Writingで20を取るためのIndependent Task戦略 ~ TOEFL iBTで80点を取るためのスコア戦略(その8)
以前の投稿の
Writingで20を取るためのIndependent Task戦略 ~ iBTで80点を取るためのTOEFLスコア戦略(その7)
にて、TOEFL iBT Writingでは、
採点官の印象として、エッセイがだいたい
「お題に対してちゃんと回答し、どこが説明で、どこが例示で、どこ詳細か読み手が混乱することなく」、
「話の展開が分かりやすくまとまっていて」、
「文構造や単語のミスが多くない」
なら、3点を取れる可能性が極めて高くなります。
と書きました。
実は、4点獲得においても同じことが言えます。
では3点と4点の違いは何かと言うと、これは
4点のエッセイは、3点のエッセイと比べて、
「よりちゃんとお題に対して回答している」
「より適切な説明、例示、詳細が使われている」
「話の展開がより分かりやすくまとまっている」
「文構造や単語のミスがより少ない」
と言えます。
「そんなの3点のポイントに比べて『より』ってつけているだけじゃないか」というブーイングの声が聞こえてきそうですが、でも実はそうなんです。
ここで大切なのは、先ほどのポイントの1つとして、
「難しい単語や複雑な構文を使っている」
と私が書いていないことです。
4点を狙って、慣れていない難解な単語や複雑な構文を使用し、かえってミスの多い、分かりにくいエッセイになってしまう
ということがよくあります。
そういうエッセイを非常に多く見てきました。また、
表現が高尚でも、ミスが多い、分かりにくいエッセイは高得点になりにくい
のです。
エッセイの採点官は、皆さんのエッセイの分かりにくいところを一所懸命分かろうとはしてくれません。
なぜなら彼らの仕事は、目の前のPC画面上に表示されているエッセイに、5, 4, 3, 2, 1, 0いずれかのスコアをつけるだけだからです。
分かりにくい場合、もう一度前に戻って読みなおしてくれはしないでしょう。
採点官は、目の前のエッセイを3点か4点にするかによって、そのエッセイを書いた人の人生が大きく変わってくるとは思ってはいません(きっと)。
以前にお見せした3点のエッセイは、筆者の主張が極めて分かりにくいところがありましたが、皆さんはその分かりにくい箇所を懸命に理解しようと努めましたか?
「なんとなく分かりにくいな」という印象だけもって、その分かりにくい箇所を飛ばした人は多いはずです。
よって大切なのは、
読み手である採点官にとって、話の展開、道筋が分かりやすいエッセイを書く
こと。また前回お話したことですが、
ミスの多い、印象の悪いエッセイにならないようにする。
そのために、自信のない表現や用法、文法構造を避け、間違いがないと思うものを選択することを心がけましょう。
あの3点のエッセイサンプルを4点レベルにするために、全体的に単語の難易度を上げる必要はありません。単語の難易度はそのままでも、よりシンプルで分かりやすい、エラーの少ないエッセイになれば4点獲得は可能です。
ましてや3点、Writingは20点で十分ということであるのなら、中学3年生、高校1年生レベルの単語レベルで全く問題ありません(4点もですが)。
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