1か月間で何をする?(3か月でスコアアップ その8)
前回の投稿で、「3か月でスコアアップするためには、まずこの1か月の取り組みが大切だ。1か月ごとに、実力の向上をチェックし、次の取り組みへのモチベーションを高めよう」と書きました。
その1か月の間に何をすべきか?
まずは、重点的に取り組むセクションを決める。
1つでも2つでも結構です。
セクションの選択は、現在のスコアと、当面の目標スコアによって決まります。
ただ、最終的に100獲得を目指す場合、80-90くらいまではReading、Listeningを中心に取り組む方がいいでしょう。
では、何に取り組むか?
Reading、Listeningでは洋書の問題集を1冊選び、それをどんどん進めていくことをお勧めします。
もちろん、Official Guideも有効です。
教材の選択において大切なのは、「質と量」。
特に量を意識してください。
90のスタートから100を目指すなら、Official Guideだけでも十分と言えますが、通常、大幅なスコアアップのためには、より多くの量が必要です。
量をこなすことによって、多くの単語の意味を確認でき、英文理解への慣れとスピードを養い、様々なトピックに対する背景知識を身につけることができます。
1か月間、到達すべき当面の目標スコアを意識しながら進めましょう。
当面の目標スコアは、通常1か月で達成するにはかなり高い目標になります。
でも、1か月で到達しなくてもいいのです。
高い目標があるからこそ、日々緊張感をもって取り組めます。
1か月後にスコアアップの結果が出れば次につながります。
2か月後、3ヶ月後に達成できれば、次の段階へと進められます。
では、どれだけの量が必要か?
1か月で1冊を終えることを目標としましょう。
1か月で全部終わらなくても問題ありません。
問題を消化しながら進めれば、半分まででも確実に実力の向上が感じられるはずです。
ウェブトフルListening 18 dayコースでは、教材Delta(Delta’s Key to the Next Generation TOEFL Test, Advanced Skill PracticeのListening分冊)を使用しています。
この教材は問題の傾向と難易度が本試験に近く、また特にスピーカーの話すスピードが本試験に近いという質の良さを誇りながらも、問題数として、99題のパッセージと318問の設問があり、「量と質」ともにカバーすることができます。
教材選択だけではなく、TOEFL対策の取り組みにおいても「質と量」は意識しなければなりません。
「質」の高い学習を行えるだけの体力・集中力を保てているか?
「量」を多くこなせるだけの学習時間を確保できているか?
そして、スコアアップのスピードを加速化するためには「質と量」以外にもう1つ考慮しなければならなないポイントがあります。
このもう1つのポイントに関しては、次回の投稿でお話しします。
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