107点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました!
ウェブトフル受講生のYさんから107点の獲得とそれまでのTOEFL対策のご報告をいただきましたので、掲載させていただきます。
Yさんが受講されていたのは以下の7コース:
InDependent Writing添削コース Set 1(2012年1月末から)
Listening Delta 18 Dayコース(2012年2月初から)
Listening Official Guide 8 Day演習コース(2012年4月半ばから)
InTegrated Writing 4 Dayコース(2012年5月末から)
InDependent Writing添削コース Set 2(2012年5月末から)
InDependent Writing添削コース Set 3(2012年7月初から)
InDependent Writing添削コース Set 4(2012年8月半ばから)*
*Set 4はホームページのコースリストに掲載していない、いわば裏メニュー。
Set 3を受講した後、まだWritingの添削を受けたい方のために用意しています。
7本の添削。しかしSet 1, 2, 3とは異なり、サンプルエッセイの提供はありません。
先日Yさんから以下のご報告をいただき、TOEFL受験者の方々にとって、非常に役立つ内容なので、そのままのブログ掲載をお願いさせていただいたところ、快諾をいただきました。
Yさん、GMAT対策、出願対策にお忙しい時期に、過去のスコアを含め、わざわざまとめてご報告いただき、心より感謝申し上げます。
以下、Yさんからのご報告です。
Yさんの取り組みに、刺激を受け、また励みにされる方は多いでしょう。
Yさんにお知らせいただいたご報告を今後のTOEFL対策に役立てて下さい。
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葛山先生
お世話になります。
Web TOEFLを受講しているYです。
先日、101→105に上げるために、色々と御相談させて頂きましたが、11月24日に受けたテストで107(R28、L26、S24、W29)になりましたので、ご報告させて頂きます。
最終目標に届いてませんが、GMATが思うように伸びてないので、GMAT対策に専念し、時間と気力に余裕があれば、再度、TOEFLに挑戦したいと思います。
一区切りなので、御礼の代わりに、プロフィール、スコア履歴、勉強法をご参考までに送付させて頂きます。
【プロフィール】
・海外経験3-5歳
・国立文系
・大学生の時に2か月ホームステイ ・社会人になってからは英語に触れず
【スコア履歴】
月 | 日 | T | R | L | S | W | |
2010 | 9 | 12 | 76 | 23 | 18 | 17 | 18 |
10 | 29 | 87 | 27 | 20 | 18 | 22 | |
2011 | 5 | 29 | 81 | 25 | 20 | 18 | 18 |
6 | 5 | 78 | 22 | 18 | 18 | 20 | |
8 | 28 | 84 | 24 | 23 | 19 | 18 | |
11 | 13 | 93 | 26 | 24 | 22 | 21 | |
11 | 20 | 86 | 29 | 18 | 19 | 20 | |
2012 | 1 | 8 | 88 | 25 | 24 | 15 | 24 |
2 | 4 | 91 | 25 | 21 | 20 | 25 | |
3 | 4 | 90 | 26 | 21 | 18 | 25 | |
3 | 18 | 93 | 25 | 24 | 19 | 25 | |
4 | 22 | 101 | 28 | 27 | 22 | 24 | |
5 | 20 | 87 | 29 | 23 | 13 | 22 | |
6 | 17 | 97 | 27 | 27 | 20 | 24 | |
7 | 14 | 93 | 25 | 28 | 19 | 21 | |
8 | 11 | 93 | 25 | 24 | 22 | 22 | |
8 | 26 | 98 | 26 | 28 | 19 | 25 | |
9 | 2 | 98 | 26 | 28 | 19 | 25 | |
9 | 8 | 93 | 26 | 24 | 18 | 25 | |
9 | 23 | 99 | 25 | 27 | 19 | 28 | |
10 | 13 | 98 | 27 | 29 | 18 | 24 | |
10 | 28 | 97 | 30 | 23 | 19 | 25 | |
11 | 10 | 101 | 28 | 25 | 20 | 28 | |
11 | 18 | 97 | 29 | 24 | 22 | 22 | |
11 | 24 | 107 | 28 | 26 | 24 | 29 | |
セクション別最高点 | 112 | 30 | 29 | 24 | 29 | ||
目標 | 109 | 29 | 28 | 23 | 29 |
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【勉強法】
○76→93(2010年6月→2011年11月)
・勉強時間:平日1時間、休日3時間程度
・2010年の2,3月くらいから旺文社の3800、OG,市販の日本語教材(3800と同じシリーズ)で勉強し、10月末に87点が出た後、しばらく中断。
・2011年6月から上記と同じ方法で勉強を再開し、11月に93点。
・2011年12月から本格的に予備校を探し、年明けからWEBTOEFLを受講。
○93→101(2012年1月→4月)
・平日は深夜2時間、早朝1時間、休日は10時間くらい勉強してました。
・勉強の8割がリスニング、1割が単語、1割W、たまにスピーキングです。
【単語】
・早朝に、3800のランク3までと4の動詞を暗記 ・単語覚えてくると25以上取れるようになりました。
【リスニング】
・早朝、深夜にWEBTOEFLのみ。
・リスニングは、先生の講義の指示(講義を聞く、アサイメントをやる、単語を覚える、音が聞き取れ、意味が分かるようになるまで同じパッセージを聞く&読む)を愚直に全ての教材(delta,OG)に対してやりました。
・OGはこの作業を2周し、deltaは1.5週しました。
・上記の作業を終えた4月以降、25点前後で点数が安定しました。
【ライティング】
・integratedはテンプレを覚え、integrated、independentともに、定期的に書いて添削を受け、軽く見てるだけでした。
【スピーキング】
・東京にある個人塾で対策を学び、以下のような方法で練習しました。
・1-2はリサイクルできるexampleの暗記を通勤で歩く途中や、仕事の空いた時間に軽く声に出して、頭に刻みこみました。
・3-6は、家でも自分でもICリコーダーに吹き込んで、聞き直し、納得のいくまで繰り返しました。
・1-6全て、難しい表現をもちいず、短い簡単な文章をすぐに言えるようになることを心がけました。
・練習の割に点数が安定しなかったのは、本番で緊張して早口になり、口を大きく開けずに話していたために、発音が悪くなっていたためと思われます。
このことに年末に気づいて、修正したところ、24点が出ました。
○101→107(2012年5月→11月)
・勉強時間は、平日3-4時間、休日10時間程度です。
・10月まではGMAT95%、TOEFL5%程度(リスニングのみ)。9月からはGMAT9割、TOEFL1割(リスニング以外も)
【リーディング】
・GMATで基礎的な読解力が大幅に上がったので、以下のことでTOEFLの得点力を上げることに集中。
・週末にTPO(TOEFL Practice Online)を数問やり、解き方、自分の癖を確認。
・試験当日は3,4分を見直しに充てられるペースで進める。
【ライティング】
>independent
・5点を目指せる回答を作って添削を受け、添削を受けたものを音読して暗記しました。
※1時間以上かけて回答を作成してから添削を受けてました。
※暗記したモデルアンサーは5つ程度
※)葛山先生から「多様な表現を入れた方がいい」というアドバイスを受け、 「仮定法過去完了」「倒置」「比較」「分詞構文」など、多様な表現をモデルアンサー意識的に入れてました。
・試験当日は、暗記したものから使えそうなのを適宜加工しながら高速で打ち込み、ラスト5分で見直しました。
※)文字数は400字~500字です。
>integrated
・普段は勉強せず。
・試験当日の朝にテンプレを復習。
・試験当日の方針として、「文章の内容は1センテンスのみに留め、残りの時間を使って、とにかく聞き取れたことを全て、 打ち込み、2分で見直す」という方針にしたところ、25以上の点数が出やすくなりました。
※)文字数は230字程度。
【スピーキング】
・勉強内容は93→101の時と同様。
・ただし、前述の通り、本番での取り組みで以下2点を気を付けた結果、20以上が安定的に取れ、24も出ました。
①落ち着いて、口、舌をちゃんと動かして発音してることを意識する。
②少し遅めに入室し、リスニングのダミー問題の間に、周りのスピーキングの1,2番を聞き、言う内容を固める。
【リスニング】
・講座を全て消化したので、同じ勉強法を先生から紹介頂いたbarronsでつづけました。(セクション3まで)
※)barronsは問題は本番よりやや優しい印象ですが、音声のスピード、レクチャーの難易度は近いと思います。
※)よく言われる、scientific america,やTED等の教材は効率が悪そうなので、使用してません。
【感想】
○リスニング
・webtoeflで一番に役に立ちました。
教材の質、量、勉強方法に関するアドバイス全てが役に立ちました。
・他の方も指摘されてますが、もう少しレベルの高いコースを用意して、30点を確実に狙えるよう 特訓できれば、よりいいのではないかと思います。
○W
・integratedはテンプレートは秀逸でした。文字数が少ないのでは、より具体例の記述に時間をさけます。
・independentは、後半、文法の指摘だけでなく、中身が適切かもコメントがついたので助かりました。
・93→101の時期は、書いただけでほとんど復習してなかったので25以上伸びない時期が続きましたが、葛山先生から モデルアンサーを音読することをアドバイスされ、暗記するまで音読してたところ、25以上が出るようになりました。
○R
・ブログに葛山先生のブログに記載のある「意味を理解しながら、スラスラ読める」状態になるまで同じ文章を読む」という方法は、GMAT移行後も続けましたが、非常に効果があったように思います。
○全体的に
・107取れましたが、自分が安定的に取れる点数はR28、L25、S20、W25 T98だと思いますので、回数受けることも重要だと思いました。
・独学でダラダラ勉強する時期がありましたが、明らかに効率が悪かったのが反省です。
・webtoeflを受講してから、リスニングしかほぼ勉強してなかったため、他のパートが中々安定しませんでしたが、 前半でリスニング力を高めてなければ、年末にWとSでスパートをかけても点数が伸び悩んだと思うので、結果的には良かったと思ってます。
・「TOEFLに必要な文法を効果的に復習できる講座」もあればいいのではと思いました。というのも、GMATのSCを勉強してから、明らかにRで読み易くなり、Lでは聞き取れたけど理解できないということが減り,Wでも複雑な構文を使ってもミスしなくなりましたので、高得点を狙ううえで、一定の文法を復習することは重要と感じます。
以上。
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Yさんからは、Listeningでの「もう少し高いレベルのコース」と「TOEFLに必要な文法を効果的に復習できる講座」を提案いただいています。
Listeningのもう少し高いレベルのコース関してですが、「レベル」としては、現在演習用で用意しているOGコースで十分と考えています。
OG問題の多くは過去に本試験で出題された問題ですし、特に、現在のOGは4th Editionになり、過去に出題された問題が1セット文追加されたため、問題全体の難易度は本試験とほぼ同じと言えます。
これまで、受講生の方から学習におけるご相談をいただいた際、Listeningで22-23以上のスコアが取れるくらいに方には、Barron’sのListeningの問題への取り組みをお勧めしていました。
(そのレベルに到達していない方には、DeltaのSix Practice Testsへの取り組みを紹介しています)
Barron’sは市販の問題集の中では、本試験の問題の問題に一番近いといえるため、OGの本試験レベルの問題を通してさらに解法と学習法を着実に身につけたあと、取り組むべきものと考えています。
しかし、最近は Official TOEFL iBT Tests
(上記のリンクは日本のAmazonへのものですが、アメリカのAmazonやETSから直接購入したほうが早く届きます。私は12/10に日本のAmazon、アメリカのAmazon、ETSの3箇所に対して注文をしましたが、12/14にアメリカのAmazon、ETSからのものが届いています。12/17夜現在、日本のAmazonからのものはまだ届いていません。現在は「1-3週間以内に発送」と表示されています)
が発売されたため、この本を使って演習を行うこともできるようになりました。
このOfficial TOEFL iBT TestsのListening、Reading問題は、解答のみで、解説がないので、問題解法が身についた後に取り組むべき問題集と言えます。
ウェブトフルでは、現在提供している「Official Guide 8 Day演習コース」の後に取り組むべき、更なる演習用コースとして、この教材の利用を検討しています。
Official TOEFL iBT Testsに対しては、ツイッターで、掲載されている5セットの問題の出自などを書いていますが、この教材に関してまとめたものを近々ブログ投稿します。
続いて「TOEFLに必要な文法」を学べるコースについてですが、文法に特化したコースの開講は少なくともここ1年内に行う予定はありません。
今のところ、文法は、Listening, Reading, Speaking, Writingという4セクションそれぞれのコースの中で、そのセクションの理解やアウトプットに求められる文法を説明していけばよいかと考えています。
また実際に、これまでListening問題、Reading問題にでてきた難しめの文法については、授業や単語リストの中で解説してきました。
現在、Day2-4を開発中のInDependent Writing 4 Dayコースでは、仮定法をDay 3、冠詞をDay4で、その用法を演習を交えて説明しますが、倒置、過去完了などのその他の文法項目においても、文法の説明をより充実させることにいたします。
ただ、将来、TOEFLの問題理解やアウトプットに必要な文法項目をまとめて解説し、多くの演習を積むようなコースを提供してもよいのかなとも考えています。
Yさん、詳細なご報告だけでなく、コースのご提案までいただき、ありがとうございました!
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