Readingで目標スコアが取れていますか?
受講生の皆さんからの質問でときどきいただくのが
目標は100以上で、スコアはReading 25くらい、Listening 20くらい。
現在Listeningコースを受講し、スコアアップに取り組んでいるがReadingは25が取れているため、あまり力を入れていない。
目標スコア獲得のためReadingに力を入れた方がよいか?
というようなもの。
確かに目標が100なら、100を4で割った25が取れていたらReadingはそれでOKと感じても当然でしょう。
しかしReadingが25でOKかどうかはSpeakingで何点取れるか次第。
Speakingは多くの日本での受験者にとって難しく、例えばSpeakingで23(3平均)を獲得できる人は、Readingで27や28を獲得できる人と比べてかなり少ないと言えます。
日本でTOEFLを受験するほとんどの方にとっては、Speakingが足りない部分をその他の3つのセクションでどのように稼ぐかがポイントになります。
Reading 25、Listening 20という場合、それぞれの正解率はだいたい以下のようになります。
Reading 25(75%くらいの正解率、10問、11問くらいの間違い)
Listening 20(70%くらいの正解率、10問くらいの間違い)
ちなみにListening 22で75%くらいの正解率になります。
ここでのポイントはReading 25とListening 22の正解率が同じくらいであること。
「Listeningは結構できたと思ったがあまりいい点にならなかった」
「Readingはうまくいかなかったのだが、思ったよりいい点になった」
という結果になりやすいのは、Readingと比べるとListeningの方が同じスコアを取るためにより高い正解率を求められるからです。
(見方を変えれば、Readingは低い正解率でもよいスコアになりやすい)
「ReadingよりもListeningの方を苦手としている人が多い」「ListeningはSpeakingとWritingで高得点を取るためのカギとなる」というだけではなく、「Listeningは高得点を取るために高い正解率を求められる」のが、ウェブトフルではListeningコースの受講を先にすることを一般的にお勧めしている理由です。
話をReadingに戻します。
Readingで25という場合、正解率は75%くらいであるため、だいたい4分の1間違っていることになります。
私は100獲得の一般的な目標は、R 28, L 27, S 20, W 25と言っていますが、Readingで28を取るには、正解率は90%くらい(4、5問間違いくらい)でなくてはなりません。
Readingセクションにおいて「いつも25くらい」(75%くらいの正解率)と「いつも28くらい」(90%くらいの正解率)は大きく違うと思ってください。
Readingがいつも25の人が100を目指すのなら、一般的には「Readingに対して本格的に取り組む必要がある」というのが私の回答です。
また半年、1年以上と長い間TOEFL対策を行ってきて、スコアが伸び悩んでいるという人には、
そもそも比較的得意なReadingで目標とするスコアまで到達していますか?
と問いかけたい。
自信をなくしたり、マンネリになってきたりした場合は、自分が取り組みやすいもので確実な成果を出すことをお勧めします。
1つの成功は次への成功につながります。
Readingは比較的得意という方が多いセクションですが、Readingで目標とするスコアが取れるくらいになっているかは、トータルでの目標スコア獲得まで近いかどうかを判断する1つの指標と言えます。
ウェブトフルのReading Delta 18 Dayコースでは、良質な問題が多いDeltaのReading分冊を使用するだけではなく、オンライン授業の中で、ETS作成の質の高い問題を多く追加し、解説しています。
またReading Delta 18 Dayコースの後には、本試験レベルの問題を通してさらに解法に磨きをかけるためOfficial GuideのReading問題を使用したReading Official Guide 8 Day演習コースを用意しています。
上記の2つのコースでお伝えする、ETS作成問題をとことん分析して作り上げたReading問題解法はReadingスコアアップに役立つはずです。
Readingの平均スコアをあと3点以上伸ばしたい方は是非ご受講ください。
Readingで安定して高得点を稼げるようにし、目標スコア獲得に1歩でも2歩でも近づけましょう。
コメント