新版 TOEFL Official Guide(7th Edition) で問題が変わったところ その4[Writing編]
» 新版 TOEFL Official Guide(7th Edition) で問題が変わったところ その3[Speaking編]
の続きです。今回はWritingでの変更点を伝えます。
Writing Section (pp. 191-216)
Writingは2時間の新形式TOEFLになって、30分でエッセイを書くIndependent Writingが、10分で議論に対して自分の意見を書くAcademic Discussionに変わりました。Academic Discussionの部分はすべて新しい内容なので取り上げません。ここではIntegratedでの変更点について伝えます。
Integratedでの一番の変更点はサンプル問題が変わったこと。
(以前の版の旧サンプル問題)
(7thの新サンプル問題)
新サンプル問題は、本試験と同じように3つのポイントが明確になっています。それ以前の版のOGではネタバレを防ぐために「サンプル問題の形式が本試験のものと違う!」というおかしな状況だったのですが、やっと修正されました。
また、Integratedで求められる語数の目安に関しては
Typically, an effective response will contain a minimum of 150 words.
という表現に変わっています。
語数に関しては以前の版では
Typically, an effective response will be 150 to 225 words.
になっていたので、これまで「225語を超えない方がいいのでは」という質問をいただくことがありました。今回、Official Guideでもこのように明記されたので、225語を超えて問題ない、というか225語を超えるくらいレクチャー内容について詳しく書いた方がいいことがはっきりしました。
あと、新しい版のOGには “How Responses Are Scored” (pp. 197-198)という以下から始まる評価における3つのポイントに対する説明があります。ここでの1ページ半に渡る解説は以前の版にはありませんでした。
Raters scoring your response will focus on three main aspects: completeness and accuracy of the content, organization, and language use.
Completeness and accuracy of the content is an extremely important characteristic of a good response. …
ちなみに、completeness and accuracy of the content は「レクチャーの重要なポイントすべてが正しく記述されているか」を意味します。 この”How Responses Are Scored” に関しては近々、ブログ記事を書く予定です。
その後、Integratedのサンプル問題に対する評価点5、4、3、2、1のサンプル回答と、それぞれの評価になる理由が紹介されていますが、OGの7th Editionを持っている方は是非、一読しましょう。
Practice Tests
Practice Test 1 (pp. 251-256)
Integratedの問題は新しいものに入れ替わっています。以前のものは、Readingパッセージにおいて3つのポイントが明らかになっていない、本試験の傾向と個なる問題でした。
Practice Test 2 (pp. 343-348)
Integratedの問題は以前と同じ。
Practice Test 3 (pp. 431-436)
Integratedの問題は以前と同じ。
Practice Test 4 (pp. 523-528)
Integratedの問題は以前と同じ。
ということで、以前の版(5thや6th、日本語版)を持っている方は、 7thを購入すると2つの新しいIntegrated Writing問題に取り組めます。
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