選択と集中-長期間を短くするTOEFL iBT対策 その2
前回の投稿では、TOEFL iBT対策への手順を3つ挙げました。
1. 現在の実力の把握
2. +20を当面の目標スコアに(スコアによって+20 ~+5)
3. 中心に取り組むセクションを減らす
今回はこの3を掘り下げます。テーマはTOEFL対策における「選択と集中」ですが、皆さんは、
「何をやらないようにしていますか?」
自分が最も重要と考えることに取り組む時間を確保するには、それよりもより重要性の下がること、特に「やらなくてもよいこと」「やらなくてもどうにかなること」をやめるのが効果的です。
TOEFL対策においても、
A. どのセクションの学習をやらないか、又は減らすか?
B. TOEFL学習の時間を確保するために何をやらないか、または減らすか?
を実践することで、効率のよい、より短期間でのスコアアップが達成可能になります。
A. どのセクションの学習をやらないか、又は減らすか?
例えば61以上のスコアが目標であるのなら、Speakingは13-15、Writingは14-17で良いとし、足りない残りのスコア獲得のためにListeningとReadingに集中すべきです。
昨日の投稿では、「65獲得のためにはSpeakingは13、Writingは14でよい」と書きましたが、理由はSpeaking 13、Writing 14は非常に取りやすいスコアだからです。
もしまだこのスコアになっていないのなら、おそらく
Speakingでは、途中黙ってしまうことが多かった、
Writingなら、回答として求められているエッセイ構成パターンを知らない
ためではないでしょうか。
Speakingでは「とにかく話し続ける」、
Writingでは「英文のショートエッセイとして求められる回答のパターンを知り、その構成に合わせて書く」
ことができれば、表現の選択ミスや文法ミスが多くても、Speakingで13-15、Writingで14が取れる可能性が非常に高いと言えます。
60台のスコアが目標の方は、Speaking 13-15、Writing 14でOKとし、足りない分はListeningとReadingへの選択的な学習により目標スコアを達成するのがベストです。
もちろん、SpeakingとWritingで稼ぐことも可能ですが、よほど英語を話す・書くことに慣れているという方以外はお勧めしません。
Speakingの3分の2、Writingの2分の1にはListeningとReadingが含まれているので、そもそもListeningとReadingの力の低い人は、SpeakingとWritingで高スコアは取れません。
また、80台のスコアが必要なら、Speakingは15、Writingは20を目標としましょう。
「Speaking 15(満点が平均4点中、平均2点)は取りやすい」ということは以前の投稿でお伝えしました。
iBTで80点を取るためのTOEFLスコア戦略(その1)[Speaking]
iBTで80点を取るためのTOEFLスコア戦略(その2)[Speaking]
Writing 20が取りやすい理由は近々書きます。
よって、80台のスコアが目標の場合、
Speaking対策はあまりやらない、
Writing対策は20(満点が5点平均中、3点平均)が取れるようになったらOK
とし、残りの足りないスコアをListeningとReadingに集中すべきです。
100以上が目標と言う方でも、まだ80に到達していないのなら、まずは80台の目標スコアを定め、それぞれのセクションへの学習への選択と集中を行い、80台の目標スコアを目指して、戦略的に取り組むべきです。
このように学習すべきセクションを選択し、集中的に取り組むことで、効率良く、着実に目標スコア獲得が可能となります。
そのためには、
A. どのセクションの学習をやらないか、または減らすか?
の判断が非常に大切です。
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