Speakingの音声添削ってどんな内容? その2
前回の投稿
Speakingの音声添削ってどんな内容? その1(2014年12月12日)
の続きです。
その前に「その1」について補足を。
Speaking Task 1 & 2 (Familiar Topics) 音声添削コース
の受講生の方から「例えば、R の発音の仕方などをハンドアウトなどに盛り込んで欲しい」というリクエストをいただきました。
実は音声添削コース開講前にこのようなインストラクションを行うことを検討したのですが、以下の理由により、音声添削コースの中で発音の指導を行わない方がよいと判断しました。それは
発音の仕方は、Youtubeから学ぶのが 一番効果的
だから。例えば、R や L の発音がうまくできていないと指摘された方は、是非、Youtubeで
R pronunciation
R L pronunciation
R 発音
R L 発音
などのキーワードで検索してください。
すると数多くの発音についてのインストラクション動画が現れます。
その中から10くらい良さそうなものを選びましょう。
10の動画と言っても、1つあたり数分以内のものばかりですから、全部視聴するのに1時間もかかりません。
その中には、自分にとって説明がしっくりくるもの、自分が抱える問題を解説してくれるものがあるはずです。
では「その2」に移ります。
まずは、話の途中に挟んだコメントを幾つか紹介します。
添削者は、「その1」での発音指導や以下のように、提出していただいた録音回答を途中で何回も停止してコメントしていきます。
「その1」同様、 アドバイスの元となる録音回答は一切、含まれていません。
また録音回答で使われた表現を添削者が繰り返している箇所の音声を消しています。
一部分かりにくくなっていることをご了承下さい。
コメント1: 導入部の後(よい内容に対して)
comments.beginning ← クリック
コメント2: 表現の指摘(focus to doではなくfocus on doing)
コメント3:話が途切れてしまうことが多い(話が止まってしまうことが多いと3点獲得は難しい)
コメント4: 同じ表現の繰り返しが多い
続いて、Speakingの3つの評価項目である「Delivery」「 Language Use」「 Topic Develoment」それぞれと回答全体に対する最終的なスコア、およびその理由に関するコメントです。
TOEFL iBT Speaking Rubrics (Scoring Standards)
全体に対するコメント1:
Delivery 3, Language Use 4, Topic Development 4 → スコア3 (strong)
※ enunciate 「(言葉)を明瞭に発音する」
※ syllable「音節」(ある言語で、通常一まとまりの音として意識され、発音される単位。日本語ではほぼ仮名一字が一音節にあたる。英語では、母音を中心とした音のまとまりの単位で、1音節内には母音が1つだけ含まれる(二重母音などは例外)。 母音の前後に子音が加わり、1 音節をつくる。)
※ stutter 「口ごもりながら話す、つっかえながら言う」
注: 3レベルとして非常にすぐれ、4を取れる可能性のあるものは3 (strong) と、3レベルではあるが、2になる可能性のあるものは3 (weak)とします。
全体に対するコメント2:
Delivery 3, Language Use 3, Topic Development 3 (weak) → スコア3
※ coherent 「筋の通った、首尾一貫した」
※ elaborate「〜を詳しく述べる」
全体に対するコメント3:
Delivery 3 (strong), Language Use 2 (strong), Topic Development 2 → スコア2 (strong)
全体に対するコメント4:
Delivery 4, Language Use 4, Topic Development 3 (strong) → スコア3 (strong)
全体に対するコメント5:
Delivery 3, Language Use 3, Topic Development 2 (strong) → スコア3 (weak)
以下でも同様のアドバイスを受けることができます。
Speaking Task 1 & 2の回答の問題や改善すべき点、上記のようなスコアを「無料で」教えてもらえるチャンスですので是非、ご活用下さい。
この無料添削の締め切りは12/23(火)ですので、やってみたいという方はお早めに!
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