102点獲得のご報告をいただきました! その1
ウェブトフル受講生のIさんから102点獲得のご報告をいただきました!
いただいた内容が詳細に渡るため(これまでいただいた中で最も長いと思われます)、今回は私からのコメントは一切なしで、掲載させていただきます。
Iさんからのご報告に対する私からのコメントは「その2」という形で、次回に書きます。
以下のご報告から、IさんのTOEFL目標スコア獲得への情熱と執念、そして緻密な戦略を感じるはずです。
Iさんの大幅なスコアアップの達成に刺激を受け、今後の取り組みの励みとしてください!
Iさん、かなりの時間を取って書き上げられたと推測します。
改めて心より感謝申し上げます。
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葛山先生
お世話になっております。
1/12に受けたTOEFLで初めて目標スコアである100点を超える、102点を獲得することができました!約7ヶ月という短期間で目標のスコアが取得できたのも、WEB TOEFLに助けて頂いたおかげです。何度も学習のアドバイスを頂き、ありがとうございました。下記、超長文で恐縮ですが、下記の通りご報告させて頂きます。
私は純ドメで海外経験は3ヶ月程度の海外出張程度。入社後、英会話学校への通学や、TOEICの自己学習を行う等、英語はできないなりに興味を持っていました。TOEICは3年程度かけて、当初の550点から910点(R440, L470)まで上げた経緯があります。従って、ベースの力は多少あったと思いますが、TOEFLの実力は60-70点程度でした。
2013年の6月に社内選考に通り、学習を開始しました。私はMBAではなく、MSの理系コース志望でしたので、スコアの目標は100点としました。リスニングに弱みがあったので、それ以外でしっかり点数をとるように、目標スコアをR28, L22, S22, W28としました。結果論ですが、TOEFLは効果的な学習を継続すれば、着実にスコアが上がる試験だと思います。下記スコア推移を見ると、8/17や11/9など、Lがたまたまいい点の時を除くと、階段状にスコアが伸びています。ただ、RとLは選択問題であること、SとWは評価者に左右されることから、目標スコアの取得には、数をこなすことは必須だと思います。セクション別ベストスコアの合計が初めて100点を超えたのが11/24、その後4回目のテストで目標以上のスコアが3つ揃い、幸運にもTotal100点を超えることができました。
日付 | Total | R | L | S | W | 会場 |
2013.6.8 | 58 | 18 | 10 | 10 | 20 | 神保町 |
2013.6.30 | 68 | 20 | 11 | 17 | 20 | 茅場町 |
2013.7.14 | 76 | 24 | 14 | 17 | 21 | お茶の水 |
2013.7.21 | 76 | 24 | 13 | 19 | 20 | 秋葉原 |
2013.8.17 | 86 | 26 | 22 | 17 | 21 | お茶の水 |
2013.9.1 | 79 | 21 | 19 | 18 | 21 | 茅場町 |
2013.9.14 | 83 | 24 | 19 | 17 | 23 | 茅場町 |
2013.9.28 | 84 | 25 | 20 | 18 | 21 | 茅場町 |
2013.10.12 | 85 | 25 | 15 | 20 | 25 | Temple5 |
2013.10.27 | 87 | 25 | 20 | 18 | 24 | Temple3 |
2013.11.9 | 95 | 26 | 26 | 19 | 24 | 茅場町 |
2013.11.24 | 93 | 29 | 21 | 15 | 28 | Temple3 |
2013.12.7 | 96 | 28 | 19 | 22 | 27 | 茅場町 |
2013.12.21 | 96 | 29 | 20 | 23 | 24 | 茅場町 |
2014.1.12 | 102 | 28 | 24 | 20 | 30 | Temple3 |
目標スコア | 100 | 28 | 22 | 22 | 28 | – |
赤字は目標スコア以上
<Reading>
リスニングが足を引っ張ることがわかっていたため、リーディングを得点源にすべく28点を目標スコアとしました。Web TOEFL deltaコースを6,7,8月の3ヶ月かけて修了し、同時にWEB TOEFL以外でも並行して単語の学習を進めたところ、25点前後で安定するようになりました。9月以降はOG(WEB TOEFL)、Official TOEFL tests、TPOを中心に問題演習・復習を継続していたところ、突如29点を取得でき、その後は28-29点で安定しました。問題は1,2回復習しました。また、単語力は3800のレベル3程度で十分に思います。レベル4の代わりに、科学ドリルを一通りやりました。
使用教材
問題演習:Delta、OG、Official TOEFL tests with audio、TPO
単語:3800 (レベル3まで)、科学ドリル
下記は個人的趣味で、自分の弱みや演習量を把握するために作成しました。合計39題(OG15, Official TOEFL tests15, TPO9)、576問実施しましたが、しっかり復習すればこれくらいで十分かと思います。
内一 | 単語 | 代名 | 内不 | 言換 | 意図 | 推論 | 挿入 | 要約 | 合計 | |
問題数 | 148 | 148 | 10 | 38 | 33 | 46 | 28 | 39 | 86 | 576 |
正答数 | 131 | 138 | 8 | 33 | 26 | 37 | 19 | 32 | 64 | 488 |
正解率 | 89% | 93% | 80% | 87% | 79% | 80% | 68% | 82% | 74% | 85% |
全て点数ベース
私がこなした問題集は概ねが過去問だと思いますので、葛山先生がおっしゃっていた通り、内容一致・単語問題は非常に重要だということがわかります。また、推論・まとめ問題の正答率が低いです。これは、推論問題は文章内に間接的にかかれていること、まとめ問題は検索語で場所探しをしている時間が無いため、他よりも難易度が高いと言えると思います。最終的に28-29点が安定的にとれるようになっても、推論・まとめ問題は間違えることが多かったように思います。それら以外の問題はあまり間違えなくなり、45問中40問前後は正解できていました。
<Listening>
私は10点からのスタートでしたので、22点を目標スコアとしました。RとLの差が大きく、英語のスピードに付いて行けていない典型的な日本人タイプでしたので、スクリプトリピーティングが最も効果があったように思います。20点後半を狙いに行くのであれば、復唱までしっかりやるべきだと思います。そこまでは到達できませんでした。
Web TOEFL deltaコースを6, 7月の2ヶ月かけ、時間をかけてしっかりやりました。ただし、何度復習しても1問1問完全にはならず、「表現が聞き取れ、意味がわかる」ようにはなりませんでした。80%程度の理解度でしょうか。当初は1問に4〜5時間かかることもザラでした。同じ問題ばかりやりすぎてもいけないので、時間をかけてできない問題はどんどん飛ばすようにしました。8, 9月はOGコースを受講し、10月以降はOfficial TOEFL testsを実施しました。最終的な平均的なスコアは20点程度でした。メモをとりすぎていたことも伸び悩みの原因かもしれません。24点と26点はたまたまだと思います。
使用教材
問題演習:Delta、OG、Official TOEFL tests with audio、TPO
<Speaking>
目標スコアを22点としました。〇〇の塾とWEB TOEFLを併用しました。WEB TOEFLは内容が私には若干難しく、あまり実施しませんでしたが、Sで高得点を狙う人はしっかり時間をかけて受講・練習されると良いと思います。私はスピーキングの対策に100時間程度かけ、20点も一度取得した後に受けた11/24のテストで、最低の15点(除く初回)を取得しました。これでかなりショックを受け、本番で少しテンションを上げて声を大きくし、トーンを上げたところ、次のテストでは22点、その次で23点になりました。私のように声が小さかったり、低かったり、ボソボソしゃべっている受験者は多いので、対策をしているのにも関わらず10点後半で停滞している方は、本番での話し方を見直してみると改善するかもしれません。また、その15点についてはリスコアを申請しましたが、プロセスを含めて面白い結果になりましたので、別に報告させて頂きます。
<Writing>
初回から20点とれていたことから、アグレッシブに目標スコアを28点としました。Integrated、Independent共に4dayコースを9月頃から受講し、非常に役に立ちました。Integratedはとにかくテンプレートを暗記し、問題演習をWEB TOEFLで10問程度こなし、テスト前に復習しました。私のリスニング力ではFairとGoodを行ったり来たりでしたが、ライティングのテクニックという意味では、WEB TOEFLのみで対応は十分です。
IndependentはIntegratedに増して役に立ちました。問題演習をWEB TOEFLで15問程度こなし、何度も復習しました。30分で書いて提出するよりは、自分でしっかり時間を書けて400-450字程度のエッセイを作成し、校正してもらったものをある程度暗記しました。WEB TOEFL添削の評価は大体4 (strong)でした。本番で安定的に5をとりに行くには表現に改善の余地あり、との評価でしたが、語数をしっかり書けば満点の5も取れるようです。本番では、2トピック300文字+テンプレート150文字、トータル450文字を意識して取り組みました。トピックの少なくとも片方は暗記したネタをベースに書くことができ、10月以降は安定的にGoodをとることができました。最後の30点は本当にラッキーです。
<総合>
留学の準備期間が半年程度と、社費留学の中でも比較的タイトなスケジュールでしたが、WEB TOEFLのDeltaコース・OGコースは非常に効率的でした。葛山先生の解説・単語リスト・Q&Aは短期間でスコアを上げたい日本人留学生に最適だと思います。また、コスパも他の対策に比べて、抜群だと思います。
また、学生時代のGPAに相当問題があったため、TOEFLのスコアには妥協できませんでした。効率的な学習に加えて絶対的な時間の確保が不可欠でした。フルで仕事をやりながらでは不可能と感じたため、会社の上席に事情を把握してもらった上で、早く帰らせてもらう、業務中も時間があるときは学習する、等の相当の配慮を頂き、学習時間を確保しました。効率的な学習と絶対的な学習時間の確保、この2点が揃っていなければ、短期間でのこの結果は実現できなかったと思います。ご協力頂いた方々には感謝してもしきれません。
この半年間は本当に英語漬けで、忙しくも充実していました。終わってみれば順調に見えますが、80点台が3ヶ月続いたときには相当焦りました。周りの方に迷惑をかけているという事実が相当なモチベーションに繋がったように思います。移動時間も常に携帯のアプリを使って単語の暗記あるいは復唱・リスニングを実施しました。妻の出産で病院に駆け付けた際も、励ましながら単語の学習をしました。出産後、子供が小さいため自宅では学習できず、リピーティングやスピーキングの練習は家の近くの公園でやりました。また、モチベーション維持のため、学習の記録を付けていました。下記は私の学習時間をサマライズしたものです。あるホームページには、61点未満から100点までは840時間かかるとの記載がありましたが、実際はもっとかかりました。
(時間)
6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 合計 | |
TOTAL | 109 | 186 | 175 | 169 | 183 | 172 | 71 | 31 | 1096 |
Reading | 44 | 74 | 70 | 54 | 59 | 57 | 21 | 3 | 382 |
Listening | 65 | 111 | 105 | 44 | 45 | 38 | 21 | 6 | 433 |
Speaking | – | – | – | 47 | 34 | 38 | 23 | 18 | 160 |
Writing | – | – | – | 23 | 46 | 40 | 6 | 5 | 121 |
単語はReadingに含む。
また、当日のコンディションもかなり重要だと思います。テストの前日は7時間程度の睡眠時間を確保し、当日は6時には起床。SやWを2-3時間復習した上で、テストに臨みました。幸運にも、家から茅場町テストセンターまで徒歩5分だったので、茅場町を中心にテストセンターを予約しました。テストセンターはイヤーマフもあり、耳栓と組み合わせるとほとんど音が聞こえません。リーディングとライティング中はおかげでかなり集中できました。個人的にはMOLDEXの耳栓がコスパ的に最高でした。
スピーキングでは、準備の数十秒の間、丁寧にノートをとるよりも、一度練習しておく方が点数が良かったように思います。一度フレーズをしゃべっておくと、二回目しゃべるときにかなりスムーズになります。
WEB TOEFLは内容、コスト、利便性を考えるとTOEFL学習者に最適だと思います。最後になりましたが、私がこの結果を達成できたのも、WEB TOEFLあってこそだと思います。本当にありがとうございました。
<リスコアについて>
スピーキングのリスコア(11/24, S15点)を実施しました。先にも書きましたが、スピーキングの対策は既に100時間程度行っていたこと、直前のスコアは18-20だったこと、トータルで上回るスコアを既に保有していたこと、からリスコア申請を実施しました。
(1) 12/10に近所のコンビニから11/24に受験したTOEFLのリスコアFAXを送付。送信成功の紙を確認。
(2) 「Order Receipt Confirmation」という連絡がこない。(通常、数日でメールが送られてくる模様)
(3) 12/17, メールで東京のETSに問い合わせるも、結果がでるまで3週間程度かかるため、もう少しお待ちくださいとの由。FAXは受領している模様。
(4) 1/15, メールにて東京のETSに問い合わせると、クレジットカードの情報に不備があったため、プロセスが停止している状況。米国ETSに直接問い合わせてくれとのこと。
(5) 1/16, TELにて東京のETSに問い合わせると、クレジットカードの不備であれば、そのタイミングで確認のmailが送信されるはず。確認するので、数日待ってくれとのこと。
(6) 1/24, 米国ETSから謝罪とともに、無料でリスコア対応する旨のメールが届く。するとホームページ上のオーダー欄にリスコアのオーダーが追加されており、当該スコアの所がnot availableとなる。
(7) 2/5朝、ホームページ上で結果が出ていることを確認。点数変わらず。
上述の通り、リスコアの結果がでるまで2ヶ月近くかかることとなりました。私は幸い、その後のテストで目標スコアを達成できたため、特に問題はありませんでしたが、リスコアのプロセスはかなり脆弱であるため、注意が必要だと感じました。通常、FAXを送付後、1週間以内にETSよりメール(Order Receipt Confirmation)が到着し、ホームページ上のオーダー欄にリスコアのオーダーが追加されるようです。従って、こない場合はすぐに米国ETS問い合わせた方がよさそうです。本件もクレジットカードには少なくとも不備はなかったので、FAX受領側に何らかのトラブルがあった可能性があります。
<TOEFLスコア追送>
私の申請した大学は全てホームページ上にスコア追送禁止の文言はありませんでした。アドミッションにメールにて追送の旨を連絡した上で送付しました。1/23にスコア送付をETSに依頼し、1/30には受領の案内が来ましたので、依頼後、1週間程度で到着する模様です。
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