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4週間でTOEFL 70 → 89 のご報告をいただきました! その4

4週間でTOEFL 70 → 89 のご報告をいただきました! その3(2016年1月24日)

の続きです。予告通り

「大幅なスコアアップを達成されたYさんが、もし100以上獲得が必要な状況だったら、今後どのようなスコア獲得戦略を取るべきか」

について書きます。Yさんは4週間で19点ものスコアアップを達成されましたが、これは「元のスコアが70点だったから」という部分もあります。
例えば、70 → 89 と90 → 109 では同じ+19でも到達の難易度が大きく異なります。
TOEFLは点数が上がるほど、更なるスコアアップが難しくなるからです。

つまり仮にYさんが100以上のスコア獲得を目指すとしたら、今後のスコアアップは今回のように順調にはいかないかもしれません。

 

Yさんの89点のスコア配分は

R 24, L 28, S 17, W 20, Total 89


通常100点獲得を目指すなら、セクション別の目標スコアは

R 28, L 27, S 20, W 25, Total 100

をお勧めしています。
では、それぞれの目標スコアを達成するために何が求められるか見ていきましょう。

 

<Listening>

Listeningは前回の試験では28と目標27を上回るスコアを獲得。
しかし以前の試験では16と17なので、アップしたYさんのListening力は22-25くらいの可能性が高いと考えます。

「本試験ではListeningは22-25くらいを獲得する可能性が高い。しかし運次第ではその範囲を超えるスコアを取ることもある。」

という感じ。

次の試験で22-25くらいのスコアになったとしても、元のスコアから考えれば、Listening力は大幅に伸びており、今後、ETSの教材を使用してこれまで同様の取り組みを続けていけば更なるアップが期待できるでしょう。

 

<Reading>

Reading 24は73%くらいの正解率(12,13問間違いくらい)。
まだまだ伸ばす余地が大きくあります。
Readingも大幅にスコアを伸ばしたセクションなので、Listening同様、Deltaコース終了後は、Official GuideやOfficial TestsといったETS教材への取り組みを通して、解法に磨きをかけながらも、単語力や英文処理速度、背景知識、文法力の向上によって、更なるスコアアップが可能でしょう。

ただ、今後のスコアアップはこれまでと比べるとゆっくりになる可能性が高いと言えます。
しかし、これはスコアが上がるほど更なるアップが難しくなるためであり、大幅に上がらなくても前向きに取り組み続けることが大切です。

TOEFLのスコアは受験する度に上下するものであり、毎回受験の度にスコアが上がっていく可能性の方が低いくらいです。
しかし問題への取り組みを通して、実力の向上を実感できていれば、必ず結果として現れます。

 

<Speaking>

Speakingは 17 → 17と変化なしでした。
これは、スコアの上げ幅が大きい、また上げやすい、他の3セクション対策に集中するためにSpeaking対策をほとんど行わなかったから。

目標とするスコア20は、3が4つと2が2つ。
6つのタスクのうち4つで3点の評価をもらわなければなりません。
3点獲得が必要なのは4つのセクションですが、例えばTask 1, 2, 3, 5のみ対策を行い、その4つのタスクで3を狙うというのではなく、6つのタスク全部に対して3獲得(つまり最高23点) を狙いながらも、1つ、2つのタスクで評価が2になっても20点以上確保を戦略とすべきです。
Speakingは、その時の問題によって話しやすさが大きくかわるので。


Speaking/Writing換算表


また6つのタスクのうち、5つまたは6つのタスクで 3という評価がつけば22-23点になり、その分、他のセクションでスコアを少し落としても100以上到達の可能性が高まります。

Speakingで24以上狙いは、多くの方にとって得策ではないということは以下の記事で述べています。


Speaking 24以上の獲得が難しい理由と現実的なSpeaking目標スコア その1(2014年11月3日)

Speaking 24以上の獲得が難しい理由と現実的なSpeaking目標スコア その2(2014年11月22日)


<Writing>

現在のスコアは20点(3平均)、これを25点(4平均の評価)にするのが目標。

TOEFL Writingでは20点は比較的獲得しやすいスコア。前回の投稿で書きましたが

> Writingでさらに上のスコアを獲得するには、Integrated、Independentいずれかで4点の評価をもらわなければなりません。
> しかし2点の評価を受けていた人が4を取れるようになるには、エッセイを多く書くことによりWriting力を向上させる必要があり、また表現力の養成も求められ、時間がかかるのが通常です

英語を書く力は高いが、TOEFLの問題形式に対応できていなかったら3点だったということなら、4点を目指す場合、Integrated、Independentタスクそれぞれの問題への対応方法を学ぶことによって比較的短期間で4点がもらえるエッセイが書けるようになります。
しかしもともと20点が取れないくらいのWriting力の場合、4点を獲得できるようになるには基盤としての書く力を向上させる必要があります。

 

そのためには

エッセイを多く書き、チェック・修正してもらうことで、書く際におかしがちなミスを避けられるようになる
添削で修正された表現やサンプルエッセイの文・表現を一時的にでも覚えることによって、表現力を向上させる

ことが求められます。
じっくり腰を据えてWritingに取り組む必要があり、TOEFL問題に対するエッセイを頻繁に書く機会を取ることが重要です。

 

と、ここまで仮の話を書いてきましたが、実際にはYさんは交換留学をされます。
ただ、交換留学を終えた1-3年後くらいに大学院留学を目指し、TOEFLを再度受験しなければならないこともあるかもしれません。
その場合、交換留学を通して英語力がどれだけ高まったかを、本試験や公式模擬試験の受験を通して確認し、そのときのTOEFLスコアから、その後、どのセクションに力を入れて対策を行うべきかの判断が大切になります。

 

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