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単語力や聞き取り力とスコアアップとの関係

Web TOEFL受講生の方からいただいた学習相談のやり取りにおいて、単語集やディクテーションへの取り組みに関してお伝えしたほうがよいと思うことがありましたので、ブログ記事としてまとめます。

TOEFL対策として、単語集への取り組みから始められる方が多くいらっしゃます。
またListening対策として、ディクテーションを集中的に行い、基盤としての聞き取り力アップを狙う方もいらっしゃます。

確かに、Readingにおいて高得点を取るためにはかなりの単語力が求められます。
Listeningで高スコアを獲得するには、レクチャーや会話の表現をほとんど聞き取れなければなりません。

しかし、これまで

単語本やディクテーションへの取り組みを集中的に行なってきたがスコアがアップしない

というご相談をいただくことが多々ありました。
それもかなりの期間、時間をかけて取り組んできたのにも関わらず。

なぜ、そのようなことになるのでしょうか。

単語力や聞き取り力は、ReadingやListening理解の基盤となる力であり、TOEFLで高得点を取るには、それらのアップは確かに必要です。

「単語力・聞き取り力をアップする必要はない 」などと言うつもりはありませんし、これまでこのブログ上でもそのようなことを書いたことはありません。
(単語力・聞き取り力アップの重要性に関しては、何度も書いています)

単語力や聞き取り力は、あるスポーツを行う際に求められる筋力のようなものと考えます。

高いレベルでパフォーマンスするには、より素早く、より力強く動かなければなりません。
だからこそ、どのスポーツにおいても筋トレが欠かせません。

より優れた動きをするためには、筋力トレーニングは有効であり、筋力トレの結果、スポーツ選手がかつての記録を更新するような結果を出すことはよくあります。

しかし、スポーツは筋力のみによって決まるわけではありません。
パフォーマンスを向上させる上で欠かせないのは、実践形式でのトレーニング。
実戦形式で訓練しながら、向上した筋力をより効果的に活かしたり、技術を習得し、戦術の理解を深める必要があります。

単語力のアップは確かに大切ですが、単語力が上がっても、本試験形式のReadingパッセージを読むことがなかったり、また単語集の中にあるアカデミックなパッセージを読んでも、本試験形式の問題を解くことがないと、Readingスコアアップに求められる様々な力の一部しか伸ばすことができません。

単語の意味を覚えるだけではなく

その単語が使われている文を速く・正確に理解できるか
問題に対して、正しい解き方を実践できるか

も意識していただきたいポイントです。

TOEFL対策を始めるにあたって、まずは単語本に取り組もうとする方が多くいらっしゃいますが、大体の場合において、私はお勧めしません。

単語集だけへの取り組みからTOEFL対策を開始するのは、初めて行うスポーツを実際にやってみる前に、筋トレばかり行うのに似ています。
(なんか、どこかの学校の部活みたいですね。テニス部に入ったけど、最初の半年はラケットを握らせてもらえなかったみたいな)

勉強においてもスポーツにおいても、そのような取り組み方を全面的に否定する訳ではありません。
しかし、多くの方が1年以内での目標スコア獲得を目指すTOEFL対策において、基礎体力アップのみの訓練にかなりの時間を費やすのはあまり得策とは思えません。

それよりは、本試験の傾向にあった問題に取り組みながら、その問題を通して、単語力や聞き取り力アップさせ、その上で余裕があれば、他の教材等を使って単語力・聞き取り力アップへの特化した取り組みを行うほうが有効と考えます。

先ほどテニスの例を出しましたが、実戦形式でのテニスの練習を行うと、目標とするレベル到達には自分は何が足りないのかが明確になります。
そしてそこで見つかった弱点への対策を行えば、着実に上達していきます。
また実戦形式の練習を行なっていると、実践で求められる筋力が自然に身につくことも期待できます。

見つかった弱点を埋める作業は必ず行ないましょう。
Reading問題への取り組みであれば、問題パッセージで使われている、もともと意味を知らなかった単語の意味を覚えるだけではなく、その問題パッセージを「意味を理解しながら、スラスラと読める」まで繰り返し黙読することが大切です。

そのような作業を行わずに、ただ多くの問題を解いても、これもあまり実力が向上しません。

続いて、聞き取り力アップに関して。

音声認識力の向上のためディクテーションに取り組むこと自体はよいことですが、表現の音声を認識する力はListeningで高得点を取る際に求められる様々な力の一つでしかありません。

その他の力がもともと高いのであれば、足りなかった聞き取り力だけを高めることによって成果が出ることもありますが、「もともと英語をあまり使うことがない」「現在のスコアと目標スコアまで大きな差がある」というような場合、ある一つの力だけを伸ばせばよいとは考えないほうがいいでしょう。

ということで、

単語本への集中的な取り組みよる単語力の向上
ディクテーションへの集中的な取り組みによる聞き取り力の向上

を狙う場合、Reading、Listeningの実践的な問題への取り組みと併行することをお勧めします。
または、実践的な問題への取り組みを積んだ後に、弱点補強として集中的に取り組みましょう。

「単語本」「ディクテーション」に関しては過去にブログの投稿記事として書いています。
より細かく知りたいという方は、右上の検索バーから「単語本」「ディクテーション」などで検索してみてください。

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