Listening学習法に関する質問への回答 その2
まずは前回の投稿内容のまとめから。
様々なListeningの学習法の中でどれが一番良いと言いきることはできない。様々な学習法を試しながら、「より聞き取れるようになった」「より理解できるようになった」と実感できるものを選択し、継続することが大切。
ウェブトフルListneing 18 dayコースでは、いくつもの学習法を紹介するだけではなく、紹介した学習法を、必ず授業の中で実践していただき、その効果を実感してもらえるようにしています。
Listening 18 Dayコース Table of Contents(目次)
Listening学習法は、実力の成長を実感できるものを選択しましょう。言い換えれば、ある学習法を中心に継続的に行ってもListening力の向上が感じられないのなら、中心とする学習法を変更した方がいいでしょう。
学習法の選択に関してですが、例えば、英文の難易度や音声のスピードが上がれば学習法も変わってきます。
普段、音声によるシャドウイングを中心に学習を行っているという方でも、音声が速くなるとシャドウイングでついていけないかもしれません。英文が難しくなると、シャドウイングしても意味が全然頭に入ってこないかもしれません。
そんな時はシャドウイングをやめて、黙読、音読、リピーティング等の別のアクティビィティを行い、消化・吸収の割合を高めた方がいいでしょう。
そして、その問題の音声に対する理解度を上げた後、シャドウイングを行えばより消化・吸収のよい学習ができるはずです。
どの学習法を中心に行っていくかを決め、継続していくことは非常にいいことですが、その学習法にこだわりすぎる必要はありません。
問題の難易度に応じて、様々な学習法を使い分けましょう。
これまで非常に多くの方からListening学習法に関するご質問をいただいてきましたが、多くの方が「なんとなく学習法を実践している」という印象を受けました。
例えば「ある学習法を5回行えばそれで十分」とは言えません。
学習法とは「手段」であり、「目的」ではありません。
ある学習法を行ったらそれで終わりということではなく、「表現が聞き取れ、表現の意味が理解できる状態」になることが目的、つまりゴールのはずです。
私が
「より聞き取れるようになった」「より理解できるようになった」と実感できるものを選択し、継続することが大切
と言っているのも、言い換えれば、
学習の目的・ゴールを意識しながら取り組もう
ということになります。
「より聞き取れるようになった」「より理解できるようになった」ら、つまり、学習の目的・ゴールを達成したら、次の問題へと移りましょう。
まだまだ長くなりそうなので、続きは次回とさせていただきます。
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