【再掲】TOEFLスコアアップ:半年で75 → 106獲得(31点アップ)のご報告をいただきました!その2
» TOEFLスコアアップ:半年で75 → 106獲得(31点アップ)のご報告をいただきました!その1
の続きです。106点を獲得されたPさんの取り組みについてご報告メールの一部を取り上げながらコメントします。
Pさんが受講されたのは以下の10コース:
Listening Delta 18Day コース(2020年3月末から)
Reading Delta 18Day コース(2020年3月末から)
Listening OG 8Day演習 コース(2020年7月半ばから)
Reading OG 8Day演習 コース(2020年7月半ばから)
InTegrated Writing 4Day コース(2020年7月半ばから)
Speaki
Speaki
InDependent Writing 4Day コース(2020年8月半ばから)
InTegr
InDependent Writing 添削コース Set 1 (2020年8月末から)
Pさんは6ヶ月で75点から106点と31点アップを達成。
TOEFL対策開始前「TOEICハイスコアは935」でしたが、TOEICで900点台前半だとTOEFL 70点台になることが多いので、初受験 75点は実力通りのスコアだったと言えそうです。
» 【YouTube】TOEIC何点だとTOEFL iBTで何点くらいが取れそうか?に回答します!(TOEICスコアをTOEFLスコアに換算すると?)
その後、Pさんは以下のようにスコアを伸ばしましたが、
2020/3/8 75 (R 22, L 18, S 17, W 18)
2020/7/18 97 (R 28, L 28, S 20, W 21)
2020/8/2 96 (R 26, L 26, S 21, W 23)
2020/8/8 104 (R 29, L 29, S 21, W 25)
2020/8/22 102 (R 27, L 30, S 19, W 26)
2020/8/29 102 (R 29, L 28, S 23, W 22)
2020/9/6 96 (R 26, L 24, S 22, W 24)
2020/9/12 106 (R 29, L 29, S 23, W 25)
多くの方が気になるのが、半年間でPさんが費やした学習時間かと思います。学習時間に関して質問をしたところ、以下の回答をいただきました。
「また私の学習時間ですが、3-6月は平日、土日共に1時間=週7時間=計112時間。7-9月半ばまでは完全に業務を免除されたので、平日、土日と
7月以降の2ヶ月ほどの間は毎日7時間。それだけの学習時間がPさんのスコアアップに寄与したことは間違いありません。
しかし、最初の4ヶ月間では毎日1時間くらい。その間、集中的に取り組まれたReading、Listeningでともに28が取れるくらい大幅な実力アップを達成されたのが、106獲得への勢いをもたらしたと考えます。
「・個人的には、トフレ!のコースを受講する最大のメリットの一つは、TOEFL指導経験の豊富な葛山先生に、自身のバックグラウンドや目標、現時点の状況を踏まえ適時適切にアドバイスをもらえることだと思います。TOEFL対策は巷に情報が氾濫しており、かつ長く険しい孤独な道のりなので、信頼できるコーチに伴走してもらえることが何よりありがたいことでした。」
私は、このブログやYouTubeで一般的なスコア獲得戦略をお伝えしていますが、受講生の方からのメール相談ではそのときの状況に合わせて、何を優先すべきか、何に取り組んだほうがいいかをお伝えしています。
以下、106点を獲得した試験のすぐ後にPさんからいただいたメールの一部(掲載の了承をいただいています)。Pさんのように頻繁に報告・相談くださる方も多くいらっしゃいます。
PさんがおっしゃるようにTOEFL対策は長丁場になりやすく、途中、迷いが生じることもよくあるかと思います。その迷いや不安を解消し、やるべきことを定め、学習に集中することはスコアアップにおいて非常に大切であり、だからこそトフレは、受講生の方から学習相談メールに対する私からのアドバイスを無料にしています。
「9/12の受験報告です。もはやアドバイスをいただくというより単なる報告になっていまっており、お忙しいのに申し訳ありません。
が、孤独な戦いであるTOEFLで話を聞いていただける方がいる効果は大変大きく、毎週メールしております。
さて今日ですが、RLで29を出しました!
SもWもそこそこ出来たと思っています。最近は、そこそこの手ごたえであればS22-23、W25くらいが出るので、当落線上ですが、何とか105を超えて欲しいです。
以下は感想です。
Rは超難問でした。最後まで解き終えられず、最後の要約問題は本文を読み込まずにトフレの解法だけで何とかした感じです。こんな経験は久しぶりでした。」
正解率を高めるために優れた問題解法の教授は非常に重要であると考えます。例えば、多くのTOEFL Readingの問題に取り組んでいれば、単語力は向上し、問題にも慣れ、徐々にスコアは上がっていくでしょう。しかし問題をどう解くべきか正しい視点を持ち、解法を自分で実践できるようになれば、問題解答が速くなるだけではなく、上のPさんの感想のように難問が出題されたときでも、解法により正解率を高められます。
また「高得点を取ったことがある(けど、他のときはスコアが下がる)」という状況ではなく、Pさんのように高い確率で高スコアが取れるようになると、目標スコア獲得の可能性が高くなります。
「・語彙強化は、DELTAコースの中で提供される語彙リストのほか、いわゆる「3800」をRANK4まで覚えきりました。感触としては、RANK3まで終えた段階で試験中語彙で困ることはほぼなくなったように思います。」
TOEFLの単語本といえば一番有名なのが3800ですが、私は「一般的には」その本の一番高いレベルであるRank4への取り組みはお勧めしていません。Rank4の単語は、TOEFL本試験で出題される可能性が低いものを多く含むから。Rank4を進めるよりは他の単語本などに移った方がよいと考えます(「Rank4の単語が出題されない」ということではありません)。
あと単語と意味(+例文1つ)を羅列したようなタイプの単語本は途中で挫折する人が多いので、その点、注意が必要です。Pさんのように単語本への取り組みにより単語力を向上させる方は多くいらっしゃいますが、そのような構成の単語本の取り組みで過去に成功したことがない人には向かないかもしれません。
7月以降は業務を免除され、日々TOEFL対策に多くの時間を費やせたPさんの状況は、他の方と比べれば恵まれていたと言えるかと思います。
しかし上に書きましたが、6月までは毎日1時間しか取れない中でも学習を4ヶ月継続することにより、Reading、Listeningで大幅なスコアアップを達成し、その後、Speaking、Writingに重点を置いた対策に移れたと考えます。
TOEICなら900点以上が取れるほど英語力が高い方がスコアアップに苦しみ、不安を感じやすいのがTOEFL試験。
何に取り組むべきかあれこれと迷うことなく、限られた学習時間でも自らが定めた取り組みに専念し続けられたからこそ、最初の4ヶ月で22点、半年で31点アップという驚異的な成果を達成されました。
問題の難易度の高いTOEFL問題への取り組みにおいて、実力向上をすぐに実感しにくいのは確か。しかしPさんが行ったように、目の前の問題を着実に消化し、結果、その問題に対して取り組み前と後での理解度の差を感じながら進めていけば、必ず実力は向上し、スコアはアップします。
トフレは引き続き、皆さんのスコアアップをもたらすコース・サービスを追求し、サポートに努めていきます!
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