新形式のReadingセクションに関して その5
TOEFL iBT試験「新形式のReadingセクションに関して」の最終回です。
これまで、11/12, 13に受験した方々のご意見や感想、そして11/11に受験した北米在住の弊社スタッフからの報告を紹介しましたが、新形式のReadingセクションとしてこれまで書いてきたことが 本当に正しいことなのか、11/20に某大学の試験会場で受験し確認してきました。
結論としては、Reading試験新形式として紹介してきた内容を修正すべき点はありませんでした。
現在のTOEFL iBTではReadingセクションが始まる前のDirectionsで、制限時間が何分、何パッセージ出題されるかが明示されます。
(ListeningセクションのDirectionsでも、何セット(2 or 3セット)出題されるか教えてくれます。)
※ Directionsはどのセクションも飛ばして終了することができます。
新形式のReadingセクションに関して その3(2011年11月18日)
では、Readingセクションの
第1問目が 1 of 42 または 1 of 56 と表示されていたら、パッセージの最後のまとめ問題はすべて「要約問題」
また
1 of の後が42と56以外の数字であったら、パッセージ最後のまとめ問題に「表完成問題」が含まれる(おそらくは3、4パッセージのうちの1つ)
とお伝えしました。
表完成問題 が出題される場合、3、4パッセージのうちの何番目に出題されるか気になる人がいるかもしれません。
もちろん、画面上一番右にある「NEXT」ボタンをどんどんクリックして、先のパッセージの問題を確認することができますが、時間を大幅に無駄にすることになるので、やるべきではありません。
(NEXTをカチカチ素早くクリックすると、試験時間の経過が遅くなり、PC画面が表示する1秒間で5問ほど進むことはできますが。)
表完成問題が何パッセージ目に出題されるか確認したい場合は、画面上の「REVIEW」をクリックし、問題一覧を表示させましょう。
その問題一覧では、まだ回答していない問題は薄い字で表示され、読みにくいものの
14の倍数の問題で
Directions: An introductory sentence for a brief summary of …
と、要約問題お決まりの問題表示がなければ、そのパッセージの最後の問題は表完成問題であると分かります。
しかし、このような確認の仕方でも、20-30秒時間を失うことになるので、あまりお勧めはしません。
TOEFL iBTにおいて、20-30秒という時間が+1点をもたらすことはよくあるので。
ただ、このREVIEW機能、使い方によっては非常に便利です。
例えば
時間をかけて考えても正解できそうもない難しい問題が出題を適当にクリックして、次の問題へと進み、後で時間が余った時にその問題に戻って、答えを考えなおすという場合
その問題の番号を書きとめ、後で、画面上の「BACK」 をクリックし続けることによって戻ることができます。
しかし、BACKの連続クリックによって、戻るのは手間であり、カチカチカチカチとクリックしていると、自分が行きたい問題を飛ばしてしまうかもしれません。
そんな時は
上のREVIEWをクリックして、問題一覧を表示させ、解答を考え直したい問題を選択した後、画面上右端の「GO TO QUESTION」 をクリックすれば、一瞬にしてその問題に戻ることができます。
※ GO TO QUESTIONではなく、左隣のRETURNをクリックすると、一覧に来る前の問題が表示されます。
※ 未解答の先の問題に飛ぶことはできません。GO TO QUESTIONで移動できるのはすでに閲覧した問題に限られます。
また難しい問題を未回答で次に進んだ場合、REVIEW画面の問題一覧右側の「Status」にはNot Answeredと表示されるため、飛ばした問題を簡単に見つけることができます。
(またStatusをクリックすると、問題をソートして、回答済み「Answered」と未回答「Not Answered」にまとめてくれます。何問かを飛ばした場合、未回答の問題がまとめられるので便利です。)
以上、細々とした機能を書きましたが
戻って問題を解答し直す場合は、REVIEW機能を使うと便利
ということだけは覚えておきましょう。
これにて、2011年11月から始まった新形式のReadingセクションに関する一連の投稿を終えます。
「留学中の英語力アップ方法 〜 Speaking編」を予告しながら書いていませんでしたね。
近々書きますので、もう少々お待ちを。
コメント
ご存知だと思いますが、TOEFL受験者を対象に「一度解いた問題の2回目の正答率はどの程度か」「どの程度その効果が持続するか」とういう実験が行われています。おそらく、その実験結果をもとにパッセージのリサイクル頻度がきまるのだとおもいます。
この結果しだいでは、2年以上前に解いた問題だけではなく、半年や一年前に解いた問題も再出現しそうですね。
TOEFL予約報告さん
> ご存知だと思いますが、TOEFL受験者を対象に「一度解いた問題の2回目の正答率はどの程度か」「どの程度その効果が持続するか」とういう実験が行われています。
そのような実験が行われているとは知りませんでした。
どこからの情報か、お知らせいただいてもいいでしょうか。
わざわざ貴重な情報をお知らせいただき、感謝申し上げます。
Katsurayama