100へのスコア戦略 (3か月でスコアアップ その5)
昨日の投稿で、TOEFL iBTで109を取るには、どのくらいの回答のレベルが求められるのかについて書きました。
「OK。分かったゾ。今の俺は75点だけど、要はすべてのセクションで満点を目指すように頑張ればいいんだな。全セクションを頑張ろう!」
と思われた方、ちょっと待ってください!
TOEFL iBT 75の実力の人が、いきなり109を目指すのは、非効率な学習につながります。
ちゃんと段階を踏んでスコアを上げていかなければなりません。
では、75(R 19, L 17, S 17, W 22)の人がまず目指すべきスコアはいくつか?
以前の投稿で、「70点台の人はまず+15が目標」と書きました。
75ですから、まずは90獲得が目標になります。
90になったら、90点以上は+5が目標になるため、
75 → 90 → 95 → 100 → 105 → 109
という感じで、段階的なスコアの実力のアップを狙います。
サブスコアも含めると、100までは以下のようになります。
75 (R 19, L 17, S 17, W 22)
↓
90 (R 26, L 25, S 17, W 22) [Rで7アップ、Lで8アップ]
↓
95 (R 28, L 27, S 17, W 22) [Rで2アップ、Lで2アップ]
↓
100(R 28, L 27, S 20, W 25) [Sで3アップ、Wで3アップ]
これらのサブスコア提示から、私が言いたいことは、
75(R 19, L 17, S 17, W 22)の人は、アウトプット(S、W)の基盤ができている。
(理由:Sで2平均の15以上、Wで3平均の20以上が取れている。)
100獲得には、RとL合計で55以上が欲しいところ。
R 19、L 17からR 28、L 27にするには、Rで+9、Lで+10と大幅なアップが必要。
まずはRとLの対策に集中することによって、学習の効率を上げる。
インプットのスキルであるRとLは、アウトプットのスキル(SとW)に比べ、集中的な学習から離れても実力を維持しやすい。
RとLの力が十分に備わっていない段階でSやWを始めても、Integratedで、R、Lの理解が浅くなり、結果S、Wの学習の効率が悪くなる。
S、Wの対策は、90(R 26, L 25, S 17, W 22)くらいになってから始める、又は学習時間の比率を増やす。
95(R 28, L 27, S 17, W 22)あたりに到達したら、R、Lは慣れを持続する程度にとどめ、学習時間の大半をSとW対策に向ける。
今回は、75(R 19, L 17, S 17, W 22)→ 100(R 28, L 27, S 20, W 25)までとし、続きの109までのスコア戦略は次回に書く予定です。
このように100点までのスコア獲得戦略を明確化することで、たとえ109まで行かなくても、100が取れていれば、トップと呼ばれる大学・大学院に出願が可能になります。
このブログの読者の方は皆、忙しい日常の中でTOEFL学習の時間の確保に苦労しているはずです。
学習の効果・効率を上げるためにも、すべてのセクションを同時期に均等に学習するのではなく、重点的に学習するセクションを選択し、明確な目標スコアを意識しながら取り組みましょう。
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