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Listeningでは1題、レクチャーですごく難しい問題が出題される?

ウェブトフル受講生のHさんから以下のご質問を受けました。

ご質問の内容は

Listeningセクションでは「毎回1問だけは難しいレクチャーが入り込んでいる」か?

Hさんから、いただいた質問メール全文の掲載の許可をいただいたので、ブログ上でご質問に回答させていただきます。
Hさん、文面の掲載に快諾いただき、ありがとうございます。

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11/17の3回目のTOEFLの結果が出ました。

一点悩ましいことがあるため、相談させていただけますでしょうか。

前回及び今回とも、Listeningにて(3セット9問中)1レクチャーだけ、全く内容がわからないものがありました。
問題の設問は前回はBotanyの話で、今回はArchaeologyでした。

それ以外の問題は、Conversationはほぼできていると思いますし、Lectureも理解度70−80%、点数も各4/6〜5/6程度かと思います。
しかし、Lecture 1つだけ理解度0〜10%なのです。

理解できない理由は、
・専門用語や、聞き慣れない地名・種名などが多発され、迷子になってしまう
・そのせいもあり、前後の文章もほとんどわからない
・次の文をなんとか気を取り直して聞こうとするものの、またわからない。の繰り返し。
・結果、設問を見ても、全く手がかりになるものを聞き取れて(メモできて)いない。
・さすがに消去法だけでは限界があり、全滅。

という状況です。

これは単純に実力のベースがまだ低いということだけでしょうか?
それとも、毎回1問だけは難しいレクチャーが入り込んでいるなどあるのでしょうか?

お忙しい所申し訳ありませんが、アドバイスいただければ幸いです。

参考までに、これまでのスコアを下記に記載させていただきます。

date R L S W T
2013/08/25 19 14 19 20 72
8/25 WebTOEFL Listening18Daysコース開始
2013/09/28 23 17 17 20 77
11/3 WebTOEFL ListeningOGコース開始、Reading18Daysコース開始
2013/11/17 23 21 19 21 84

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Hさんがこのような感想を持たれた最近の試験のListeningスコアは21。
Listening 21の場合、9問前後の間違い(74%ほどの正解率)。

仮にHさんが感じられたように1つのレクチャーの6問が「全滅」なら、残りの問題では3問くらいしか間違っていないことになります。

Listeningセクションは、Conversation 2題(1題につき5問)、Lecture 4題(1題につき6問)の全34問。

難しいと感じたLectureを除く、残りのConversation 2題、Lecture 3題(全28問)で3問しか間違っていないとすると、そこでの正解率は89%になります。

Hさんのこれまでのスコアから判断すると、難しいと感じたレクチャー以外の正解率がそこまで高いとは考えにくいので、私の推測としては「全滅」と感じられた問題でも多分、2問くらいは正解していたはずです。
(基本、4択の選択肢の問題なので、自信がなくても3分の1くらいは正解できた可能性は高いですし)

とは言っても、Hさんにとって1題のレクチャーが他の問題と比べて極めて難しかったのは事実。

結論から申し上げます。

1題のレクチャーが他の問題と比べて「極めて」難しく作られているということはありません。

しかし、Hさんのように感じる方がいらっしゃるのは当然と言えます。

試験を作成する際、基本的にはその試験内に様々な難易度の問題が含まれるように設計されます。

採点に換算されるレクチャーは4題なので、その4題の中には、正解率の高いもの、正解率の低いものが存在します。

よって受験者の中には、4題すべてが難しいと感じる人もいれば、4題すべてが易しいと感じる人もいることになります。

過去のスコアから判断して、Hさんは4題のレクチャーの内、1、 2題は難しい(2問以上の問題で自信を持って解答できない)問題があるレベルと判断します。

最近2回の受験の際は、たまたま1題に対して非常に難しいと感じられたのでしょう。
別の回の受験では、2題に対して難しいと感じられてもおかしくありません。

また誰にとっても、不得意な学術分野の話題というものがあります。
背景知識がない分野がトピックで、話の冒頭の内容が十分に理解できなかった場合、 何を言っているか分からなかったと感じることは十分にありえます。

ということで繰り返しになりますが、1題だけ特に難しく作られているということはありません。

でも本試験を受験した際、非常に難しいと感じる問題にであうことがあるのは誰でも同じです。

どうそのような難しい問題にどう対処するか?

「思っているほど分からない訳ではない」

ことが多いということを意識しましょう。

Hさんは「Lecture 1つだけ理解度0〜10%なのです」と感じられていましたが、おそらくはもっと理解できていたはずです。
またそのように感じられても、再度、同じ問題を聞いてみたら、結構理解できた可能性が高いと推測します。

皆さんもそんな経験ありませんか?

「問題集の問題を最初に聞いた時には、何の話か全然分からなかったが、問題を解く前に、再度その問題を聞いてみたら、それなりにできた」ということが。

「分かる」と「分からない」の差は紙一重であることが多いのです。

ちょっと集中してみたり、慌てながら聞くのをやめることで大幅に理解度が上がることはよくあります。

また話の冒頭の内容が分からなくても、その後少しでも食いついて理解しようとすれば、4択の中では正解と思われるものが選べることもあります。

問題がどんなに難しくても、諦めない。慌てない。焦らないこと。

仮に理解度が10%くらいと感じられた場合でも、実際は30%くらいの理解度であったりするものです。

また実際に10%の理解度であったとしても、諦めず、慌てず、焦らずに、20%くらい理解できるように集中しましょう。

そのちょっとした差が、正解を1問増やすことにつながります。

そして、正解を1問増やせれば、1点スコアが上がるのがTOEFLのListeningセクションです。

Hさんのこれまでのスコアから実力を判断して、本試験においてListeningのレクチャーに限らず、非常に難しい問題と思うものに出会っても当然です。

多くの問題に取り組み、背景知識、単語力、音声認識力、英文処理速度などを高めていけば、そのような問題に出会うことはなくなっていきます。
(実力の向上につれて、難しい問題を難しいと思わなくなっていきます)

本試験において、非常に難しいと感じる問題に出会っても、諦めない、慌てない、焦らないこと。
Listeningのレクチャーなら、main ideaを問う最初の問題以外は、レクチャーの一部の内容が理解できていれば正解できます。
全体の理解が20-30%であっても、設問で問われた一部の箇所が80%くらい理解できていれば正解にたどり着けるものです。

また「非常に難しい」と感じるのは実力不足のせいであり、引き続き、取り組みが必要であるとうことを表しています。
まだ実力が足りないと考え、今日、明日、明後日の取り組みのモチベーションにつなげてください。

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