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すでにOGに取り組み済みだけど、問題がより易しいDeltaを教材としたTOEFL対策コースを受講するのは効果的なの?

先日、オンラインTOEFL対策コース受講をご検討中という方(ここではXさんとします)から、以下のご質問のメールをいただきました。
下記のメール文面、取り組み教材のご報告、過去のスコアは、Xさんから承諾をいただき、掲載させていただいています。
(Xさん、掲載に快諾いただき、心より御礼申し上げます。)

 


 

初めてメールをさせていただきます。Xと申します。現在2018年に米国MBA留学をするべく、TOEFLを受験しております。2015/9より某予備校に半年ほど通いあらかたの授業は受けておりますが現在のベストスコアがR22L19S19W22と目標の百点越えには程遠い状況です。現在は単語の復習やOGの過去問を解いたり、オンライン英会話などしているのですがいまいち実力の行き詰まりを感じております。Webコースの受講を悩んでいるのですが、すでに青色のOGなどを一通り終えている中でDeltaなどの御社のコースを受ける方はほかにもいらっしゃるのでしょうか?個人差はあると思いますが、難易度の低い問題をやり直していくことの効果はあるのでしょうか?4月までに90~100点のスコアをとらなければいけないと感じています。不躾な質問かとは思いますが、ご返答のほど何卒よろしくお願いいたします。

 


 

また以下、Xさんに伺ったこれまでに取り組み済みの教材と過去のスコアです。
上記のメールをいただいた後、Xさんの状況をより理解するために私からの質問に対して、回答いただいたものです。

 

取り組み済み教材

単語:英単語3800 RANK4まで一通り終わらせ、現在RANK3までの復習中
問題集:OG 青 すべて Official Tests 赤 Volume1 Test2まで
文法書:一億人の英文法
オンライン英会話:昨年の12月より週4-5回ほど英会話を行っています。
予備校のテキストは全科目終わらせ、OGについてはRとLのみ進めています。

 

受験日 R L S (T12) (T35) (T46) W (InT) (InD) Total
2015/8/22 12 11 10 W W L 11 L L 44
2015/9/19 12 15 9 L W W 14 L L 50
2015/10/24 18 14 11 L L L 17 L F 60
2015/11/15 18 14 15 L L L 16 F L 63
2015/12/5 21 15 14 L L L 17 L F 67
2015/12/20 19 16 17 L L F 17 L F 69
2016/1/9 18 17 15 L L L 19 F F 69
2016/2/13 20 17 14 L L L 21 F F 72
2016/3/13 15 13 18 F L F 17 L F 63
2016/4/23 19 12 17 F L L 20 F F 68
2016/5/22 18 19 17 L L F 20 F F 74
2016/6/25 20 16 19 F F F 16 F F 71
2016/7/30 18 17 17 F L L 18 F F 70
2016/8/21 22 14 15 L L L 19 F F 70
2016/9/11 21 19 15 L L L 19 F F 74
2016/9/24 21 19 19 F L G 21 F F 80
2016/10/16 22 18 17 L L F 20 F F 77
2016/11/5 22 18 17 L L F 20 F F 77
2016/11/19 19 18 15 L F L 19 F F 71
2016/12/3 22 16 15 L L L 22 F F 75

 

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Xさんにはすでに回答済みで、すでにコースを受講開始いただいているのですが、同じような疑問を持っている方もらいっしゃるかと思い、ブログ上でもXさんからいただいた以下のご質問に回答します。

 

Webコースの受講を悩んでいるのですが、すでに青色のOGなどを一通り終えている中でDeltaなどの御社のコースを受ける方はほかにもいらっしゃるのでしょうか?個人差はあると思いますが、難易度の低い問題をやり直していくことの効果はあるのでしょうか

 

1.Webコースの受講を悩んでいるのですが、すでに青色のOGなどを一通り終えている中でDeltaなどの御社のコースを受ける方はほかにもいらっしゃるのでしょうか?

 

ReadingコースやListeningコースの受講生の方々の半分近くが、過去にOfficial Guideに取り組んだことがあると推測します。
統計を取ってはいないので正確な数値は提示できませんが、コースお申込みの際に「任意で」記入いただく項目である「教材や予備校/学校の名前」にOGやOGを教材としている予備校名を記入される方もいらっしゃいますし、またこれまで学習相談をされた方々とのやり取りからそのように判断しています。

OGにすでに取り組み済みの方々が、Reading、ListeningのDeltaコースを受講されることは多いという印象です。

 

2.個人差はあると思いますが、難易度の低い問題をやり直していくことの効果はあるのでしょうか?

 

確かにDeltaの問題は本試験の問題よりも易しいと言えます。
しかし問題演習の目的は、実力を向上させることであり、いくらか易しいからこそ、問題解法の習得がしやすく、問題を通して見つかった自分の弱点を潰しながら進めていきやすい側面もあります。

 

またDeltaの問題の多くは問題タイプ別になっています。
結果、問題パッセージが短めになるだけでなく、問題を解く前にどのような問題が出題されると分かっているなら、当然正解率は高くなります。

 

特にReading、Listeningが22点以下の実力なら、Official Testsのような本試験の過去問を自分で進めていくよりも、Deltaコース受講を通して解法に磨きをかけながら、基盤となるReading、Listening力を着実に向上させてから、本試験レベルの問題を取り組んでいく方が着実にスコアアップが見込めると考えます。

 

「本試験レベルの問題を解く必要がない」ということではありません。
Reading Deltaコースでは7つの回の授業で、ETSが作成した問題をDelta教材に追加して使用しています。
またDeltaコースの後に、OGやOfficial Testsへの取り組みをサポートするOGコースを用意しています。
現時点でXさんのような実力の方は、問題レベルが本試験と同様である必要はないと考えます。
後には本試験レベルの問題を解くことに慣れなければなりませんが

 

Xさんは現在、Official Testsに取り組まれているとのことですが、過去のスコアから判断して「問題内容の理解に苦労する」「内容の理解が曖昧」「理解ができないまま」のところがいくらかあるのではと推測します。

 

問題の難易度が高く、取り組み後でも70-80%くらいの理解度のままだと、学習の効率が悪いというのは分かりますね。
TOFEL iBTで100点以上のスコア獲得を狙う場合、目標とするR 28, L 27はともに90%ほどの正解率。
最終的には、本試験の時間制限のある中で、Reading、Listening問題において90%以上の理解度に到達する必要があります。
よって普段の学習において、取り組み済みの問題はほぼ100%理解できるようにしていくことが求められます。

 

全18回のDeltaコースを通して、Reading、Listening力を十分に高め、本試験レベルの問題を消化吸収しながら取り組んでいけるようにしましょう。
(またOGコースでは、OG、Official Tests Vol. 1 & 2の取り組みをサポートする単語リスト、問題解説Q&Aなどを提供しています。)

 

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