ベストスコアで自分の実力を判断すべき?
ウェブトフル受講生の方からの学習相談メールにおいて、それぞれのセクションのベストスコアをお知らせいただくことがあります。
そのようなときは、必ず過去のスコアすべてをお知らせいただくようにお願いしています。
例えば、ある方の過去のReadingのスコアが23, 28, 24, 22だったとしましょう。
Reading 28は90%くらいの正解率(4, 5問ほどの間違い)。
それに対して一番低い22の場合、65%くらいの正解率(15, 16問くらいの間違い)。
28と22には大きな差があると分かります。
そのような方が自分のReadingの実力を28くらいと考えるのは危険です。
28が取れたときは運が良かったのかもしれません。
たまたま自分にとって理解しやすいトピックばかりだったのかもしれません。
なんとなくクリックしたいくつかの問題が運よく正解だったのかもしれません。
野球の選手でも、全打席すべてヒットという運のいい日がありますよね。
しかし、翌日は無安打ということもよくあります。
自分の実力を判断する際は、比較的最近受験した、いくつかの試験のスコアに基づいて判断しましょう。
例えば100以上のスコアを目指す場合、Readingで28が期待できるのであれば、Reading対策はほとんど行わずに、他のセクションに力を入れるべきです。
しかし、上の例のような最近のReadingのスコアが23, 28, 24, 22という方の場合、自分のReadingの実力は23前後と判断した方がいいでしょう。
Reading 23は67-70%くらいの正解率(13-15問間違いくらい)。
スコアアップの余地がかなりあります。
TOEFL ReadingはListeningと比べると、低い正解率でも高得点が取れるセクションと言えます。
(例えば、Listening 23を獲得するには、80%くらいの正解率(7問間違いくらい)でなければなりません。)
100以上を目指しながらも「Readingは得意だから」とあまり対策をしないまま、26や25くらいを取り続けている方がいらっしゃったりします。
他のセクションで稼げるのであれば問題ありませんが、Readingが一番得意なら、28くらいを安定して稼げるセクションにしたいところです。
(4, 5問間違っても28が取れるセクションですし)
上ではReadingセクションのスコアを例に取り上げましたが、どのセクションにおいても、ベストスコアで自分の実力を判断することなく、取り組むべきセクションの優先順位を判断するようにしましょう。
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