【改訂版】失敗しやすいTOEFL対策 その2「とにかく問題を多く解けばよいと思っている」
以下、過去記事を改訂したもの。
TOEFL対策に限らずですが「問題を解く」ことは、スポーツでの「試合をする」ことに似ています。
試合を通して
実力を認識
弱点を発見
試合慣れによる動きの向上
が期待できます。
しかし試合ばかりで練習をしないと、試合で見つかった自らの弱点を改善できず、大幅な成長は望めません。
TOEFL対策においては多くの問題を片っ端から解いても、それぞれの問題を通して見つかった自らの弱点を潰していく作業を怠ると頑張っている割にスコアが伸びないという結果になります。
Listening、Readingにおいて
問題内容は完璧近く理解できている。分からなかったのは数語の単語・表現のみ。
という状況なら、多くの問題に取り組み、意味を知らなかった単語を覚え、聞き取れなかった表現の音声に慣れれば実力は向上します。
しかし 最初に問題を解いたときに「理解できない」「聞き取れない」ところがあちこちにあって、内容の把握に苦労したり、不正解を選んでしまった問題がいくつもあるのであれば、その「できなかった」箇所を「できる」ようにする取り組みを行わなければなりません。
この「『できない』を『できる』ようにする」 作業を怠り、単に多くの問題を解いているだけだと実力はさほど向上しません。
単に問題を解くだけではなく、その問題への取り組みを通して「より聞き取れる」「より理解できる」ようになっているか、「聞き取れない」「理解できない」ところはなくなっているかを意識することが求められます。
特にTOEFLのReading、Listeningスコアが20点未満の方は、サポートや解説のないTOFELの問題に取り組むと十分に消化できない恐れがあります。Official Guide、Official TestsなどのETS作成問題に取り組んだとき、問題内容を十分に理解できるようになったか、設問において正解の選択肢が正解である、不正解の選択肢が不正解である理由が分かっているかを常に注意しましょう。
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