iBTにおける単語力の重要性 その1
TOEFL iBTは単語力の低い人は高得点を取れません。
昨日の投稿でも書きましたが、以前のタイプのTOEFL(CBT、PBT)のReadingセクションでは、単語力が低くても、意味が分からない単語の意味を文脈の中で類推する余裕がありました。しかし、iBTのReadingはパッセージ(長文)が、以前の形式のTOEFLと比べ2倍ほどの長さになり、制限時間内に問題を解き終えることができない人が続出しています。
TOEFL iBTのReadingセクションでは、
1パッセージにつき15問分(points)、
スコアに換算される3パッセージだと45問分(points)
の問題が出題されます。
詳しくは近い将来、まとめて書きますが、iBTのReadingセクションは、だいたい
「満点の30点から、2問間違えるたびに1点引かれる」
という感じでスコアが決まります。例えば、
8問間違えると4点ほど失い、26点くらいになる
16問間違えると8点ほど失い、22点くらいになる
というように。
なぜこのようなことが言えるのかというと、実はTOEFL試験を行っているETSによるオフィシャルのWeb上の模擬試験“TOEFL Practice Online”の結果から、だいたいそのような計算方式でスコアが決まっていることが分かります。
単語の話に戻ります。
iBTのReadingセクションでは、1パッセージあたり4問ほど(3パッセージだと12問くらい)の単語問題が出題されます。
(全体の4分の1ほどが単語問題。)
先ほどお伝えしたように、だいたい2問で1点分になりますから、単語問題が12問なら6点ほどの価値になります。
ここで突然ですが、問題です。
以下、TOEFL Practice Online、Volume 3の最初の2つのパッセージの単語問題です。
(2009年4月23日現在、TOEFL Practice OnlineはVol. 6-9 [それぞれ$44.95]を購入することができます。ETSのサイトでVol. 3は現在販売されていません。)
文脈なしで、答えが分かりますか?
Q1. feasible
A) in existence
B) without question
C) achievable
D) most likely
Q2. enhance
A) protect
B) improve
C) organize
D) match
Q3. devised
A) combined
B) created
C) introduced
D) suggested
Q4. integral
A) essential
B) variable
C) practical
D) independent
Q5. arduous
A) difficult
B) necessary
C) skilled
D) shared
Q6. particular
A) natural
B) final
C) specific
D) complex
Q7. guarantee
A) increase
B) ensure
C) favor
D) complicate
Q8. pales
A) increases proportionally
B) differs
C) loses significance
D) is common
Q9. adjacent
A) foreign
B) stable
C) fluid
D) neighboring
問題の解答及び、話の続きは次の投稿になります。
必ず問題を解きましょう。
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