新TOEFLのListening問題の出題形式が分かりました!ダミー問題についても
前回のブログ記事
» 本日8/3(土)に新TOEFL試験を受けてきました! あなたのListening問題は6分半?それとも7分?
で、8/3に私、そして追記も含めお二人のトフレ(WebTOEFL)受講生の方が新TOEFLを受験したときのListening問題の出題形式を書きましたが、他の受講生の方々からもご報告があり、情報が十分に集まりましたので紹介します。
1.ETSからの新TOEFLの発表
8月から開始される新形式のTOEFL試験においてListeningセクションの変更に関しては以下の情報のみでした。
Listeningは「講義が1つか2つ減る」ことだけが分かりましたが、
どのような形で減らされるのか
減らされたところの制限時間はどうなるのか
は不明でした。
2.旧形式のTOEFL Listeningセクション
TOEFL iBTが2005年9月に始まってから2019年7月までの14年間、Listeningセクションの問題はずっと
Set 1:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
Set 2:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
または
Set 1:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
Set 2:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
Set 3:会話2(5問)→ 講義2(6問)→ 講義3(6問)[制限時間:10分]
で出題され、それぞれのセットのパターンは「会話 + 講義 + 講義」で変わりませんでした。
3セットの場合は、1セット分が採点されない問題(通称、ダミー問題)が含まれていたのですが、長らくの間、Set 3で同じ問題が出題されることが多く、それがダミー問題であると判断されていました。
中には、Listeningの3セット目は問題を聞かずに休憩時間に当てるという人もいらっしゃいました。
実は、私も3セット目を聞かずに適当クリックしたにも関わらず、Listeningセクションが30点だったことがあります。
3.8月からの新TOEFLでのListening問題
トフレ受講生の方々からの情報提供により、今後、Listening問題がどのように出題されるかが分かりました。
<Listening 2セット(ダミーなし)の場合[Readingは4パッセージ(ダミーあり)]>
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)
の2パターンあり。
<Listening 3セット(ダミーあり)の場合[Readingは3パッセージ(ダミーなし)]>
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
の3パターン。
Listeningセクションの前のReadingで4パッセージ(のうち1パッセージがダミー)が出題された場合、Listeningで出題されるのは2セットになります。
しかし、どちらのパターンかは分かりません。
Readingが3パッセージ(ダミーなし)の場合、Listeningは3セット。
3パターンのうちのどれかで出題されます。
4.「会話+講義」の短いセットの制限時間は6分半?7分?
前回のブログ記事では、「会話+講義」の2題のときの制限時間において、私が確認したのは6分半、記事に掲載させていただいた受講生の方からは
「第1、第2セットの少なくともどちらかは7分だっと記憶しています」
という報告をいただきました。
その後、2人の受講生の方から制限時間は6分半であったとの報告があり、そのうちのお一人からは
「6m30sであったことを明確に記憶しております。」
「Lの制限時間に変化が生じるのか関心があったので、
とお知らせいただきました。
引き続き、「会話+講義」の制限時間が6分半であったか、7分であったか是非、お知らせいただきたいのですが、これまでの情報から推測するに、またTPO31は「7分」であったことから
今回は6分半と7分両方で出題されたのではと推測します。
そして今後、どちらかになっていくのでしょう
引き続き、注目していきます。
5.ダミー問題はどこにある?
ある受講生の方から試験内容に関してお知らせいただいたのですが、その方の問題は
(ちょっと踏み込んだ内容を書きます)
Set 1:会話(A)→ 講義(B)
Set 2:会話(C)→ 講義(D)→ 講義(E)
しかし私が受けたのは
Set 1:会話(A)→ 講義(D)→ 講義(E)
Set 2:会話(C)→ 講義(B)
でした。このように人によって出題される順番が変わるなら、例えば
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)
で出題された場合、「ダミーとなる会話1つと講義1つは、Set 2か3のどちらか」とは言えない感じですね。
例えば、
Set 1の会話とSet 3の講義
Set 1の会話とSet 1の2つ目の講義
Set 2の会話とSet 1の1つ目の講義
Set 3の会話とSet 2の講義
のなどの組み合わせでダミーが入っているかもしれません。
よって、以下のような3セットの場合
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)
昔のように「3セット目がダミー」とみなすのは非常に危険なので、すべての問題に対して集中して解きましょう。
コメント
葛山先生
ウエブトフルリスニングを受講しているTと申します。
本日、トフル受けてきたので、リスニングにつき、時間の件で色々議論していただいてるので、わたしの受けたのが、ご参考になれば幸いです。
▪️2セット(ダミーなし)
1セット目 10分 会話、講義、講義
2セット目 6分半 会話、講義
7分と、6分半が交錯してますね。
ひとまず、ご参考になれば幸いです。
T
Tさん(受験された試験に触れている内容をお知らせいただいたので、私の方で匿名にさせていただきました。)
Listening試験のセットと時間をお知らせいただき、ありがとうございます。
助かります!
Katsurayama