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TOEFL Writing: 24点は取れるが25点にならない

オンラインTOEFL対策コースの受講生の方から、以下のようなご相談をいただきました。
(いただいた文面、ご相談内容をいくらか変えています。この方へはすでに回答済みですが、ここでは一般的なケースとして回答します)

 

TOELF Writingにおいて少し困惑している。
最近の2回の本試験では、IndependentとIntegratedで交互にgoodとfairを取り、ともに24点だった。
Writingスコアは上がってはいるものの、25点がまだ取れない。
25点にならない理由は何か?

 

Writingで24点なら、Integrated、Independentそれぞれに対する人間の採点官とe-Raterという自動採点プログラムつける評価点の平均が3.75であったと推測されます。
(ここで「推測される」と書いたのは、試験を作成しているETSが数年前に行ったWritingのスコア換算の変更後、換算表が公開されなくなったから。しかし大きな変更はないと思われます。そのあたりを詳しく知りたい方は以下を一読ください。)

 

Writingで23や26というスコアがでるのはなぜですか? その1(2014年1月8日)

 

Writingのエッセイに対する評価点は、0, 1, 2, 3, 4, 5のいずれか。

 

評価点3が取れる人は4までもうすぐと考えがちですが、「3が取れる」という状況は、細かくは

 

3になることもあるが、多くの場合2。
3と2が半々。
3が多いが、2がつくことも。
いつも3。
3になることが多いが、4が取れることも。
3と4が半々。
3はたまに。だいたい4。

 

のいずれかであり、例えば「これまで2ばかりだったが今回初めて3が取れた」という方は、まだ「3になることもあるが、多くの場合2」という段階かもしれません。
よって、その後のWriting対策の取り組みにより4を獲得することがあるようになり、「3になることも多いが、4が取れることも」「3と4が半々」になったら、その方のWriting力は大幅に向上したと言えます。
その差が見えていないと「まだ3のまま」と無駄に落ち込み、モチベーションが下がってしまう恐れがあります。

 

ウェブトフルのWritingコースでは、提出いただいたエッセイに対して、ETSのスコア評価基準に基づいて弊社のネイティブ添削者がスコアをつけるだけでなく、例えば3でも

 

「採点官によっては4を取れる可能性のある、3レベルとしては非常に優れたもの」

「採点官によっては2になる可能性のある、ギリギリ3レベルのもの」

 

の間には大きな差があるので、3レベルとして非常にすぐれ、4を取る可能性があると考えられるものは3 (strong) と、3レベルではあるが、2になる可能性のあるものは3 (weak) という評価をしています。
(特にstrongでもweakでもない3レベルは、単に3)

 

その評価方法により、「自分は3点の実力と思っていたが、3 (weak) だから、まだ3点でも実は下の方」と知り、3 (strong)が多く取れるようになれば、スコアとしては同じものの、実力が「かなり」向上したと分かります。

(添削およびスコアのサンプルは「無料体験授業」の中にあります)

 

話をいただいたご相談に戻しますが、この方の場合、Writingの実力は向上し、スコアもアップしているものの、まだ 3 (strong) や4 (weak) のあたりにあるということ。
戸惑いを覚える必要はまったくなく、これまでの努力が成果として現れていることを自覚し「3はたまに。だいたい4」「いつも4」を目指して前向きに取り組みを続けることが大切です。
25(評価点4.0平均)にならない理由は、添削によるスコア、修正点、コメントを通して明らかになるでしょう。

 

また、例えばListeningスコアが良くても24くらいという場合、Integrated WritingにおいてListeningの重要なポイントを聞き逃すこともあるので、Integrated Writingで4以上を安定して取るには、Listeningセクション対策を通して更にListening力を向上させたいところです。

 

Writing力の向上方法に関しては以下が参考になるかと。

 

ブログカテゴリー:Writing対策

 

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