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留学中の英語力アップ方法 その5 〜 Speaking編

「留学中の英語力アップ方法」今回のテーマは、Speakingにおける発音とイントネーション(抑揚、音の高低の変化)。


一般に「あの人って英語ペラペラだよね」という場合、言葉の流暢さだけではなく、発音とイントネーションがネイティブスピーカーのものに近いことを意味します。


現在、留学しているあなた!

1年や2年の留学期間を終えて、帰国した後は


「留学してたんだから、英語はペラペラなんでしょ。」


というプレッシャーにさらされることになりますよ。


また単純にこちらが言いたいことを正確に伝えるために発音・イントネーションは良いに越したことはありません。


「カフェで coffee の発音が伝わらないために、別の注文をせざるを得なかった」


というような話はよく聞くことです。


では、発音・イントネーションを向上させるにはどうしたらよいか?


発音やイントネーションの聞き取り方や発声方法に関して書かれた本は日本語のもの、洋書のもの共に多くあります。

本を通して、発音・イントネーションの理屈を一通り学ぶことも効果的です。


どのような本を選択すべきかは、自分の好みで結構です。

発音に関しては、カタカナを多く使って説明しているものもあれば、発音記号をもとに解説しているものもあります。


一応お勧めの本は


英語の発音パーフェクト学習事典


ですが、10年も前の本でもありますし、現在はその他にもよい発音の本が多くあるでしょうから、この本と他の本を比べてながら、自分にあったものを見つけてもいいでしょう。


また、シンプルではありますが


英語発音入門 English Pronunciation Practice for Japanese Learners


のようなウェブサイトが役立つ部分もあるでしょう。


しかし、理屈を学んで真似ることだけでは、発音・イントネーションを向上させる必要があるほとんどの方にとって十分ではありません。


発音・イントネーションの向上において、最も有効なのがネイティブスピーカーにチェックしてもらうこと。


誰もが「自分のカラオケはそこそこイケテル」と勘違いしやすいように、発音・イントネーションでの問題点は自分ではなかなか気付かないものです。


留学中はネイティブスピーカーに囲まれて生活しているわけですから、例えば時給10ドルくらいで1時間自分の前に座ってもらい、読みあげる文の発音・イントネーションを指摘してもらう人を見つけることはできるはず。

(無料で頼めるような友人がいれば、それに越したことはありませんが)


「『読みあげる』文の発音・イントネーションを指摘してもらう」


と書きましたが、フリートークの中でチェックを受けるよりも、何かしらの文章を読みあげていくなかで指摘された箇所にマークを付けていくほうが、後で振り返りやすく、お勧めです。


留学中の方々は、今は学期末の課題や論文提出準備に忙しいでしょうが、余裕ができたときに、友人のネイティブスピーカーをひとり捕まえて、まずは1時間だけ発音・イントネーションチェックをしてもらいましょう。


または、学期末の発表用の原稿を読みあげてチェックしてもらえば、発表の準備にもなります。


発音・イントネーションをチェックしてもらうと、指摘される箇所は自分が思っていたよりも多く、驚くことになるでしょう。

はじめは、何でも指摘してもらうのではなく、1段落くらい読み上げた後に、発音・イントネーション上の一番大きな問題を教えてもらい、修正しましょう。


もちろん、発音を教えるのが上手な人、そうではない人がいますが、ネイティブスピーカーの学生であれば、どこに問題があるのか指摘することはできます。


是非、試しに1時間だけ発音・イントネーションチェックを行なってみてください。

自分では気が付かなかった発音の弱点ががいくつもでてくるはずです。


と、ここまで「留学中」の方々のために、発音・イントネーションの向上方法を書いてきましたが、上記の内容は留学をまだしていない方でも実践できます。

現在は、格安で受けられるオンライン英会話もありますし、どこに住んでいてもネット経由で英語でのコ
ミュニケーションが可能です。

(留学中の方も、適当な友人がいなければ、オンライン英会話を利用することができますね。)


格安のオンライン英会話の場合、話し相手がネイティブスピーカーではないということもあり得ますが、発音・イントネーションが上手に感じる方を選べば、学べるものは多いはず。


TOEFL iBTのSpeakingにおいて、発音・イントネーションは大切です。


発音・イントネーションがネイティブスピーカーのようでなければならないということではありません。

聞き手である採点官が苦労しなくても理解できる程度であれば十分です。


しかし、採点官が聞き取りに苦労したり、理解出来ないところがあると、スコアにネガティブに影響する可能性があります。


実際に


TOEFL iBT Speakingセクションの採点基準(Scoring Rubric)


の4点の評価基準のDeliveryの項目には


Generally well-paced flow (fluid expression). Speech is clear. It may include minor lapses, or minor difficulties with pronunciation or intonation patterns, which do not affect intelligibility.


と書かれています。


「Speaking力アップのためにオンライン英会話を始めたものの、何を話したらよいか迷うし、またTOEFL SpeakingのIndependent Taskのお題を使ってもすぐに話すべきことが浮かばない」


という人は


問題集の中のIndependent Speakingのお題に対して、自分なりの回答を書き、それをオンライン英会話の時間に読みあげ、回答の内容・表現・文法ミスだけでなく、発音やイントネーション、また全体的なプレゼンテーション(声の大きさ、話すスピード、全体的なペース)もチェックしてもらいましょう。
(その後、必ず、その回答原稿を見ないで、同じような内容をスラスラと言えるようにしましょう。)


もちろんフリートークのような形で話すこと自体に慣れることは大切ですが、このように学習の目的を明確にすると、自分の弱点を知ることができ、見つかった弱点をつぶしていくことによってSpeaking力向上を実感できます。


「留学中の英語力アップについて」次回はSpeaking編の最終回です。

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