【再掲】TOEFL Reading対策として背景知識を向上させるには何をしたらよい?
以下、過去記事の再掲です。
先日、受講生の方から、以下のような内容のご質問をいただきました。
その方にはすでに回答済みですが、同じように悩んでいる方もいらっしゃるかと思い、ブログ記事として書くことにします。
Readingのスコアアップ対策として、苦手とする学問分野の背景知識を培うためにWikipediaなどを読むことが一般的に勧められることが多いようだが、そのような学習法はどうか?
例えば、古代都市の歴史に関する内容で、知らない都市の名前が次から次へと出てくると、今読んでいる箇所の都市名らしきものが新たに出てきたものか、それとも以前に記述されていたものなのか分からなくなり、読みにくい。結果、問題解答に時間がかかるため、他の問題にかけるべき時間が短くなってしまう。苦手な分野での単語力や背景知識向上のために何か勧めることはあるか?
背景知識があまりない内容を読むと理解しにくいのは確かです。
例えば、日本の地理に関してまったく知らない人が、北海道、四国、九州、それぞれに関して説明を受けても、分かりにくいであろうというのはイメージできるかと思います。
(皆さん、アメリカの州のワイオミング、ウィスコンシン、オハイオ、バーモントに関して、地図を見ることなく説明を受けて、十分に理解できる自信がありますか?)
問題のトピックに関連することをもともと知っていれば、有利になります。
私がお勧めする背景知識の向上方法は、多くのTOEFL Listening、Reading問題に取り組むこと。問題演習を通して様々なトピックに対する背景知識を培えるだけではなく、単語力や解法を磨くことができます。
背景知識の向上方法に関しては、以前に書いていますので、以下をご覧ください。
確かに背景知識があれば有利にはなりますが、TOEFLの問題は専門的な背景知識がなくても、そこで使われている表現を理解できていれば正解にたどり着けるように作られています。背景知識よりも、単語力・英文処理速度・文法力・解答力の向上の方がスコアアップに有効です。
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