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新形式のReadingセクションに関して その2

前回の投稿


新形式のReadingセクションに関して その1(2011年11月16日)


の続きです。


前回の投稿の最後に


そしてこの 1 of 42 から、Reading問題は3パッセージで、それぞれのパッセージの最後の問題はすべて要約問題(Official Guideで言うProse Summary Question) であったことが分かります。


と書きましたが、今回はその理由をお伝えします。


TOEFL iBTのReading問題では


パッセージの最後のまとめ問題を除いて、1問につき1ポイント


最後のまとめ問題は2種類

要約問題(Prose Summary Q)と表完成問題(Fill in a Table Q)


要約問題は2ポイント

表完成問題は3か4ポイント


1パッセージあたりのポイント数は15ポイント


と決まっています。


Readingセクションでスコアに換算されるのは3パッセージの問題。

3パッセージあたりのポイント数は


15(1パッセージあたりのポイント数)× 3 (換算されるパッセージの数)= 45 ポイント


であり、45ポイント中の獲得ポイントに加え、その回の難易度が加味され、スコアが算出されます。


以上から


パッセージ最後の問題が要約問題(2ポイント)の場合


1パッセージあたりの問題数:14問(13問+要約)

ポイント数: 13 (通常の問題1問につき1ポイント)+ 2(要約問題) = 15


よって


3パッセージの最後のまとめ問題がどれも要約問題である場合のReading問題数は、14問× 3パッセージ = 42問。


よって、前回お伝えしたように、第1問目が 1 of 42 と表示されていたら、問題は3パッセージ出題され、3つとも要約問題と分かります。


ちなみに、新形式になってから、Reading、Listeningセクション開始前のDirectionsで何パッセージ、何セット出題されるかが表示されるようになりました。

(また制限時間の表示からもReading問題が何セットか分かります。3セット:60分、4セット:80分)


このDirectionsは飛ばすことができますが、必ず問題数を確認してから飛ばすようにしましょう。


また


パッセージ最後の問題が表完成問題(3 or 4ポイント)の場合


1パッセージあたりの問題数:13問(12問+表完成)or 12問(11問+表完成)

ポイント数:
12 (通常の問題1問につき1ポイント)+ 3(表完成問題) = 15
or
11(通常の問題1問につき1ポイント)+ 4(表完成問題) = 15


となります。


例えば、Readingセクションが始まり、1問目が 1 of 54 と表示されていたとしましょう。

Readingセクション開始前のDirectionsからも、制限時間の表示からも4パッセージであることは分かっています。


もし4パッセージすべてのまとめ問題が要約問題であったら、全問題数は


4(パッセージ)× 14問 = 56問


になります。54問ということは


要約問題3題(14問 × 3 = 42問) + 表完成問題1題(12問) = 54問

or
要約問題2題(14問 × 2 = 28問) + 表完成問題2題(13問 × 2 = 26問) = 54


のいずれかのはずです。


ちなみに可能性が高いのは「要約問題3題 + 表完成問題1題」の方です。

数年前になりますが、ETSの問題ディレクターの発言によると、要約問題と表完成問題の割合は、要約問題 85%くらい、表完成問題 15%くらいとのことでしたので。


と、ここまで話していると


「じゃあ、最後のまとめ問題が要約問題や表完成問題と分かったところで何が違うのか?」


と思われる方もいらっしゃるかと思います。


最後のまとめ問題が事前に分かると良い点に関しては、次回の投稿でお伝えします。

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