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TOEFL Writing:Independentタスクで490語書いたけど2点のLimited! 語数を多く書いても評価が低いのはなぜ?

2015.12.25

先日ウェブトフルの受講生の方から

Independent Writingで490語も書いたのにLimitedという評価で、Writingセクションのスコアがこれまでと比べ大幅に下がった。

というご相談をいただきました。
(この方はウェブトフルのIndependent Wコース未受講)

 

そのときのWritingセクションのスコアとIntegrated Wの評価、そしてIndependent Wの評価がLimitedであることから、Independent Wエッセイの素点は2点平均と断定。
本試験で書いたものをできるだけ複製したエッセイをいただいたので、その内容を踏まえてすでにアドバイス済みですが、今回はIndependent Wにおいて多くの語数を書きながらも低評価になってしまう理由について書くことにします。

 

ちなみにご相談いただいた方は、その前の試験のIndependent Wは450語ほど書き、Good(おそらく4平均)を獲得。ただ、それ以前はすべてFairという評価。

 

490語も書きながら、なぜ2点という評価になってしまったのか?
同じように、かなりの語数を書きながらも思ったほどの評価になっていないという方もいらっしゃるかと思います。


複製エッセイの分析結果を踏まえ、Independent Writingで多くの語数を書きながらも低評価になってしまうポイントを以下に列挙します。

 

1.同じ表現の繰り返しが多い。

例えば “I am”, “I was” というような表現「ばかり」だと表現力が低いと判断される恐れがあります。エッセイが長くなる分、繰り返しが目立つかもしれません。特に片方の採点官である自動採点プログラムe-raterは同じ表現の繰り返しの度合いを計測しているはず。普段からエッセイを書く際に、同じ表現をどのくらい繰り返しているかチェックしましょう。

 

2.関連のない表現を盛り込み語数を増やそうとしている。

例えば、勤務中での出来事が事例として書かれているエッセイを皆さんが読んだとき、出来事とは関連のない、筆者が勤めている会社の規模、社会的評価、業界内の地位、存続年数、所在地、最寄り駅、会社までの通勤時間、その会社での勤務年数などの記述があったらどう思うでしょうか。

もちろん、これらはかなり極端な例です。会社までの通勤中に起こったことについて書くなら、普段の通勤時間に触れたほうが読者(採点官)にとって分かりやすい場合もあるでしょう。しかし、会社についてのその他の情報に言及する必然性がありません。事例を分かりやすくすることに貢献しない不要な情報まで盛り込んで語数を増やそうとする試みは減点につながる可能性があります。

 

3.理由、事例に説得力がない。

ボディパラグラフの冒頭で書くべき、自分の主張・立場に対する理由の文や、理由をサポートする事例において、論理的説得力があまりなかったり、事例の具体性が乏しいエッセイをたまに見かけます。特に内容をあまり気にせず、とにかく語数を多く書こうとしがちな人は要注意です。でも理由や事例が説得力あるものになっているかは自分では気づきにくいもの。

またネタとして覚えている理由や事例を使うこと自体はいいのですが、主張・立場や理由とのズレがあると印象が悪くなります。自分では理由、事例としてOKと思っても、他人が読むと違和感があるということはよくあります。添削を通して自分の考え方が十分に論理的であるかを確認した方がいいでしょう。

 

4.表現や文法のミスが目立つ。

表現や文法のミスがあったらダメということではありません。しかし、目立つほどの数があったり、英語として非常にシンプルなミスがいくつかあると低評価になりやすい。エッセイを長く書いた分、ミスの数が増える恐れがあります。まずは書いたエッセイのミスを自分で探し、修正する。その後、添削を受け、自分では気づかないタイプのミスを認識し、その後同様のミスを避けるように心がけましょう。

 

語数はある程度多いほうがいいものの、多ければ必ずWritingスコアが上がるというものではありません。
Independent WritingでGoodが取れない方はエッセイを書く際、上記のようなミスをおかしていないか意識しましょう。

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