Listening学習法に関する質問への回答 その5
今回は、「Listeningのスコアが上がらない」の背後にあるReading力に関して。
「Readingのスコアは高いのにListeningが低い」
という方が多くいらっしゃいます。このような人は、Listeningで高得点を取るために必要な
・アカデミックトピックや学内会話を理解するための「単語力」
・難しい構文を見抜くための「文法力」
・話の流れを把握するための「論理力」
・選択肢の表現を的確に分析し正解を選ぶための「解答力」
・アカデミックな学問分野の話の理解に役立つ「背景知識」
は備わっていると言えます。
では何が足りないのかというと、主に
・英語での自然な発音を聞き分けるための「音声認識力」
・速い話のスピードについていくための「英文処理速度」
の2つが弱いとなるので、この2つの弱点の強化を意識した学習法を選択すべきです。一方、
「Readingは高得点ではないが、Readingの方がListeningよりも少し高い」
という場合、Listening学習を通して、単語力、文法力、論理力、解答力、背景知識が高まり、Readingスコアアップが期待できるものの、Reading、Listeningともに大幅なスコアアップを達成するには、Reading学習をListeningへの取り組みの後か、Listening学習と同時並行で行う必要があります。
ReadingはListeningよりもスコアが高いが、かと言ってReadingが十分なスコアではないという場合、例えば、目標100以上の方の現在のスコアがReading 20、Listening 14という場合、Listening学習だけでは、ListeningのスコアがなかなかReadingのスコアである20を超えないということが多いのです。
このようなスコアの場合、Readingで25以上が取れるくらい単語力、文法力、論理力、解答力、背景知識が向上すれば、Listeningのスコアアップにも貢献します。
Reading問題のアカデミックな内容は、Listeningのレクチャーの内容に似ているため、Readingの学習とListeningのレクチャー問題への取り組みは相乗効果が期待できます。
コメント
先日7月25日にTOEFLを受けた人向けに
ETSから障害のお知らせが出ているようです。
どうも、ネットワークのエラーで一部の人の
採点ができないので、返金か別の日に受け直し
の措置をとるとの事です。
10日以内に連絡すると言っていますが、ETS
のオペレーションはどうなっているんでしょうね。
自分も連絡が来ないかドキドキしています・・・。
http://www.ets.org/portal/site/ets/menuitem.c988ba0e5dd572bada20bc47c3921509/?vgnextoid=b45d1ca8215b2210VgnVCM10000022f95190RCRD&vgnextchannel=69c0197a484f4010VgnVCM10000022f95190RCRD