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Speakingのチェックポイント その2(五十峰先生)

皆さんこんにちは。スピーキングコース担当の五十峰です。学習対策は順調でしょうか?出願が迫っているという方もいると思いますが、できれば目標スコアに早く到達できるよう、年内のラストスパートをかけて頑張りましょう!

 

スピーキングのチェックポイント・その2

さて前回の「スピーキングのチェックポイント・その1」に続いて、今回もスピーキングの練習・復習ポイントをいくつか挙げていきますので、是非とも参考にしてみてください。

 

録音練習をする際のチェックポイント

自分の回答を録音した後に、以下の項目を自問自答してみてください。

 

1) アイディアを明快に、適切にまとめたか?

スピーキング、というとどうしても発音やイントネーションなどの音声面ばかりについて気になりがちです。しかしそれだけではなく、話す内容の構成と展開についても採点の対象となります。

 

内容を明快に、適切にまとめる、というのは意見のわかりやすさ、つまりアイディアの展開の仕方が論理的に進んでいるかという事です。どんなに良い意見を述べていても、聞く側、つまり採点者にとって追いづらい展開では困ります。そのためには、

 

– ライティングを通して論理的な思考・展開を練習する。

– 説明しづらい自国特有の文化ネタはできるだけ避ける

– アイディアの数を増やし過ぎない。1つのアイディアを集中して説明する。

 

などを行うと良いでしょう。

 

2) 時間配を上手く行えたか?

Independent, Integrated taskのどちらにおいても時間配分は重要です。無理に話し続ける必要はありませんが、45秒もしくは60秒という制限時間はあります。その時間内に必要なポイント、触れなくてはならないポイントについて話すために、きちんと時間を配分する必要はあります。特にIntegrated taskは、taskによってポイントは違ってきますので、それらについては事前にしっかりと確認しておきましょう。例えば2つポイントがあるのに、時間内に1つについてしか話せないとなると、major omission of ideasと判断され、減点となりますので注意しましょう。

 

3) 話すスピードは適切か?

速過ぎず、遅すぎず、とバランスが必要なのですが、「より流暢に話そう」とするがあまり、どうしても必要以上に速く話してしまう学習者を今まで多くみてきました。速過ぎるとどうしてもclarity (= 明瞭さ、聞き易さ)が減少してしまい、聞きづらくなってしまいがちです。まずはclarityを優先して、ゆっくりでいいので確実に話せるスピードから始め、徐々にスピードを上げるように練習していきましょう。

 

4) 間合いを取り過ぎなかったか?

Pause(一時停止)が多すぎると、delivery(音声面の採点項目)で減点となります。人間ですから、誰でも “Mmm…”とか “Uhh…”などと間を取ってしまうのは普通です。ですがそれがあまりにも多すぎると、「文章作成能力がない」「話す練習が足りてない」という印象を与えてしまいます。言い直す、言葉を変えるなどして構わないので、なるべく間合いをとらずに話せるよう、日頃から練習しておきましょう。

 

録音練習を終えてから・・・

これまでは録音練習してすぐ行うチェックポイントについてでした。以下は練習が終わったその後についてのポイントです。

 

5) 2~3日してから再録音する

同じトピックを数日経ってからまた録音してみましょう。そして前回の録音と聴き比べてみると良いでしょう。どこがどう改善したか、同じようなミスを繰り返していないか、などをチェックしましょう。

 

6) Peer evaluation

もし可能であればネイティブ、またはネイティブに近い英語力の人に自分の録音を聞いてもらい、フィードバックを貰いましょう。その際、TOEFL iBT Speakingの形式を知っている人ならよいのですが、そうでなくても発音、文法、展開など何か一つにフォーカスしたコメントを貰うのもよいですね。

 

いかがでしょうか?ある意味スピーキングは実際に自分の体をつかって行うパフォーマンスですから、頭で判っているだけでは良い結果はでません。また自分だけでその場では納得しているつもりでも、後から客観的に自分の回答を見る(聞く)ことをしないと、なかなか改善されます。その為にも録音練習は不可欠ですし、その際のチェックポイントとして前回と今回の2回に分けてお届けしたことが役に立てばと思います。

 

それでは引き続き頑張りましょう!

五十峰

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