108獲得の受講生の方から取り組みのご報告をいただきました
先日、TOEFL iBT 108獲得のご報告をくださった受講生のKさんから、それまでのTOEFL対策の取り組みのご報告をいただきました。
Kさんは今年2011年3月半ばから、オンラインTOEFL対策Webコース Web TOEFLのListening Delta 18 DayコースとIntegrated Writing 4 Dayコースを受講されました。
Kさんはかなり順調にスコアを伸ばされた例と言えます。
また初回のTOEFLスコアは65ではあったもの、TOEFL対策を開始して1ヶ月後に受験した2回目には87が取れていることからも、もともと極めて高い英語力をも持っていらっしゃったことが伺えます。
(Speaking対策を特にしないで22-24が取れていることからも分かりますね)
それでもKさんの取り組みは多くの方にとって参考になり、また励みと刺激になるはずです。
以下、Kさんからいただいたご報告です。
いただいたものをそのまま掲載させていただきます。
Kさん、お忙しい中、ご報告をわざわざ寄せいていただき、心より感謝申し上げます。
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■過去の獲得スコア(受験日、トータルスコア (R, L, S, W))
・2010年
– 8/14: 65 (18, 10, 17, 20)
・2011年
– 2/20: 87 (27, 21, 19, 20)
– 3/13: 86 (22, 20, 19, 25)
– 4/9: 91 (24, 20, 20, 27)
– 4/23: 93 (24, 25, 22, 22)
– 5/29: 88 (22, 23, 22, 21)
– 6/25: 94 (25, 22, 22, 25)
– 7/9: 101 (29, 25, 20, 27)
– 8/14: 98 (26, 24, 24, 24)
– 8/27: 108 (29, 27, 22, 30)
■プロファイルと取組概要
・プロファイル
– 純ドメ (日本生まれ、日本育ち、海外経験は旅行程度)
– 入社後は仕事で時折英文を読む程度、TOEFL勉強開始まで特に何もせず
・取組概要
– ターゲットスコアは105以上
– 取組期間は8か月。TOEFL対策開始は2011年1月初旬、終了は2011年8月
■対策 (全体)
・重視した対策は、語彙力強化とリスニング強化
– 学習時間は概ね15時間/週程度 (平日2時間、週末5時間)
– 語彙力強化・リスニング強化に費やした時間は全体の7割程度 (かつ毎日やる)
・語彙力強化は全セクションの基本。特にリーディングの対策と言っても良い
・リスニング強化はスピーキング・ライティングの底上げにもなる
■各セクションの対策
・リーディングは継続的に単語暗記に努め、問題を多く解くことでペース配分を覚える
– 利用した教材:
・英単語:「英単語4000受験英語からのTOEFL Test」の3000語レベルを5周
・問題演習:OG、バロンズ(PC上で練習できるやつ)
– 利用した学校:なし
・リスニングは易しめの会話・講義を確実に聞き取れ・理解でき・追って話せるようにする
– 利用した教材:Delta Listening、OG、バロンズ(同上)
– 利用した学校:Web TOEFL (Delta 18Dayコース)
・スピーキング対策は特になし。ただし上述のようにリスニングの学習が貢献
– 利用した教材:なし
– 利用した学校:なし
・ライティングはフォーマットを覚えて実際に書いてみる。+リスニング力を上げる
– 利用した教材:なし
– 利用した学校:Web TOEFL (Integrated 4Dayコース)
■特に思ったこと等
・純ドメの場合、他の方もおっしゃる通り、苦労するのはとにかくリスニングだと思います。一朝一夕には伸びませんし、繰り返し聞き・繰り返しスクリプトを読み・繰り返しシャドウィングすることは正直苦痛です。それでも、やらなければ伸びることはないと思います。投げ出さずに継続し、あとは、当日の問題のトピック・難易度という「運」に任せるという感じでしょうか。
・また、闇雲に英語を聞いていてもリスニング力は伸びないということが、TOEFLの勉強を通して得た重要なポイントでした。最初の頃、CNNを毎日聞いていましたが、一向に伸びませんでした。そんな中、Web TOEFLの講座を受講し、「地道にじっくりと聞き・理解できるようになること」の大切さと方法を学びました。詳細は省きますが、非常に効果的だったと思います。
・スピーキング、ライティングは多くの方が共通のフォーマットを持っていると思います。フォーマットは便利ですが、両セクションは詰まるところ相手に自分の考えを伝える場です。形式やテクニックにこだわることは、「文章としてスムーズに聞ける・読める構造になっていない」「コンテンツが希薄」というリスクが内在しているように思います。特にスピーキングなどは、とにかく考えたこと・思ったことを話すように努めましたが、点数は安定して22点前後を取れていました。同じ問題を日本語で回答して、質問に答えられているかどうか、は気付きを得る良い機会だと思います。
・ある程度点数が出てきたら、コンディションに由来するばらつきに任せるため、頻繁に受けることが必要と思いました。
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