自宅TOEFL受験でのトラブルに対して無料再受験をETSに要求したところ、3度拒否されたにも関わらず、私はこのようにして無料再受験を勝ち取りました! その1
タイトルの通り、自宅TOEFL受験において問題があり、ETSに無料の再受験を依頼したのですが、3度断られた後に勝ち取った話をします。ETSとのやり取りはすべてメールで行ったのですが、メール文面は「その2」で明日公開予定です。今回の記事では、なぜ無料リスケを要求する事態になったのかを説明します。
7/26(水)から始まる新形式でのTOEFLを受けるため、その日の6:50(日本時間)で受験予定でした。当初は、ETSから7/26の何時から新形式が始まるという発表がなかったのでアメリカとの時差を考え、もっと遅い時間で予約していました。しかしその後、ETS Japanから自宅受験では
「日本の受験者の場合、7月26日(水)12:10 AM(深夜0:10)が初回の開始枠です」
との発表があったので、早めの時間で受けることにしました。
(ここでリスケをしていなかったら、今回のトラブルに巻き込まれることはありませんでした)
早起きして、開始予定の6:50の数分前から手続きを始めますが、実は試験を受け始めたのは10時過ぎ。本来ならとっくに終わっている時間でした。開始まで3時間以上かかった理由は、今回の記事の主旨と異なるのでここには書きません。改めて別の記事で。
なんとか新形式のTOEFLを受けられてよかったと思いながら、開始前の指示を読み進めると、Listeningの後のBreakに言及していたり、Readingがseveral passages出題されるとあったので、「指示が新形式に対応していないままになっているぞ」と思っていたら、Readingの最初の問題がまさかの「Question 1 of 40」。
そう、私が受けたのは旧形式の問題でした。新形式のReadingは全20問なので。
すぐに手を上げて、PCのカメラを通してProctor(試験官)にアピール。「今日から新形式が始まるはずなのに旧形式になっている」 と伝えると、ProctorUの技術スタッフに引き継がれ、事情を説明。その技術スタッフの管理のもと試験が再開されるも、画面に現れたのはさっき見た問題でした。 なので手を上げて再度、試験中止を依頼。
チャットのやり取りで、技術スタッフからは「試験を受け続けてください」というメッセージを受けるも、私は「コーヒーを注文してオレンジジュースが出てきたのにそのオレンジジュースを飲んだら、返金を要求できないよね」(例えとしてはあまりイケていませんが)と伝え、受験中止を表明しました。
技術スタッフとのチャットのやり取りにおいて、私が
「『旧形式だったから受けるのをやめた』とチャットに書いて、それを写真に取りたい」(ProctorUの設定でスクショの機能がオフにされていたので)
とお願いすると、技術スタッフは「すべては記録されていて、ETSはこのsessionを確認できる」と。またこちらの予約に通知を残してくれると伝えてくれました。
この時点では、ETSに報告すれば問題なく無料リスケまたは返金を得られるだろうと考えていました。
そして受験後に、ETSから以下のメールが届いていたことが分かりました。
メールの受信時間は、当日 7/26(水)の午前2:40(つまり、私の予約時間の4時間ほど前)。
このメールに書いてあることは、
新形式のTOEFLは「米国東部夏時間での7/25 午後8時」(つまり「日本時間での7/26 午後9時」)から始まる。
(6:50で予約の)私が受験するのは3時間の旧形式になる。
新形式を受けるためにリスケしたいなら電話して。
いや、そんな寝ている時間に、それも試験を受けるたったの4時間前にメールされても。
またメールのタイトルは「TOEFL iBT Home Edition」であったことから、試験前の案内メールと思い、受験前に読みませんでした。
このようなメールが届いていたので、無料でのリスケ or 返金は問題なくできると考え、翌日ETSにリクエストのメールを送りますが、その数時間後に私がETSから受け取ったのは「無料のリスケは提供できない」と伝える以下のメールでした。
Dear Ryuichi Katsurayama,
Regarding your inquiry:
You recently contacted the TOEFL program and informed us that you were unable to take your test at home. We have investigated with ProctorU and based on information received we are writing to inform you that:
You indicated to ProctorU that you wish to reschedule because you did not have the permitted materials to begin testing. Test Takers are responsible for ensuring they are prepared on their scheduled test date. You can find information online to prepare before testing at https://www.ets.org/s/cv/toefl/at-home/equipment/.
Unfortunately, we cannot grant you a free reschedule. It will be necessary for you to register to test and pay the test fees again.
「the permitted materials to begin testingをもっていなかった」から? なにそれ? なんか話が全然い違うんだけど …
今回はここまでとします。
受け取ったこのメールを含め、私は合計3回、ETSから無料リスケ or 返金の要求を断られることになりますが、私がどのようなメールをETSに書いて最終的に無料リスケ提供を勝ち取ったのか、メール文面すべてを次回の「その2」で公開します。
» 自宅TOEFL受験でのトラブルに対して無料再受験をETSに要求したところ、3度拒否されたにも関わらず、私はこのようにして無料再受験を勝ち取りました! その2
コメント
TOEFL ibt Home edittionを8月8日に1回目、8月13日に2回目の受験をした者です。短期間で2回受験した理由および解決策をご教授いただきたく質問させていただきました。
8月8日、1回目の受験ではreading中にテスト画面が落ち、proctorに技術者に繋いでもらいました。技術者の遠隔操作によりパソコン自体の再起動になりました。しかし再起動後にchatが落ちてしまいました。再接続を試みましたが、1時間以上proctorは現れず、テスト無効になりました。なおtoefl日本および米国に連絡しましたが、どちらも営業日になったら連絡するとテンプレで返されました。
8月13日、2回目の受験ではlistening中にテスト画面が落ち、proctorに呼びかけ、chatを送りましたが反応なし。一旦proctorとのchatを切るしかなかっので切って再接続しようとしましたが、1回目同様1時間以上proctor来なく、テスト無効になりました。
なお1回目同様toefl日本および米国に連絡し、返信待ちの状態です。
このtoeflの結果により日本の大学院入試の合否が決まります。また再受験しようと思ってもスコアが入試に間に合いません。大学院の方に連絡した所、toefl側に問題があったとの証明が必要なようです。この様な場合toefl側に問題があったと認めてもらう事、および証明書のような物は発行可能なのでしょうか。
長文失礼しました。一読いただけると幸いです。
なさん
2回とも「テスト無効」になったとのことですが、これはどういう状況でしょうか。
Proctor、またはETSと話をして、「無効」と合意したということでしょうか。
現時点では状況が分からないので何とも言えません。
ご回答ありがとうございます。
2回ともProctorとchatができない状態になったので、Proctorと話して無効になったわけではありません。
またETSの自分のアカウントページで2回ともnon availableという状態になっており点数が出ない状態でした。
また先日TOEFL(米国)か、受けられなかった2回分無料で再受験できるという内容の返信がきました。
なさん
再受験の権利をもらえたのはよかったですね。出願する大学院に遅れてのスコア提出が認められたのかが気になりますが。
「無効」になったのは、チャットが使えなくなって試験に戻れなくなったので、自分で試験終了を判断したということでしょうか。
Katsurayamaさん
ご回答ありがとうございました。
先日会場受験をし、出願大学院に問いあわせをして、結果提出の特別な対応をしていただくことになりました。
「無効」の件ですが、proctorとのchatが完全に切れたので、Guardian Browserに再度ログインしてproctorを待ちました。しかし2時間以上待機してもproctorが来なかったので自分で試験終了を判断しました。
なさん
出願先から特別な対応をしてもらえるようになってよかったですね。
「無効」に関してお知らせいただき、ありがとうございます。