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109点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました! その6 〜 Speaking, Writing対策など

109点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました! その1(2014年8月4日)

のシリーズ、だいぶ長い間引っ張ってしまいましたが今回が最後になります。
KさんからいただいたSpeaking、Writingへの取り組みのご報告に対する私の感想を書きます。

 

Speaking

> ここも地獄の様なセクションです。なかなか上がりません。私も24点に到達することは出来なかったので、あまり多くは語ることが出来ません。

> ただ、五十峰先生のおかげで、一部のセクションで4.0、Goodを獲得することは出来ました。

> ずっと発音のせいで、4.0が取れていないと思っていたので、Goodを頂けた時には非常に嬉しかったです。

> Speakingは、自分の何が悪くて今のスコアになっているのか非常に見えづらいセクションだと思います。
> 幸運にも、私は、五十峰先生のフィードバックを受けられる講座を受講出来ましたが、非常に為になるので、是非皆様も機会があれば、ご受講されることを推奨いたします。


KさんのSpeakingのベストは23でしたが、日本で英語を学んできた多くの方にとってSpeakingは24以上を獲得するのが難しいセクションです。

24以上のスコアを獲得するには、6つのタスクのうち1つ以上で4(Speakingでの満点)を獲得しなければなりません。

「その2」でも書きましたが

Speakingで満点である4点を獲得するには、Delivery, Language Use,  Topic Developmentの3つの採点項目いずれも4点レベル到達していなければなりません。


109点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました! その2 〜 100以上と109の違いを考える(2014年8月8日)


ある程度、発音やイントネーション、流暢さがよくないと4獲得が難しいのが現実です。

しかし、発音、イントネーション、流暢さがネイティブに近くないとダメということでは決してありません。
採点官が特に苦労しなくても話している内容が理解できるくらいであればいいのです。

また発音、イントネーション、流暢さがよければ4が取れるということではありません。

 

ポイントをおさえながらも採点官に分かりやすい内容になっているか。
表現の選択は問題ないか。
文法上のミスは少ないか。

 

KさんがおっしゃるようにSpeakingは「自分の何が悪くて今のスコアになっているのか非常に見えづらいセクション」と言えます。

Speakingセクションにおいて、何をどう話すべきかはSpeaking 10Dayコースで、TOEFL試験の公認トレーナーである五十峰先生が解説しています。

Kさんが受講された五十峰先生による回答へのフィードバックコースはベータ版として一時的に開講したものであり、五十峰先生監修による、採点とSpeaking回答をどのように改善すべきかをネイティブスタッフがアドバイスするSpeaking Practiceコースは10月の開講に向けて現在準備中です。

 

Writing

> Writingは、早い段階から20点を超え、順調にスコアが伸びていった比較的易しいセクションでした。


Kさんは後半の1年間はほとんど27を下回ることがありませんでした。
(14回の受験の内、27未満(23, 24点)は3回のみ)
105以上のスコアを獲得するには、できればWは27以上のスコアが欲しいところです。

KさんにとってWは「比較的易しいセクション」でしたが、誰にとってもということではありません。

RLで高得点が安定して取れるだけの実力を身につけたのがIntegrated Wでの高得点獲得に有効であったはずですし、またもともとアウトプットの能力が高かったと思われます。

ただWritingコースでKさんが提出されたエッセイを読むと、Kさんは過去に学んだことを着実に実践されていらっしゃったことがうかがえます。
Writingは問題トピックが自分にとって書きやすいかどうかに左右される部分があるものの、取り組みの継続により高い実力を身に付け、Kさんのように高得点を期待できるセクションにしましょう。

 

まとめ

> 当初は、1年で取れるだろう!と思っていたことありましたが、TOEFLは本当に難しい試験です。

> インターネット上には、3か月で何点UPや、110点獲得~、なんていう文字が飛び交いますが、地道に継続して努力し続けることが不可欠だと思います。

> 純ドメと自分を称して、帰国子女や留学経験者を特別視することは良いことは思えませんが、私のように、TOEIC300点程度のレベルの方でも、毎日少しずつ努力すれば、TOEFL109点まで辿り着ける、ということをお伝えできたら幸いです。


KさんはTOEFL初受験で37点を取ってから約3年後に109を獲得されました。

TOEFL対策が思ったよりも早く終了したという方は少数派であり、ほとんどの方は予定よりももっと長い期間がかかったり、最終的に当初の目標スコアを下げることになります。

 

TOEFL対策において非常に大切なことは早めのスタートを切ること。
またその際にできれば本試験の受験をしましょう。
TOEFLにおける現在の自分の実力が確認できれば、どのように対策を行えばよいか分かりやすくなりますし、目標達成までの道のりを確認することが取り組みに対するモチベーションにつながります。

 

取り組みに対するモチベーションが低下してきたと感じられる方は、是非Kさんからいただいたご報告(「その1」)やその他のスコアアップ報告を下さった方々の取り組みを時おり読み直して下さい。

 

Listening 追加

この前の「その5」のコメント欄に以前に103獲得までの取り組みのご報告をくださったOさんからメモ取りに関してのご意見をいただきました。
是非、参考にしてください。
Oさん、わざわざ時間をかけてメモ取りに関するコメントをくださり、心より御礼申し上げます。

 

こんにちは。2013年12月14日付のブログで103獲得としてご紹介いただいたOと申します。
https://tofure.com/?p=9301
ご報告が遅くなりましたが,おかげさまでその後志望大学から受入許可をもらい,現在米国で新生活を始めつつあります。
目標スコアを獲得してからはTOEFLの勉強からは離れてしまいましたが,葛山先生のブログは英語の勉強方法としてもためになるので,時々拝見しています。

メモ取りについて,上でご紹介されたKさんの次の考え方について,私も目標スコアを達成する直前には同じことを思っていましたので,コメントさせていただきました。
> また、意見の分かれるメモ取りですが、私は、
> 「最初の30秒~1分、おおよその概略と方向性が見えるまではメモを取らない」
> という手法を採用し、受験後半の高スコアに繋がっていると感じています。

「メモ取りよりも聞き取り」という葛山先生の教えは,頭では理解していても,実際のListeningではかなり細かい情報が問われるため,当初は冒頭からメモに意識が行ってしまいがちでしたが,後に,「おおよその概略と方向性」がわからないと細かい情報がどういう意味を持つのかが結局理解できないし,「おおよその概略と方向性」がきちんとわかっていればメモが多少不正確でも(極端な話メモを取っていなくても)正解にたどりつけると思うようになりました。
上の12月14日の記事で紹介していただいた報告でも,次のように書かせていただきました。

> 特に,最近は,会話やレクチャーの冒頭でMain Topicが把握できるとその後の話の流れが細部も含めてつかみやすくなるという当たり前のことにようやく気付いたので,話の冒頭部分に最大限集中することにしていました。

私もListeningには非常に苦しめられましたので,こうした経験談が何らかの参考になれば幸いです。
ちなみにこのブログの別の記事でも紹介されていましたが,実際に大学で聞く英語はさらにまた難しくて,英語の議論をフォローして自分でも何か発言していくというのが,自分の現在の課題です。

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