「ダミー問題」に関して その3
明日は試験日ですので、今日中に「ダミー問題」に対するスタンスを決めたいとい方もいらっしゃるでしょう。
試験へ臨む姿勢として、私がお勧めするのは、
「すべての問題を全力で解く」
ことです。
特に、Readingの最初の3パッセージ(最初の1パッセージ+次の2パッセージ)はスコアに換算される可能性が極めて高いので、手を抜くことなく集中する。
(結局Readingは5ではなく3パッセージだったという場合、3パッセージの問題への回答はすべて換算されます。)
Reading 3パッセージ終了後、Readingがまだ続き、「これ前にも出題された」と思う2パッセージの問題が出題されたなら、その問題は「換算されない問題」の可能性が高いとは言えます。
(以前にも出題された問題かどうかの判断を持つためには、数回の受験経験が必要ですが。)
Readingが5パッセージなら、Listeningの2セットの問題はすべて換算されます。
Readingが3パッセージの場合、Listeningに換算されない1セット分の問題が入ってくるということになります。その場合、最初の2セットは換算される可能性が極めて高いので、これも手を抜くことなく集中して解くことを心がけましょう。
すでに数回の受験経験がある方が、Listeningの3セット目に、以前受験した時と同じ問題が出題された場合のみ、この最後のセットを「換算されるかもしれない」というリスクを冒しながら休憩時間とするという判断は、アリ・ナシでいえば、アリではありますが、お勧めはしません。
ちなみに、私は実験のため、3セット目をわざと間違うように選択しながらも30点(満点)を取ったことがあります。
ただ、繰り返しますが、その判断にはリスクが伴います。
数回の私の実験ではそのようなことは一度もありませんでしたが、実際に3セット目をテキトーに選び、大幅に点数が下がったという話を聞いたこともあります。
統計的なデータが十分にない(また十分なデータを得ることができない)中で、スコアが大幅に下がる、つまり目標点が確実に取れなくなるリスクを冒してまで、休憩時間を優先するのは得策とは言えません。
とにかく、「すべての問題を全力で解く。」
そして、試験を振り返ったときに、ReadingかListeningの、多めの出題された最後のセットでうまくいかなかった場合は、「あの問題は換算されないかもしれない」と自分を慰め、前向きに生きるすべにしましょう。
コメント
(こちらのコメントは旧ブログにいただいたものです。旧ブログの閉鎖に伴い、転載しています。)
先日受けたトフルのリスニングが満点でしたが、明らかに2セット目は数問間違えていました。(3セット目はほぼあたっているだろうという感触)
なので私も2セット目がダミーである可能性も否定できない気がします。
(こちらのコメントは旧ブログに書いたものです。旧ブログの閉鎖に伴い、転載しています。)
hiroさん
コメントの返答が極めて遅くなり、申し訳ございません。
こちらのブログは2011/5/16で終了としていました。
このブログを整理する必要があり、何千ものスパムコメントの中から、いただいたコメントを見つけました。
> 先日受けたトフルのリスニングが満点でしたが、明らかに2セット目は数問間違えていました。(3セット目はほぼあたっているだろうという感触)
なので私も2セット目がダミーである可能性も否定できない気がします
貴重なご報告をいただき、ありがとうございます。
確かにListeningが3セットの場合、3セット目がダミーである可能性は極めて高いと言えますが、hiroさんの事例のように、3セット目は必ずダミーであるとまでは言い切れないと思います。
わざわざお知らせいただき、ありがとうございました。
Katsurayama