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ブログのコメント欄にいただいたご相談に回答します その1

一昨日の投稿

 

» 【再掲載】メールでの学習相談・問題への質問、ご遠慮なく

 

掲載後、ブログのコメント欄とメールでウェブトフルの受講生でない方々からご相談をいただくようになりました。

 

まず改めて明確にしたいのですが、学習相談は「受講生の方」に限定させていただいています。
現状、受講生の方々のサポートで手一杯であり、そうでない方をサポートする余裕はありません。

 

また私が「受講生でない方への『個別の』アドバイスは効果的なものにならない」と考えているのも理由になります。
アドバイスが有効でなければ、行う意味はありません。
コースの中でお伝えしているのは膨大な情報量です。
それと同じような効果をコース受講を前提としてない方に望むことはできません。

 

とはいえ、セクション別の目標スコア獲得戦略くらいでしたら、ブログの読者の方にもアドバイスできます。
ということで、ブログのコメント欄にいただいた以下のご相談に対して、できる範囲で回答をします。

 

葛山先生、こんにちは。よく拝見させていただいております。
大学2回生です。交換留学のために9月までに72点を取りたい状況なのですが、前回よりも点数が下がりどのように対策をすればいいのかわかりません。
2019年3月9日 R10 L16 S14 W14 T54
2019年5月19日 R2 L11 S14 W16 T43
リーディングがすごく苦手です。制限時間に間に合わないことが多いです。しかし、5月に受けたテストはかなり自信があったのですが2点…。web toeflを申し込もうと考えています。やはり数がモノをいうのでしょうか。
英検2級を高校2年生の時に取得し、toeicは2019年1月に525点でした。

 

過去のスコアから判断する目標スコア72の構成は

 

R 17、L 20、S 15、W 20 あたり。

 

Reading 10, 2 → 17
Listening 16, 11 → 20
Speaking 14 → 15
Writing 14, 16 → 20

 

のアップが求められます。

 

このような方にはListening → Reading → Writing の順に取り組みの分量を増やしていくことをお勧めします。
(WebTOEFLのコースを受講される場合は、このセクションの順に進められるのがいいでしょう)

 

Speakingはほぼ変わりなし。
Speakingは回答時間の最後まで話し続けることができればだいたい評価点2が取れるものであり、すべてのタスクで評価点2なら15点になる可能性が高いと言えます。
SpeakingはOfficial Guideの問題に取り組んで回答に少し慣れるくらいでも十分でしょう。
Speaking対策をしないことにより、残りの3セクションに取り組む時間の増加を狙います。

 

ただ8月以降、Speakingセクションは4つのタスク(現在のTask 2, 3, 4, 6)に減るので、8月からはその4つのタスクの対する準備だけしておけばよくなります。
スコアの基準はほとんど変わらないはずですが、どこかのタスクひとつで失敗した場合の影響力は7月までの6タスクのときよりも大きいと推測されます。

 

上では、Readingスコアの方が低いにもかかわらず、Listening対策からのスタートをお勧めしました。

 

その理由は以下の通り。

 

Listening問題内の単語や内容の方がより易しく、理解しやすい。
(よってListening対策がReading対策開始のよい準備になる)
Listeningの方が伸び悩みに苦労して、スコアアップに時間がかかる人が多い

 

Listeningの方がより得意ということであっても、ベストは16点ですし、Listening力は大幅に伸ばす必要があります。
またReading 2, 10の方がReading対策を先に始めると、パッセージ内容の理解に時間がかかり、効率的に取り組むのは難しいと言えます。

 

Listening → Reading、またはListening →  Listening対策を継続しながらもReading対策と並行

 

という流れで、Listening、Reading対策を進め、まずはRL合計 35を目指しましょう。
そしてRL合計が35くらいになったら、W対策を開始するのがいいでしょう。
(毎日数時間の学習時間が取れるなら、Listening、Reading、Writing対策を並行して進めてもOKです)

 

Writingはこれまで評価点2を取っている感じですが、評価点3が取れるようになると20点が獲得できる可能性が高くなります。
Writingでの評価点3は適切な対策を行っていれば獲得は難しくありません。

 

ということで、いただいたご相談に対する72点獲得にあたっての各セクションのスコア獲得戦略を書きましたが、72点獲得の一般的な戦略に関しては以前に書いていますので、以下を参考にしてください。

 

»「大学入試、脱『受験英語』へ … TOEFLなど利用拡大」について その1 … 72点獲得へのスコア戦略

 

> リーディングがすごく苦手です。制限時間に間に合わないことが多いです。しかし、5月に受けたテストはかなり自信があったのですが2点…。web toeflを申し込もうと考えています。やはり数がモノをいうのでしょうか。

 

「数がモノを言う」とは考えません。
しかし大幅なスコアアップを達成するには、かなりの数の問題に取り組むことが求められます。
とはいえ、単に多くの問題に取り組めばスコアが上がるとも考えません。

 

その理由は以下のブログ記事からご確認ください。

 

» 失敗しやすいTOEFL対策 その3「とにかく問題を多く解けばよいと思っている」

 

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