北米・欧州などでTOEFL本試験が自宅から受験できるようになります。日本は?
新型コロナウィルスの世界的蔓延が止まりません。
現時点(3/23、18:00)では、3月末または4月初まで中国を初め、ヨーロッパ、中南米の国々でTOEFL試験の受験が延期されています。
そのような状況を受け、ETSから自宅でTOEFL本試験が受けられるようになるとの発表がありました。
今から4時間後くらいで(UTC[協定世界時= イギリス時間] 13:00)、指定の国で3/26からの受験が可能になります。
» ETS Testing Updates due to COVID-19
家で受けるTOEFLは、テストセンターで受ける試験と同じ(identical)とのこと。
受験中、自分のPCを通して試験監督官にモニターされます。
今のところ、このTOEFL iBT Special Home Editionが受けられるのは以下の国々・地域に限られています。
アメリカ合衆国、カナダ、コロンビア、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、香港、マカオ
(ここに中国は含まれていません)
追記:4/2から日本でも受けられるようになりました
受験における注意点で主なものをいくつか取り上げます。
1.Windows PCのみ可能。Macはダメ。デスクトップ、ラップトップはどちらでも。
追記:その後、Macでも受験できるようになりました。
2.ヘッドセット・イヤフォンは使えない。PC内蔵または外付けのスピーカーが必要。
3.ヘッドセットについたマイクは使えない。PC内蔵または外付けのマイクが必要。
4.PC内蔵または外付けのカメラが必要。
5.試験中、誰も入ってこない部屋で受験。
6.公園、インターネットカフェ、レストランなどの公共の場所では受けられない。
(個室のネカフェはどうなんでしょう。多分ダメか?)
7.普通の椅子に着席して受験。ベッドやソファなどはダメ。
8.髪の毛などで耳が隠れてはいけない。
また試験中のメモ取りに関しては細かい規定があります。
紙にメモを取ってはいけない。
メモを取るなら、以下のいずれか:
① ホワイトボードとマーカー(Whiteboard with erasable marker)
② 透明のシートで覆われた紙とマーカー(Paper with transparent sheet protector and erasable marker)
試験終了後、試験監督官に見えるようにすべてのメモを消す。
②は、紙を挟んだ透明なクリアファイルにマーカーで書く感じでしょうか。やってみました。
ホワイトボードにも書いてみたのですが、すごく書きづらいです。
もっと細く書けるマーカーがあると書きやすそう。文字が大きいとメモ取りに時間がかかるので。
すでに試験予約が入っている人がSpecial Home Editionを受けるには、リスケの連絡を TOEFL Services にしろとのこと。
またこの自宅で受けるTOEFLは、自分のTOEFLアカウントから申し込みをしたあと、ProctorU(試験監督のシステム)からメールが届き、そこでの情報に基づいてProctorUのアカウントで受験日時を決定するという流れになります。
上記内容について詳しくは以下からご確認ください。
» TOEFL iBT® Special Home Edition
このTOEFLのHome Edition、幸いにして日本では受けられません。
これが受けられるようになるときは、Covid-19の感染者が非常に多くなっている状況でしょうから。
上記の国では可能な自宅でのTOEFL受験、メモが取りにくいことを除いては、周りの雑音がない環境で使い慣れた自分のPCを使って受けるのは快適かもしれません。
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