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【改訂版】失敗しやすいTOEFL対策 その1「 一部のスキルのみ伸ばそうとしている」

以下、過去記事の改訂版です。

 

今後、何回かにわたって「スコアアップを達成しにくいTOEFL対策」を行っているパターンを書いていきます。今回はその1回目。

 

1. 一部のスキルのみ伸ばそうとしている

 

例えば Readingのスコアアップを達成しようと単語本のみに取り組み、単語力の増強を狙っている場合。
特にTOEFL対策を始めたばかりの方が、Reading問題の難しさに面食らい、問題を解くのがおっくうになってしまったときに取り組みやすそうな単語集を始めることが多いように思います。

 

断っておきますが、TOEFL Readingで高得点を取るためには、高い単語力が求められます。
私も、単語力養成の重要性をReadingコースの中で繰り返し強調しています。

 

しかし単語力の増強のみを行う、または単語本の取り組みに学習時間の多くを費やすことは、ほとんどの人に対してお勧めしません。
なぜなら、TOEFL Readingで高得点を取るには、

 

限られた時間の中で、アカデミックな英文を正確に理解し、設問に正解する

 

必要あるから。

 

Readingで高得点を獲得するには、単語力だけではなく、英文処理速度、文法力、論理力、背景知識、解答力も高いレベルでなくてはなりません。

単語本の取り組みにより単語力が飛躍的に向上しても、その他の力が伸びていなければ問題の正解率はあまり上がらないかもしれません。

 

もちろん「単語力向上によってTOEFL Readingのスコアが大幅にアップした!」という人もいらっしゃます。ただそういう人は英文処理速度、文法力、論理力、背景知識、解答力が元から高い場合がほとんど。普段から英字新聞・雑誌や英語の論文を読む機会が多い方だったりします。

 

TOEFL対策への取り組みにおいて現在行っていることは

 

一部のスキルのみを向上させようとしているのか、それとも様々なスキルを向上させ、全体的な対応力を養っているのか

 

を意識しましょう。

 

あなたの弱点が一部のスキルだけなら、例えば Listeningなら音声の聞き取り力であったり、Speakingでの発音やイントネーションであるのなら、その一部のスキルを磨くことによってスコアアップが期待できます。

 

しかしそのセクションでの大幅スコアアップが求められる状況のような、向上させなければならないのは一部のスキルだけではない場合は、そのセクションのスコアアップに必要な様々なスキルを向上させる学習を行う必要があります。

 

今回の投稿では、例として「単語力」を主に取り上げました。以下、単語力向上方法に関する一連の投稿です。参考までに。

 

» ブログカテゴリー:単語力について

 

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