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TOEFL iBT OG 5th Editionでの変更点詳細 その4

2018.01.17

TOEFL iBT OG 5th Editionでの変更点詳細 その3(2017年1月12日)

 

の続きです。前回の予告通り、今回は TOEFL iBT Official Guide 5th Editionの

 

2.Reading Section (pp. 37-117)

 

での変更点について書きます。

p. 38に “TOEFL Reading Question Types”とReadingセクションで出題される10種類の問題が紹介されていますが、1パッセージあたりの問題タイプ別の出題設問数が変わっているものがありました。

 

1. Factual Information questions「内容一致問題」の問題数は5thでは1パッセージあたり 3 to 5 問と説明されています。
しかし、以前の4th Editionでは 3 to 6でした。

3. Inference questions「推論問題」の問題数は5thでは1パッセージあたり 1 to 2になっていますが、以前の4thでは 1 to 3。ちなみに 3rd Editionでは 0 to 2でした。
0-2 (3rd) → 1-3 (4th) → 1-2 (5th) と微妙に変遷しています。

5. Vocabulary questions「単語問題」、5thは 3 to 4。以前の4thでは 3 to 5でした。

これらの変更から分かるように、ある特定の問題タイプが非常に多く出題されることがないように配慮しているようです。

 

その他に、細かなところとしては Insert Text Questions「挿入問題」の表示の仕方が変わりましたが、問題自体に変化はありません。

 

このReadingセクション概要における変更点は以上。
これだけです。

 

ただ、TOEFL iBT本試験の傾向とは異なりながら、今回の改訂でも変わらなかったところがあります

 

Reading Section後半部のPractice Set 6題(pp. 60-117)は、いずれも1パッセージにつき14ポイント分。
本試験は1パッセージにつき15ポイント分なので、本試験と比べると1問少なくなっています。
これらのPractice Set 1-6を制限時間を意識して解くなら、1問少ない分を考慮して1パッセージあたり19分で解くことをお勧めします。

 

そしてもう1点。

 

前回の「その3」では

 

「発表されているものとは異なる形で、実際の試験が変化しているかもしれない部分もある」

 

と書きました。

 

5th Editionの “TOEFL Reading Question Types”では、Reference Questions「代名詞問題」は1パッセージあたりで0-2問出題されるとなっていますが、皆さんの中には「本試験で代名詞問題に出会ったことがない」という方がいらっしゃるかもしれません。
(代名詞問題とは、代名詞等(it, they, them, which, others, this + 名詞など)が指す表現を選ぶ問題。)

 

なぜわざわざそのようなことを言うかというと、その昔、ETSの職員が

 

「代名詞問題は今後出題されない。代名詞問題から集められたデータは有用ではないから」

 

と語ったから。

 

とはいえ、TOEFL iBT受験者の方々は、代名詞問題が出題される・されないを気にする必要はありません。
それを意識したところでスコアが上がったり、下がったりすることはないので。

 

しかし、代名詞問題は出題されるかもしれないと思ってReading対策を準備した方がいいでしょう。

 

このあたりのことに関して、詳しくは以下をご一読ください。

 

TOEFL Reading: 代名詞問題(Reference Qs)は出題されない?(2015年2月10日)

 

追記:受講生の方から2/4(日)の試験で代名詞問題が出題されたとのご報告をいただきました。

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