【再掲】TOEFL Writing:Independentタスクで3択の問題が出題されたら、どのような内容を書いたらよいか?
以下、過去記事の再掲です。
オンラインTOEFL対策コース「トフレ!」の受講生の方から以下の内容のご質問をいただきました。同じような疑問を持っている方もいらっしゃるでしょうし、今後同様のご質問をいただいたらこの記事のリンクを送ればいいようにするためこちらで詳しく回答することにします。
Independent Writingで3択から選ぶ問題が出題されたら、どのような構成にすればよいか?
例えば、A, B, C 3つから1つを選ぶ問題でAにする場合、
① Aを支持、Bを否定、Cを否定 という構成で3つのボディパラグラフを書くべきか。
② Aを支持する内容を、Agree/Disagreeと同様に、2つか3つのボディパラグラフで書けばよいか。
先に結論を書きます。
3択の問題だからと特別な書き方をする必要はありません。
以下の問題で考えましょう。ここでは元の問題を日本語に訳しています。
学生が新しい友だちを作るのに一番よい方法は以下のどれか?
1.スポーツチームに入ること
2.地域活動のためにボランティア活動をすること
3.旅行
① Aを支持、Bを否定、Cを否定 という構成で3つのボディパラグラフを書くべきか。
例えば「スポーツチームに入ること」を支持するとして、
第1ボディパラグラフでスポーツチームに入ると友だちを作りやすい理由
第2ボディパラグラフで、ボランティア活動では友だちを作りにくい理由
第3ボディパラグラフで、旅行では友だちを作りにくい理由
に基づいて展開しても、もちろんOKです。
ただ30分間という制限時間では、選択しなかった残りの2つに対して2つの段落で否定的な内容を書くのは厳しいという方が多いでしょう。
(ボランティア活動と旅行に対する否定的な内容を1つの段落にまとめてもいいですが)
ということで、
② Aを支持する内容を、Agree/Disagreeと同様に、2つか3つのボディパラグラフで書けばよいか。
で書ければ十分です。これでも5点が取れます。3択だからと構える必要は一切ありません。
例えば、
学生が新しい友だちを作るのに一番よい方法は以下のどちらか?
1.スポーツチームに入ること
2.地域活動のためにボランティア活動をすること
という2択の問題は
学生が新しい友だちを作るのに、スポーツチームに入ることは地域活動のためにボランティア活動をすることよりもよい。
というAgree/Disagreeの問題と尋ねていることは同じです。
単に自分の主張を述べる際に、
I agree/disagree with the statement that …
と書くのではなく、
I think ◯◯ is better …
In my opinion, ◯◯ is better …
などと。そして、3択なら
I think ◯◯ is the best …
In my opinion, ◯◯ is the best …
などと書けばOKです。
では、スポーツチームを選ぶとして、ボディパラグラフにおいてはボランティア活動や旅行と比較して、よりよいことをアピールしたほうがいいのか?
これはできたら比べたほうが説得力が増しますね。
例えば、
「スポーツチームだといつも同じチームメートと過ごす時間が長いから、友達になりやすい」
という理由で展開する際、
「ボランティア活動には様々な種類があるのでいつも同じメンバーと一緒にいるわけではない」
とボランティア活動と比較して、スポーツチームの優位性を主張できます。
しかしボランティア活動や旅行と直接比べることなく、友だちづくりにおけるスポーツチームの利点を個人的な具体例を用いてサポートしてもOKであり、そのような展開でも十分に5獲得が狙えます。
結論としては、3択だからと難しく考える必要はありません。
3択の方が2つのどちらかではなく3つの中から選べるので、書きやすいこともあります。
ということで、3択の問題が出題されても慌てる必要はまったくありません。
上記は、TOEFL試験のWritingセクションの現役採点官との話し合いと報告に基づいたものなので信用してください。満点である評価点5獲得を意識した内容になっていますが、評価点4を狙う場合においても、当然、同様になります。
コメント