111点獲得のご報告をいただきました! その1
ウェブトフルの受講生のHさんから111点獲得のご報告をいただきました!
それぞれのセクションに対する取り組みと対策内容をお知らせいただきましたので、下に掲載いたします。
Hさんが受講されたのは以下の3コース。
Listening Delta 18 Dayコース(2015年10月末から)
InTegrated Writing 4 Dayコース(2015年10月末から)
InDependent Writing 4 Dayコース(2015年10月末から)
Hさん、ご自身のTOEFL対策について詳細なご報告をくださり、ありがとうございます!
また、ご報告文面のブログ掲載へのお願いに快諾いただき、心より感謝申し上げます。
例によって「その2」で、いただいたご報告に対する私の感想を書くことにします。
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葛山先生
Listening Delta 18 Dayコース、InTegrated Writing 4 Dayコース、InDependent Writing 4 Dayコースを昨年受講させて頂いたHです。
5月7日の受験で111点(R30/L29/S24/W28)と目標としていた109点を超える点数を取得することが出来ました。
結果報告を兼ねて、以下私の取組内容と簡単なTipsをご報告させて頂きます。ひとつの事例として今後のご指導の参考となれば幸いです。
スタート地点
- TOEIC 900点、無対策で受験した初回のTOEFLで99点。大学受験時に英語を集中的に勉強。
- 幼稚園までを香港、小学校から大学まで一貫して日本。留学経験なし。
- 仕事は商社の貿易関係の部署で、日常的に英語を読み書きする機会あり。
……………………… R L S W Total
1 2014-05-11 26 23 23 27 99
2 2014-06-28 26 24 24 25 99
*プライベートの都合により勉強を中断。2015年2月から10月までGMAT対策。10月のGMATで740
3 2015-10-31 29 17 23 24 93
4 2015-11-14 30 27 20 25 102
5 2015-12-05 30 30 23 25 108
6 2015-12-19 29 28 23 25 105
7 2016-02-20 30 29 24 24 107
8 2016-03-05 30 26 23 26 105
9 2016-05-07 30 29 24 28 111
Reading
- 勉強開始直後は2回連続で26点でしたが、不正解の時はたいてい文意が正しく取れていない場合が多く、単語力を含めた読解力の根本的な向上が必要と考えました。文意の把握が不完全だと最後の要約問題を取り切ることは難しいと思います。
- GMAT対策として半年ほど以下のことを実行して以降は、速読力と文意の理解力が格段に向上し、ほぼ29-30点で安定するようになりました。Readingはやはり読解力の向上が王道と思います(本文と設問が全て日本語だったら多くの方が満点近く取るのではないでしょうか)。
1)3800の単語をスマホアプリに登録してRank 4まで繰り返し暗記。
2)The Economist記事の多読。特にGMATに頻出するビジネス系の記事と自然科学系の記事。
- 挿入問題も要約問題も、文意と文脈が正しく把握できるようになってから格段に回答しやすくなりました。要約問題の不正解の選択肢は多くの場合、具体的すぎるか、本文と逆のことを言っているか、本文と要旨と無関係な場合が多く、本文の内容が正しく理解できていれば「そんなこと言ってないよ」と感覚的に切ることが出来るようになりました。
Listening
- 不正解の時は、①単語力が不足し言っていることが理解できない場合、②音が聞き取れない場合、③言っていることを理解できていても正解を選べない場合、に大まかに分類できると思います。それぞれに対して私が取り組んだことを下記致します。
- ①の単語力不足に関しては、地道に単語を暗記する以外に王道はありません。3800のRank 4までを暗記してからは、TOEFLで意味を知らない単語はほとんど無くなりました。②の聞き取り力に関しては、TPO(TOEFL Practice Online)の音源を聞き込みTOEFLの音源に耳を慣らしました。また、日常的にPodcastで10分程度の英語ニュースや60 sec scienceをダウンロードして通勤中に聞き込んだり、趣味で海外ドラマなどを英語字幕で見るなどして英語に触れる機会を極力多く持つように心掛けました。
- ③が曲者で、リスニングの内容を理解していても正解を選びきれない場合があります。私は、Web TOEFLのListening Delta 18dayコースを受講しましたが、不正解の選択肢がなぜ不正解なのかが丁寧に解説されており非常に役に立ちました。また、TPOで間違えた問題に関して、なぜ間違えたかをエクセルにまとめて自分の癖を把握する様に努めました。私の場合は、集中力を切らして聞き取れていない、選択肢の内容を吟味せずに感覚で回答していた場合が多く、本番では自分の癖を認識した上で、同じミスをしない様に注意して回答しました。
- 最終的に私は聞き漏らしを避けるために本番ではメモを取らない戦略を取りました。Listeningが始まったら、集中力を100%にし、頭の中で講義の内容を映像化し、常に講義の流れ、具体例の位置付け、講師の立場などを意識することで対応可能でした。内容を理解できていれば、メモが無くても記憶に残っているものです。
Speaking
- 様々な方の受験体験記やブログなどを拝見して大まかな戦略と回答の型を認識した後は、問題演習を繰り返しました。
- 自分の回答を必ず録音して、発音が聞き取りにくい部分や文法的なエラーなど自分の悪い癖を細かく確認し、同じミスをしない様に心掛けました。
- Integratedに関しては、リスニングで聞こえたものを全てメモするのではなく、回答を意識しながら要点だけをメモしました。メモ用紙上の情報が多すぎても、限られた準備時間の中で要約するのは至難の業です。(そして要点だけを話すだけで大抵の場合60秒は問題なく埋まります)。
- また、自分の場合は、Integratedの前半部分で上手く要約できて時間が多く残っていると感じた時に、後半に詳細な情報を詰め込み過ぎようとして焦って自滅するパターンが多く、意識的に細かくしゃべりすぎない様に注意しました。10秒程度時間が余っても、ゆっくりThat’s why 〜と要点を繰り返したり、These examples demonstrate that 〜と纏めのフレーズを入れることが出来るので、時間が余ることを過度に恐れないくらいの心構えが重要と感じました。
- Integratedはテンプレートとは別に下記の様な使用頻度高い表現を丸暗記したのが役に立ちました。
・Q3の学生の主張の理由を述べた後に、In short, this proposal is(isn’t) beneficial for students and therefore the man thinks it’s(it’s not) a great idea.
・Q5の2つの解決策を述べた後に、In my opinion, he should go with the first/second option to make sure he gets a good grade in the class. I think getting better grades is the priority for students. It will look great on their resumes and therefore increase their chances of getting better jobs in the future. That’s why I suggest that the student take the first/second option. 経験則ですが、8割程度のお題は”学業を優先すべき”という理由で回答可能で、このフレーズは非常に汎用性が高かったです。
Writing
<Integrated>
- InTegrated Writing 4 Dayコースを受講しました。基本的なテンプレートと戦略を覚えた後は、合計10回程問題演習を行いました。
- 多くの方が指摘している通り、リスニングで聞いたポイントをしっかりとライティングに反映させることを意識しました.
- 5分程度を残して270字程度を書き、残り時間でミスを潰すようにしました。
<Independent>
- InDependent Writing 4 Dayコースを受講し基本的な型を習得した後は、ひたすらWeb TOEFLの予想問題を活用して演習しました。5月にWで28点を取得した前は、一ヵ月間毎日問題演習を繰り返していました。Independentは合計で30回程度練習したと思います。
- 特に、しつこくパラフレーズすること、多様な表現(仮定法、同格、分詞構文、not only ~ but alsoなどの並列表現)を入れ込むことを意識しました。この様な多彩な表現は本番で思いつきで使用できるものではないので、普段の練習から意識的に使ってみるのが重要と思います。また、練習で犯したスペルミスや文法ミスをエクセルにまとめて、本番前に見返すことで同じミスをしない様に心掛けました。
- 本番ではもっと5分程度を残して400字を書き切り、5分間でスペルミスや文法ミスを潰すようにしました。
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