音」、「発音記号」の勉強から始めないと、(正しい舌の位置や口の動かし方がわからない)独学では発音の向上が臨めないということでした。

Aさんの友人が

> S以外のセクションは満点近かったのに、Sは23点

であったのは、発音の問題よりは試験形式への慣れの問題と考えます。発音が上手でなくても24以上を獲得することは可能です。しかしTOEFL iBTのSpekingにおいて、発音の良し悪しが採点官の印象に影響を与えることは間違いありません。

実際に

> 独学では発音の向上が臨めない

方は多いと思います。

発音が上手くできていないところは本人には分からないものです。

よって、本で発音を学ぶだけでは不十分なことが多いと言えます。

とは言っても、本などで自然な発音とイントネーション(抑揚)、また発音の理屈(口の形、動かし方など)を知ることは、より正確な発音に役立つでしょう。

私からはどの本がお勧めとは言えませんが、以下のサイトは多くの方に参考になるはずです。

英語発音入門(アメリカ発音)

英語の発音が良くなる10のコツ(現在リンク切れ)
(このサイトではいくつかの本を勧めています。実際に本屋に行って、これらの中から良さそうなものを購入してもよいでしょう。)

発音向上のためには、できれば直接ネイティブスピーカーからフィードバックをもらい、自分の発音を修正してもらった方がいいでしょう。

発音の本の中に出てくる表現や文であれ、自分で作成したSpeaking問題への模範回答であれ、実際に読みあげ、自分の発音でおかしなところを指摘してもらい、発音を修正しましょう。

発音向上の方法に関しては、過去にブログに書いていますので、参考にしてください。

発音・イントネーションの向上に(2010年2月23日)

コメント

  1. まっきぃ より:

    葛山先生

    今年も宜しくお願い致します。
    なぜか良く分かりませんが、5/28(土)分のみ、申し込みが出来る状態になっています。5月って5/28のみでしたっけ?
    多分今日?からだと思います。現時点では、関東地区は中野の専門学校?のみ申し込み可能です。
    取り急ぎ。

  2. まっきぃ より:

    葛山先生

    連投失礼します。
    さっき確認したら、やはり5月分はそもそもプルダウンメニューから消えてました。
    まあ昔からフライングなことは良くあったので、今回もその一環ですかね。
    一つ目の記事含めてこのままこのコメントをお蔵入りしていただいても構いません。

  3. Katsurayama より:

    まっきぃさん

    貴重な情報の提供、ありがとうございます。

    ちょうど、5月試験の申込み受付に関しての投稿を書いていたところでした。
    助かります!

    Katsurayama

  4. H より:

    リスニングの勉強方法としての音読について、「『自分なりに』ネイティブを真似て発音し続ける」とのお言葉、大変参考になりました。誠にありがとうございます。この点について更に質問がございます。
    ネイティブを真似て発音すると1文をつっかえずに発音できるようになるにはそこそこの時間がかかります。つっかえずに1文を発音できるようになるまで繰り返し発声すべきでしょうか。そのような方法でOGでリスニングのスクリプトを1問こなすと、3~4時間(あるいはそれ以上)かかりそうです。
    私は最終的にTOEFLは90点か100点を目標にしています。
    ご教示いただけますれば幸いです。
    (なお私はLitening18Days等受講中です)

  5. Katsurayama より:

    Hさん

    過去のListeningのスコアと受験月をお知らせいただけますでしょうか。
    Hさんの現在のListening力によって私からの回答が異なる部分がありますので。
    ご回答、よろしくお願いいたします。

    Katsurayama

  6. H より:

    葛山先生 お忙しい中大変恐縮です。下記が受験年月とリスニングのスコアです(終盤の合計点は70点前後)。
    2013,Dec.14,Jun.12,16,10,Mar.13,12,13,08,Feb.15,14,11,Jan.03,09,2012,Dec.09
    目標スコアは5か月で安定20点以上です。現在アメリカ在住(ただし英会話機会僅少)で1日の勉強時間は3~5時間くらいです(単語半分、リスニング半分)。ネイティブ家庭教師を週に1~2回(各90分)付けて簡単な対話教材でリスニングと発声をしていますが、家庭教師の活用方法にも苦慮しています。
    また、レシテーションではスクリプトを見ないで一文一文、リスニングの後に発声できる必要がありますか。この場合、英文をほとんど覚える必要があります。しかし、OGのリスニングのスクリプトには文法的に完全でない文が多数含まれていると思います(特に対話問題)。この点は気にせず、スクリプトを「見ながら」、つっかえずに発声できれば十分でしょうか。
    できればOGのリスニング教材を徹底したいと思っています(TOEFLの問題形式になれるため)。また、WebTOEFLのOGリスニングコースはどの時点で開始するのが良いでしょうか。
    以上に関し広くご教示いただけますいればなお幸いでございます。

  7. Katsurayama より:

    Hさん

    > ネイティブを真似て発音すると1文をつっかえずに発音できるようになるにはそこそこの時間がかかります。つっかえずに1文を発音できるようになるまで繰り返し発声すべきでしょうか。そのような方法でOGでリスニングのスクリプトを1問こなすと、3~4時間(あるいはそれ以上)かかりそうです。

    スコアから判断して1題のListening問題に対して、3時間くらかかることもあるかと思います。
    (4時間以上となると長すぎと思われますが)
    音読の前に、スクリプト・リピーティングを行い、音を真似ながら、文を読む訓練を行いましょう。
    その後に音読に取り組めば、音読の際、つっかえずに読みやすくなるはずです。
    (スクリプト・リピーティング、音読ともに意味を理解しながら行いましょう。)

    > ネイティブ家庭教師を週に1~2回(各90分)付けて簡単な対話教材でリスニングと発声をしていますが、家庭教師の活用方法にも苦慮しています。

    以下が参考になるかと思います。
    「簡単な対話教材」がHさんにとってかなり易しいと感じられるのであれば、別の教材に変えたほうがよいかもしれません。

    https://tofure.com/?p=2126

    https://tofure.com/?p=2475

    > また、レシテーションではスクリプトを見ないで一文一文、リスニングの後に発声できる必要がありますか。この場合、英文をほとんど覚える必要があります。
    > しかし、OGのリスニングのスクリプトには文法的に完全でない文が多数含まれていると思います(特に対話問題)。この点は気にせず、スクリプトを「見ながら」、つっかえずに発声できれば十分でしょうか。

    これは「音声リピーティング」のことでしょうか。
    1文が長い場合は、文の途中まで止めて行ってください。
    ただ、音声リピーティングは難易度が高いタスクであり、Hさんの場合、消化不良になる可能性が高いので、行わなくて結構です。
    学習法は、スクリプト・リピーティングと音読を中心に行いましょう。

    > できればOGのリスニング教材を徹底したいと思っています(TOEFLの問題形式になれるため)。また、WebTOEFLのOGリスニングコースはどの時点で開始するのが良いでしょうか。

    過去のスコアから判断して、Detlaの復習が一通り終わってからの方がよいと考えます。
    OGのListening問題への取り組み方は授業の中で説明していますので、それに従って、学習を進めてください。

    Katsurayama

  8. H より:

    葛山先生 ご教示誠にありがとうございます。
    OGは現在2回転目に入っているTest1(lisetening)のみとし、ご教示のとおり、Deltaを完了させようと思います。昨年Deltaを受講していた2月は確かにスコアが上向きかけていました。「意味を理解しながら」とのこと、スクリプトには正直、表現・構文の知識不足のためか意味的に自信を持てない文章も多々ありますが、確実に解消して進もうと思います。
    また家庭教師については、リスニング対策にはあまり効果的でないと感じるため、スピーキング(間接的にライテェング)対策に切り替えようと思います(Task1-2を実践する形で)。
    丁寧なご教示誠にありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

まずは無料体験授業を受講する