100から109へのスコア戦略(3か月でスコアアップ その6)
前回の続きです。
100(R 28, L 27, S 20, W 25)から109(R 29, L 28, S 24, W 28)を目指すには、全セクションでの実力の底上げが求められます。
「ReadingとListeningは1点しか変わらないじゃないか」と思うかもしれませんが、少しは間違ってもいいレベル(100点レベル)と全問正解できるくらいの実力(109点レベル)の差は、非常に大きいのです。
例えばR 28だと45問分中、4、5問くらい不正解のスコアになります。
しかし、R 29だと2、3問くらいの間違いですから、R 28 → 29にするためには、不正解の問題数を半分にしなくてはなりません。
(見方を変えるとReadingでは、2、3問間違っても 29になります。結構間違っても高得点になるのがTOEFL iBT Readingの特徴であり、Readingは、問題は難しくても高得点が取りやすいセクションと言えます。)
TOEFL iBTで80を取るためのTOEFLスコア戦略 [Reading]
よって100点からさらに上を目指す場合、Speaking、Writingの取り組みにかける時間の比率は大きいものの、全セクションをカバーしながら対策を進めることが求められます。
Speakingでは3平均(3平均で23点)が確実に期待でき、1つか2つのTaskで4が取れるレベルなければなりません。
Writingで5を取るには、文法や表現のミスが少ないのは当然のことながら、それなりの表現力が求められます。
(「それなりの表現力」と書きましたが、その表現のレベルは、Official GuideやiBT Sample Questionsで確認してください。)
TOEFL iBT Sample Questionsに関してはこちら
この連載は「3か月でスコアアップ」ということでしたが、75がその人の現在の実力を正当に反映している場合、3ヶ月後に109を取るというのは、ほぼ無理というのが現実です。
(TOEFLはそれだけ難しい試験なんですって!)
しかし109というスコアを見据えながらも、まず最初に目指すべき目標(75の人なら90の獲得)に集中し、限られた期間の中で成果を出せば、次につながります。
これまでやや「3か月でスコアアップ」から脱線した話をしてきましたが、短期での目標を決める際、長期で達成すべき目標を見据えなければなりません。
次回から「この3か月で何をすべきか」を書きます。
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