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TOEFL OGは本試験よりも易しいか? その1

2010.11.17

先日、以下の質問をコメント欄にいただきました。

 

OGthird edition)はよく本番より簡単であるなどと言われていますが、どう思いますか?僕自身はあまり変わらないような気がするのですが ...」

 

TOEFL iBTの公式ガイドOfficial Guideが本試験よりも易しいのか?

 

面白い質問ですので、コメント欄ではなく、ブログの投稿として回答致します。

 

まずOGと本試験を比べる際、「OGの何」と「本試験の何」を比べるかを明確にしなくてはなりません。

 

まずSpeakingの問題に関して。

OGにはSpeakingの問題が3セット分あります。

Speakingの問題は本試験と同じレベルと判断してよいでしょう。

 

続いてWriting

WritingOGには問題が3セット分あります。

WritingIndependentは短いquestionだけなので、特に比較の対象にはなりません。

Integrated Writing3セットですが、最初の2セット(Writing解説ページの問題とPractice Test 1の問題)は現在の本試験と傾向が大きくずれています。

最後の1セット(Practice Test 2 「教授のテレビ出演の是非に関して」)は、傾向は合ってはいるものの、あまりアカデミックな内容でないため、本試験よりも易しいと言えるでしょう。

 

ここまでSpeakingWritingを比較しましたが、一般的に「OGは本試験よりも易しい」という場合、「OGReadingListeningの問題は本試験のReadingListeningの問題と比べて易しい」ということを意味します。

 

ということで、ここからが本題になります。

 

OGReadingListeningの問題は本試験のReadingListeningの問題と比べて易しい」のか?

 

OGを語る際、歴史的なアプローチが不可欠です。

 

20096月に発売されたTOEFL iBT Official Guide 3rd Editionでは、2nd Editionの内容に、本試験1セット分の問題(Practice Test 2)が追加されました。

 

  ちなみに、2nd Editionになった際の変更点は1st Editionの間違いの修正がほとんどで、問題の追加はありませんでした。

 

実は、2nd Edition以前から存在したRLの問題と3rd Editionになって追加されたRLの問題は傾向が異なる部分があります。

 

3rd Editionになって追加された問題(Practice Test 2)のReadingListeningの問題は、本試験レベルの問題と言ってもいいでしょう。

このOGPractice Test 2の問題は、実際に、過去に本試験に出題されたものと思われます。

 

では、2nd Edition以前から存在したOGRLの問題は本試験とどう異なるのか?

 

この質問に対する答えは次回の投稿とさせていただきます。

(細かな部分を確認する必要があるので)

では、また。

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