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なかなかスコアが上がらない場合

昨日、今日は試験日でしたね。

受験された方も多いはず。

4時間を超える試験、何回受けても楽になることはありませんね。

お疲れさまでした。

最近「伸び悩んでいる」「伸びていたスコアが停滞している」という相談を何人かの受講生の方々から受け、回答しました。

このブログを読んでいるTOEFL受験者の皆さんの中にも、同じように感じられている方もいらっしゃるでしょう。

TOEFLは毎月どんどんスコアが上がっていくような試験ではありません。

学習の成果がすぐに出るとは限りません。

例えば60点未満の実力からのスタートの人が、毎月の受験の度スコアがアップし、半年後に100以上を獲得するというケースは「ない」と言っていいくらいです。

しかし、やりようがないかと言えば、決してそうではありません。

「どうやってスコアをアップしたらいいか分からない!」

という人は、それぞれのセクションごとのアップを考えましょう。

例えば、Readingセクションで28以上を目指している人が、2223くらいで伸び悩んでいるという場合、問題の解法が弱い可能性も高いのですが、スコアから判断して、明らかに単語力・読解力・英文処理速度を向上させる必要があります。

このような人が良質なReading問題集に取り組み、問題集の中の何十というパッセージすべてを「意味を理解しながら、スラスラと読める」ようにすれば確実にTOEFLReading力は大幅に上がります。

(そのためにはもちろん、パッセージで使われているほとんどの単語の意味を知っていなければなりません)

問題集の問題をひと通り解き、解説を確認したというだけでは不十分です。

問題を解いて分かるのは自分の弱点。

見つかった弱点をつぶしていかないと実力は向上しません。

自分の弱点を克服していく取り組みができていれば、次の問題集を始めた時、最初の問題集よりも理解度と正解率が高い形で解答できるはずです。

漠然と学習してスコアが上がっていくことを期待するのではなく、現在取り組んでいる目の前の問題ひとつひとつから実力の向上が実感できるよう取り組みましょう。

意味を知らなかった、いくつもの単語を覚える。

パッセージを何度も読み、読むスピードを高める。

理解できなかった文法表現を文法書で確認する。

「間違った」「解答に自信のなかった」問題を再度解き直し、解法を確認する。

このような作業を数十のものパッセージに対して行えれば、実力が上がらない訳がありません。

しかし多くの問題を通して、実力向上を実感できてもスコアに反映されないこともあり得ます。

野球を例にたとえれば、昔は100キロまでのボールしか打てなかったが、今は120キロのボールでもヒットが打てるようになった。

しかし、試合では相手が130キロのボールを投げてくるので、結局あまり打率は上がっていないという場合、あと少し練習を積んで130キロに対応できるようになれば、打率は上がります。

結果として現れていなくても、120が打てるようになったことによって、130が打てるようになるまでもう少しのところにいると言えます。

TOEFLスコアアップは先の見えない山登りのようなものです。

しかし、進めている歩み11歩が山頂に向かっているのなら、いずれ頂上にたどり着きます。

問題への取り組みを通して、実力の向上が実感できているのなら、あとはその歩みを途絶えることなく進めるだけ。

すぐに結果として現れなくても、実力向上が実感できる学習法を継続していけばスコアは必ずアップします。

自分を信じて取り組み続けましょう。

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