Independent Speaking ワンランク上のspeakingを目指して(1)
<Anywayを使ったことがあるか>
五十峰です。
ズバリ、TOEFL speakingでanywayを使ったことがありますか?
ちょっとこれは上級者向けかもしれません。
そもそもanywayってどんな時に使うかわかりますか?日常会話では「どうでもいい話をする時」ぐらいのイメージしかないかもしれません。しかし私が思うにスピーキングでanywayを使うのには、「説明したい情報がたくさんあり、それらを主旨に向けてまとめていく役割がある」からだと思っています。わかりづらいですね(笑)。 例を見てみましょう:
Describe an event when a friend pleasantly surprised you.
“When I was a senior in college, I was pleasantly surprised by my floor mates … I lived in a dorm at the time. ① And I was having such a difficult term because … being a senior, trying to graduate, with all the hard classes, looking for a job, I was really down. Anyway, one night, one of the floor mates planned a surprise party for me. It wasn’t a birthday party or anything, but just a surprise party to cheer me up. ② And all my floor mates were there, and other friends from other parts of the dorm came, too. And we just ate cakes and drank coke, and … Anyway, it was really fun, and I was really pleasantly surprised.” (120 words)
これも実話です。本当にいい連中でした・゜・(/Д`)・゜・ さて、ここでのanywayの使い方、解かっていただけましたか?
① ここの内容は、いかに当時大変だったか、というディテールが詰まっています。もっともっと情報を足せるのですが、一旦まとめて話を先に進める、という役割のAnywayですね。
② こちらは、そのpartyがいかに楽しかったか、というディテールを沢山詰め、それを主題に引き戻す役割でのAnywayでした。
なので、もっと話したい!ディテールは沢山ある!というのをさりげなくアピールし、かつまとめて話を主題に戻す、という、いわば余裕をアピールする役割がありますね。そうするとグレーダーは、「あぁ、この人は話し慣れているんだな」と印象が良くなります。一見関係のなさそうな詳細でも、ちょっと話してから主題に戻せば、以前に書いた「必要のない詳細」で困ることもないですしね。
ただ、くれぐれもきちんと主題に戻る、主題について語る時間が充分ある、というのを確認してから使ってくださいよ!
<未来につなげろ>
さてこれはクラスでも生徒さんに投げかけていることですが、スピーキングの後半に関してです。
皆さんは最後をどのように終わりにしていますか?
今までみてきた受講生ですと、大概残り10秒ぐらいで”In conclusion, …”で結論にする人が多かったですね。そういうテンプレートを教わったのだと思いますが、かなり不自然ですね。5分や10分のスピーチをしたのならともかく、45秒ぐらいではIn conclusionは大袈裟すぎます。そこでオプションの一つとして練習して頂きたいのが「未来につなげる」というやりかたです。
もちろん全てのトピックに使えるわけではないのですが、使える場合には非常に発展的な印象であり、グレーダーも喜ぶでしょう。やり方は簡単です。将来を向いていればいいので
I hope I will have more chance to …
Next time, I would definitely like to …
I plan to … / I hope to …
Thanks to such …, I will be able to …
的な表現が使えればOKです。要はそれまでの話をベースに、これからどうしたい、みたいに添えるだけで明るく終われます。例を見てみましょう:
What type of film do you most enjoy watching? Explain your choice by giving specific examples and reasons.
“The kind of film I enjoy watching most is drama. Of course, there are all kinds of dramas, but I particularly like the dramas that are focused on social problems. One such movie is a film titled American History X, starring Edward Norton. The movie portrays racial problems in the US, particularly between whites and blacks. It is really violent, but it really made me think about racial problems that still exist today. Watching such movies is helpful for me because I plan to study sociology in the U.S. I hope to watch similar movies and enhance my knowledge of social problems in the world.” (105 words)
特に今後の勉強(ましてや皆さんは留学しようとしているわけですから)や将来のキャリア、生活などに結びつけると、更に印象がよくなるでしょうね。
また最近は未来について考えるようなトピックも増えていますよね。例えば
How will your life be different ten years from now? Explain with specific examples.
これなんかも未来に向けた意気込みで終えることは容易にできますよね。
是非とも次の練習に取り入れてみてください。それではまた次回!
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