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TOEFL Speakingにおけるconfidence(自信)について(五十峰先生)

皆さんこんにちは。スピーキングコース担当の五十峰(いそみね)です。

今回は、スピーキングにおけるconfidence(自信)について考えていきましょう。

 

TOEFL Speakingにおけるconfidence – 採点者からの視点

 

TOEFL Speakingにおいてconfidenceが影響するのは、大きく分けて以下の2つであると考えられます。

 

【Delivery】

音声面において、confidenceがあるということはまず声量(voice projection)に影響します。もちろん声さえ大きければよいというものではありません。ただ低いスコアの回答に対する採点者のコメントを読んでいると、声から自信のなさが伝わってくる、声のclearさに欠ける、などのマイナス点が指摘されています。発音に自信のない人でもそれを恥じず、まずは多少大きめの声量で堂々と話すように心がけましょう。本試験会場ではどうしても雰囲気にのまれてしまい、委縮しがちですので、より意図的に声を出す必要があります。

 

【Language Use】

Confidenceがなければ、話す際にchoppiness(断片的、途切れ途切れ)が出てしまい、スコアに影響してしまいます。これはセンテンスを上手く繋げずに、間合いが空いてしまうことです。単語が思いつかない、アイディアが浮かばない、など様々な原因が考えられますが、採点者からするとそれだけ文章を作成する経験や自信が足りない、という風に受け止めてしまいます。確かに低スコアの回答を見ていると、確かにchoppinessは多くみられます。

 

confidenceを伸ばすためには

 

それではconfidenceを付けるためにはどうすればよいのでしょうか?これは世の中の多くの英語学習者が悩んでいるテーマでしょう。また教える側の英語教員にとっても、どうやったら生徒に自信を付けてもらえるような授業を行えるかは、とても悩ましい限りです。

 

結論を簡単に言ってしまえば「沢山練習をして、自信を付けよう!」ということになってしまうのですが、ここではもう少し具体的なアドバイスを参考にしましょう。

 

BBC Learning Englishの中に “Better Speaking”という特集がありました。Richard Hallowsという教員のトレーナーとの対話形式で、エピソードが全12回(各12分程度)あります。そのうちの1回目はspeakingとconfidenceに関する内容です。

簡単に要点をまとめると:

 

・accuracyよりもfluencyに集中しよう

・言葉に詰まってしまったら、その正しい言葉を探して沈黙になるより、他の言い方に切り替えよう

・リラックスしてenjoy speaking!

 

となっています。リスニングの勉強も兼ねて、是非とも気軽に聞いてみてください。

 

他にも有名人の話し方から、工夫したり参考になるポイントを指摘したりするエピソードがあります。私の個人的なお気に入りは:

 

第3回(元国際連合事務総長コフィ―・アナン氏 – 発音の向上に関して)

第5回(世界的シンガー・ビヨーク – 話す際の語彙の増やし方について)

第7回(F1の絶対的王者ミハエル・シューマッハ – 短縮形や抑揚について)

第11回(テニスの女王、シュテフィ・グラフ – 話の繋げ方、構成について)

 

少しでもご自分にとって響くポイント、やってみたいなと思うアドバイスがあれば、是非とも次からの練習に早速活かしてみてください。

 

それではまた次回にお会いしましょう。

 

 

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