TOEFL iBT OG 5th Editionでの変更点詳細 その2
TOEFL iBT OG 5th Editionでの変更点詳細 その1(2017年12月23日)
の続きです。今回は付属のDVD-ROMについて。
4thではCD-ROMだったのですが、5thでDVD-ROMになりました。
ともにOfficial Guide後半に収容されている本試験と同様の問題セット”Practice Tests”がPCから受験できるように構成されています。
この4thのCD-ROMと5thのDVD-ROMの違いですが、当然、5thでは1セット分の本試験問題が追加されているのですが、異なるのはそこだけではなく、画面の表示方法も変わり、PC上での試験問題がより読みやすく、快適に進めやすくなっています。
ただ細かなところではありますが、DVD-ROMのListening問題は問題音声や設問音声を聞く時間を含めて1時間という設定になっており、実際の本試験での1セット(会話1題 + 講義2題から17問)解答のために与えられた時間は10分、という形式とは大きく異なっています。
(この10分には問題音声、設問音声を聞く時間は含まれない)
よって、DVD-ROMでListening問題を解く際は、制限時間は気にしないようにしましょう。
しかしながら、目標スコアが獲得できるだけの実力が身についている状況でない限り、Reading、Listening問題においてDVD-ROMで1セット分(R – 3題、L – 6題)の問題をまとめて解くのはお勧めしません。
何題もの問題をまとめて解くのではなく、1題の問題を解き、その問題への取り組みを完了し、着実に消化吸収してから次の問題1題へと移りながら、実力アップの取り組みを行っていくことをお勧めします。
本試験と同様にいくつもの問題をセットの形でまとめて解くと、時間配分などを体感できるものの、全部の問題を消化して取り組むには多くの時間が必要となり、そこまで丁寧に取り組めないと、それぞれの問題の消化が浅くなってしまう恐れがあるからです。
本試験形式での何題もの問題解答への慣れ養成を気にされる方は多いのですが、Reading、Listeningにおいて大幅にスコアを伸ばす必要がある状況では、受験慣れよりも、問題ひとつひとつへの取り組みを通して、実力を向上させることを優先しましょう。
あと細かな点ではありますが、Practice TestsのSpeaking問題の「サンプル回答の『スクリプト』(話した内容を書いたもの)」はなぜか紙のOfficial Guideには掲載されていません。
DVD-ROMでのPractice TestsのSpeaking問題解説においてのみ、サンプル回答のスクリプトを確認することができます。
ただOGのSpeaking問題に取り組んだ後に、サンプル回答まで実際に確認される方は少ないと思いますが。
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