本日8/3(土)に新TOEFL試験を受けてきました! あなたのListening問題は6分半?それとも7分?
8月から新しくなるTOEFL iBT試験を本日8/3(土)に受けてきました!
今日受験された方は、試験時間が短くなった分、集中しやすくなったと感じられたかもしれません。
試験内容に関しては、まあ、誓約しましたので、ここに書きません。
ただ、ギリギリ大丈夫な範囲でReadingとListeningに関してお伝えしたいことがあります。
(Speaking、Writingは特に語ることがありません。また受験に際して試してみたこともあるのですが、先々お伝えできるかもしれません。)
<Reading>
制限時間が短くなったものの、問題数が大幅に減ったので、単純計算では1問あたりの時間が増えたのですが、予測されたとおり単語問題(Vocabulary Qs)が大幅に減っていました。
私が受験したのはReading 4パッセージ(1つダミー問題)のパターン。
単語問題は
(Passage 1)1問 →(Passage 2)2問 →(Passage 3)2問 →(Passage 4)2問
と1パッセージあたり1-2問でした。
Official Guide 5th Edition(p.38)には旧形式のTOEFL Reading 1パッセージあたりの単語問題数として3-4問出題されると書かれていますが、新形式での単語問題は1パッセージあたり1-2問になると思われます。
1パッセージ3問のときもあるかもしれませんが、以下で書いた新形式のTPO31のように、単語問題が3問あるときは別のパッセージで少なくなり、3パッセージの合計で5-6問になりそうです。
» 8月から始まる新形式のTOEFL iBT試験の公式模試ではReading問題がどう変わった?
短時間で答えられる単語問題の減少により、問題を解くペースは旧形式とあまり変わらない感じになっています。
先日の以下の記事でReadingセクションの時間配分を伝えましたが、時間配分はカウントダウンになっていないと分かりにくいと考え、3パッセージ、4パッセージそれぞれで注意すべき時間を改めて取り上げます。
» 8月から始まる新TOEFLでの「時間配分」をお伝えします
覚えるべき数字は
> 18分 → 36分 → 54分 → 72分(という18分の倍数)のみ。
であることに変わりはありません。
しかし、試験の時間表示はカウントダウンなので
> 54分 → 36分 → 18分 (3パッセージのとき)
> 72分 → 54分 → 36分 → 18分 (4パッセージのとき)
と考えたほうがいいでしょう。
更に、最後の要約問題(Prose Summary Qs)を解く目安は2分なので、それぞれのパッセージに対する制限時間である54、36、18の2分前を「要約問題を除く9問」に与えられた時間として、以下の数字を意識しながら解くと、時間配分でのミスがなくなるはず。
3パッセージ
問題 | P1開始 | P1 Q9 | P1 Q10 | P2 Q19 | P1 Q20 | P3 Q29 | P3 Q30 |
時間 | 54分 | 38分 | 36分 | 20分 | 18分 | 2分 | 0分 |
4パッセージ
問題 | P1開始 | P1 Q9 | P1 Q10 | P2 Q19 | P2 Q20 | P3 Q29 | P3 Q30 | P4 Q39 | P4 Q40 |
時間 | 72分 | 56分 | 54分 | 38分 | 36分 | 20分 | 18分 | 2分 | 0分 |
Reading問題が何パッセージであるかは、Reading問題開始前の案内に表示されます。
例えば、4パッセージ出題と分かったら、メモ用紙に上の数字を以下のように書くと
(56)、54、(38)、36、(20)、18、(2)
それぞれのパッセージ最後で出題される要約問題の前の9問に対する制限時間はカッコ内の数字であると分かります。
<Listening>
Listening試験を受けたとき、正直なところ、かなりびっくりしました!
というのは、新TOEFLの形式に沿ったTPO31のListening問題の出題され方に対し、以下では
» 8月から始まる新TOEFLでの「時間配分」をお伝えします
> 新TOEFLの形式に沿ったTPO31のListening問題では
> Set1:会話1(5問)→ 講義1(6問)[制限時間:7分]
> Set2:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
> Listeningにダミー問題が含まれる場合、おそらくは
> Set3:会話3(5問)→ 講義4(6問)[制限時間:7分]
とお伝えしたにも関わらず、今日受けた試験では、
Set1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
と最初のセットで3題が出題されただけでなく、次のセットでは
Set2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
と、制限時間が「新TOEFLの形式にそったTPO31」とは異なり、6分半だったからです。
制限時間が6分30秒であったのは間違いありません。
2セット目の最初の「会話を聞いている」ときに右上に制限時間が 6:30 と表示されていたからです。
制限時間が7分ではなく、6分半と表示されていることにショックを受け、会話の内容が頭に入らなくなってしまいました。
「もしかしたら、7分と書いたのが間違いだったかも。間違った情報を皆さんにお伝えしてしまったのでは」と考え込んでしまいました。
帰宅後、「新TOEFLの形式にそったTPO31」を改めて購入し、最初のセット(2題)の制限時間を確認したところ、7分で間違っていませんでした(以下、証拠の写真)。
ところが、本日受験された受講生の方から試験に関してメールがあり、その方は私とは別の会場で受験されたのですが、私とは異なりReading 3セット、Listeningがダミーありの3セットだったと報告を受けました。
そしてListeningは以下の組み合わせのセットだったそうです。
(問題内容もすべて別)
Set1:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:おそらく7分]
Set2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:おそらく7分]
Set3:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
ご報告いただいた受講生の方は「第1、第2セットは7分だったと思います」「第1、第2セットの少なくともどちらかは7分だっと記憶しています」とのこと。そうであるなら同じ問題数に対して制限時間が異なってしまいます。
ちなみにETSは新TOEFLにおいてLectureが1-2題減ると発表しているものの、「どのような組み合わせで出題されるか」「制限時間が何分であるか」は、もともと旧形式でも発表していません。
制限時間が7分でも6分半とは30秒しか違いません。
また旧形式の
会話(5問:3分)→ 講義(6問;3分半)→ 講義(6問:3分半)[制限時間:10分]
という制限時間に合わせると「会話+講義で6分半」の方が理にかなっているとも言えます。
Listening問題の制限時間はどうなるのか
どのようなセットで出題されるのか
に今後注目していきます。
以上、新TOEFLのReadingとListening問題の形式について書きましたが、受験者の皆さんは上記のような細かな違いは無視した方がいいでしょう。
時間配分には注意しながらも、問題が出題される順番や、制限時間のちょとした違いは気にせずに問題に集中しましょう。
追記:
別の受講生の方からメールがあり、8/3(土)のListening問題は以下の3セットで、最初のセットで3題出題されたそうです。2題のセットの制限時間が6分半か7分かは覚えていらっしゃらないとのこと。
8/3(土)の試験を受けられた方は、Listening問題の構成を是非お知らせください。
Set1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
Set2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:7分?]
Set3:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:7分?]
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