【改訂版】TOEFL Writingセクションで 27以上が要求されている
以下、過去記事の内容を改訂したものです。
たまに受講生の方から「Writingで27以上を獲得する必要がある」というご相談をいただくことがあります。
今回は以下のようなケースをもとにWriting 27以上のスコア獲得戦略について書きます。
要求されているスコア:Total 95以上、Writing 27以上
過去のスコア:
Total 93, R 25, L 25, S 22, W 21
Total 92, R 26, L 24, S 20, W 22
Total 93, R 24, L 26, S 19, W 24
Total 90, R 27, L 24, S 18, W 21
Writing 21の背景を考える
Writingスコアは24を除いて21-22。
Writing 22の場合、Integrated、Academic Discussionどちらかの評価点平均が4で、もう片方の評価点平均が3の可能性が高いと言えます。
Writing 21は
A)偏差値によって22点が21に下がる場合
B)偏差値によって20点(評価点の平均が3であることが多い)が21に上がる場合
C)Integrated、Academic Discussionそれぞれに対する人間の採点官とAI(e-rater)4者のうち1者が評価点4をつける(他の3者の評価点は3であるため、評価点平均は3.25の)場合
があると推測されますが、21以外は22、24なので、Bの可能性は低いと判断し、IntegratedかAcademic Discussionどちらかで(少なくとも1者からは)評価点4を獲得できる実力があると想定します。
(Writingのスコア算出方法を知らないという方は、以下の動画を視聴ください)
Integratedで評価点4が取れているかも
Reading、Listeningスコアから判断して、Integrated Writingで評価点4を獲得できる実力はあると判断します。
「Integrated Writingで評価点4を獲得するには、Listeningは25くらいが欲しい」と伝えることが多いのですが、Listening は24-26と安定していて、Readingでは26-27が取れたり、Speakingで22を取ったことがあるので、英語の使用にかなり慣れているよう。なので、WritingではIntegratedで評価点4が取れることがあるだろうと考えます。
英語力が高いから伸び悩むこともある
このような方は自分の英語力に自信を持っていて、仕事で英語を使っている場合は苦労することはあまりないかもしれません。しかしTOEFLの問題には十分に慣れていないため、問題によってはスコアが下がってしまうことも。英語力が高いからこそ、自分ならうまくいくはずと考え、対策が不十分になり、結果、伸び悩んでしまう人はよくいます。
Writingで27を取るには
話をWriting 27以上獲得に戻します。Writingで27以上が取れれば、トータルの目標スコア95点以上になるため、一見、Writing対策だけ頑張れば27以上が取れそうです。
Writingでの評価点平均が4の場合、25点になることが多いのですが、偏差値によっては26になることも。なのでWritingでは25になることが多いという方がたまに26点を取ることがあります。しかし
Writingで27を取るには、IntegratedかAcademic Discussionどちらかで(少なくとも1者から)評価点5獲得が必要になります。
Academic Discussionの方が得意な場合
仮にこれまでAcademic Discussionの方で評価点4が取れていた(そしてIntegratedで評価点3になっていた)ならその方が27獲得により近いと考えます。
なぜならReading力とListening力は20点半ばの実力があり、またAcademic Discussionで評価点4がもらえるくらいのWriting力があるなら、Integratedでの評価点4獲得は適切な対策を行えば難しくはないから。
Academic Discussionで評価点4が取れていたなら、27以上を獲得するには
Integrated:現在評価点 3 → 4
Academic Discussion:現在評価点 4 → 5
という評価点がもらえるようにする必要がありますが、この人の場合、Integratedでの評価点4は難しくはないので、Academic Discussionでの評価点5獲得がカギになります。
Integratedの方が得意な場合
そうではなくIntegratedの方で評価点4が取れていたなら、27以上を獲得するには
Integrated:現在評価点 4 → 5
Academic Discussion:現在評価点 3 → 4
になることが求められます。
これまでIntegratedで評価点4が取れている場合、その4を5にするには、レクチャーの3つのポイントに対する記述がどれも5レベルである必要があります。レクチャーの3つのポイントに対する記述のうちの1つでも4レベルだと、Integrated Writingでは評価点5がもらえません。なので評価点5獲得ためにはレクチャー内容をかなり正確に理解し、詳細に書くことが求められます。
Listeningは25-26の実力がありますが、評価点5獲得には現在のListening力を更にアップしなければなりません。現状だと「理解できない」「理解が浅い」「聞き取れない」ところが少しはあるはず。この状況を「ほぼすべてを詳細に理解できる」くらいに改善する必要があります。
(Integrated Writingでの評価点算出方法に関しては以下をご覧ください)
Integratedでの評価点5獲得はListening、Readingでの実力アップも求められ難しいので、27を狙うならAcademic Discussionでも評価点5獲得の可能性があるくらいまでWriting力を高める必要があります。つまり、27獲得のためにはIntegrated、Academic Discussionどちらも評価点5獲得を目指して取り組みを進めた方がいいでしょう。
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